モスキートーン
夏
汗滴る、水の音
勢いある、セミの声
ねぇ、聞いてよ私の声
ひ弱で、か弱くて
消え入りそうだとしてもさ
このうざいほどの羽音は
きっと君にも聞こえているはず
仰ぎ見る、青い音
美しく散る、花火の遺言
ねぇ、聞こえてるんでしょ私の声
泣いたり、笑ったり
怒ったり、喜んだり
もし、この声が
私の最後の音だとしても?
きっと君は気付いちゃくれない、気付かない
君が無視し続ける
いつまでも、いつまでも
会話になんてならない
そんな私の気持ち、
―――モスキートーン。
うーん、ちょっと「ランブル」のいくつか目の詩とシンクロしてるかな?