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星が落ちた空を見上げる者よ  作者: 鳴誠
龍の頭を落とす日
16/19

昇り堕ちる龍

カクヨムも始めました

こちらも頑張ろうと思います

けたたましい警報が頭の中で鳴り響く。

その声は重く、ただの言葉だけで膝を着いてしまいそうな。


『初めまして。この世界が選ぶ◼️◼️(??)よ。』


なんだ?

この重さは。この言葉と言う重圧は。

ただ目の前にいるアレは口を開いてもいない。

これは直接頭に話している。

そして周りを見るに俺だけに直接声をかけている。


『あぁ。このレベルの言霊にはまだ耐えられないのですね。少々過剰評価でした。』


お前は・・・なんなんだ?

アマテラスと書かれた紙きれが捨てられていた。

あれがお前なのか?

見た事のない強者の圧と恐怖だ。


『あぁ。私はアマテラス。今はただのアマテラス。過去は()()()()()()()()()()()。』


この・・・世界を?

何を言っている。

この世界はこの目の前にいる女から出来たと言うのか?


簡単に折れてしまいそうな首。

病気のような白さの肌。

照らされれば美しく光ると思う黒く長い髪。


こんな女が世界を?

馬鹿馬鹿しい。

そんなことあるはずがない。

もし、目の前にいるこの女が世界を作ったというのなら。

住んでいる人族、狼、龍。

全てはこの女に作られたことになってしまう。


『私はアマテラス。龍の国を祀られし神。貴方が会った男の神は私の弟達でしょう。』


弟・・・?

あの傲慢なアレが?

そして何故会ったことを知っている?

そこまで神というのは分かるのか?

このレベルの化け物に俺達は目を付けられたのか?


『あぁ。もう時間が近い。貴方はこれから私を祀る宗教集団の輩と戦うことになるでしょう。』


宗教集団・・・?


『あぁ。その集団が鍵なのです。その集団の決断により、世界が滅ぶのか存続するのかの命運が決まってしまう。』


一方的に喋られても体力がゴリゴリ削られていくだけ。

それでもその話を聞かなければいけない気がした。

絶対にこの話は聴き逃してはいけないと。

ただの人間の直感が叫ぶ。


『貴方は勝たなければならない。その力を持ってしまったのだから。』


月の力はそれほどまでに特別なのだ。

それをアルケルが知ることでは無い。

特別という事を知っている物が危ないのだ。

それが世界に近しい者の証明になるのだから。


『龍王には細工をしておきましょう。今の私に出来るのはその程度・・・。』


龍王とは龍の国の王。

それを過去の呼び名ではそう呼称するらしい。

それを知ったのは少々時間が経った頃。

神の目の前で突然倒れたアルケルを運んだ剣城から聞いた話。


思っていたより神は身近に存在していて、思っていたよりも神は人の傍に居た。


そしてあの神は言っていた。

龍王に細工をすると。

それは次の日。


決戦の当日に理解することとなった。

それでもやるしかないのだ。

世界は(アルケル)を求めている。

僕らは世界の()()()()()()()()()()()()()


ご拝読頂きありがとうございました

感想ください(切実)

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