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星が落ちた空を見上げる者よ  作者: 鳴誠
何も無い黒
5/19

それぞれの想い

今回は少々短い内容となっております

ご了承!


最近はFGOばっかりやってるよ

コバルオンの色違い出ない!!!

貴方は。

いや、又は貴女かもしれない。

そう。君はなんのために武器を取りますか?


自分を守る為に武器を取る。

愛する人の為に武器を取る。

利益の為に武器を取る。

生きる為に武器を取る。


多くの種類があると思う。

それは基本、自分の為か身近で優先順位が高い他人の為にのみその行動をする事が多いと思う。


しかしごく稀に世界や国の為に、見ず知らずの人の為に武器を取るという人が現れる。

それがいわゆる「勇者」と呼ばれる人物なのであろう。

どの種族でも、どんなに強大な力を持つものであろうと。

どうしても自分を捨てる事など出来ないものである。


全知全能の神でさえ、私利私欲の限りを尽くした世界。

そんな歴史をも興味を持たれなくなり衰退し、この星は数度の滅亡を迎えたという。





雨が上がった。

暗く厚い雲は晴れ、星の無い空が広がっているだけ。

誰よりも輝く太陽という存在を知らず、静かに悲しく光る月しか知らない動物達。


我らが地に足をつけているこの世界の名前すら知らずに生き、死んでいく種族に価値は・・・果たしてあるのか?

あると想えばあるとなり、ないと想えばないとなる。

否、真実を知らずのうのうと死ぬものに価値などないのだ。

真実を知り、叡智を知りうる者だけがこの世界を生きるに相応しい。



ある街の屋敷の一部屋。

あるエンブレムが掲げられた部屋に数人の黒服達が豪華な椅子に座り時を待つ。

オレンジ色の丸、そしてその周りを同じオレンジの線が等間隔に並んでいる。

それは天照のような後光が刺すように作られたエンブレム。


「我らは選ばれた」


一人が静寂を破り呟いた。

呟きに反応するように黒服達は口を開く。


「我らは叡智」


「真実を知り」


「この世界を統べる」


「我らが光」


「天照様のお導き」


天照というものが誰かを知りうる者はこの集団を除いてほんの僅かしか居ないだろう。

はるか昔に栄えた国の一つ。

その国のまたはるか昔に居たとされる生き物。

明るい夜しか知らず、朝も昼も知らない世界の住民。


「天照の光のために」


「「「天照の光のために」」」


数人しか知らない世界の理を話し合う会議が始まった。

それは世界を壊す会議となるのか。

はたまた世界を救う会議となるのか。

一刻の時間を刻む時計には何も出来ず、ただただ針を揺らし進むことだけしか許されない。


部屋の外から聞こえる愉快な街の音も。

羽根を持ち空を羽ばたく者が囀りを響かせようとも。

何も変わらない。


ご拝読頂きありがとうございます!

良ければ感想等頂けると励みになります!


周年でFGOやめられないんだけど!?

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