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26.学園へ

今日から学園が再開。

ものすごく緊張するっ…!

どうしよ~。

私、精神年齢は一応大人なんだけど、もう1度高校生とか出来るの…?

いや、出来るはず!

だってアリスは16歳だもの。

こっちで生きてきた16年分の記憶もあることだし、きっと大丈夫なはず…!


「それじゃぁ、みんな気を付けて行ってくるのよ」


そんなことを考えているうちに行く時間になってしまったみたいで、お母様の声で我に返った。


うん、今色々と考えても仕方ない。

学園では平和な生活を送れると信じて行くしかないわね。


「行ってくるよ」


「「行ってきます」」


お兄様、私、リアナは揃って返事をして馬車に乗り込んだ。



――in馬車――


「お兄様、リアナ、私ものすごく緊張してるわ」


「アリス大丈夫?

やっぱりレオが一緒の方がよかったかな?」


実は、レオも一緒に行きたがっていたのだけど、さすがに断ったのよね。

だって、休み明けに婚約者と行くなんて目立つに決まってるもの!

そんなの恥ずかしくて耐えられない!!

というわけで、レオには兄妹で行くからごめんねと謝っておいた。

ものすごく落ち込んでいたけどね…。

そこは、今度また何か作ってプレゼントすることで渋々承諾してもらえたわ。


「いえ、レオがいると余計に緊張するし、きっと目立と思うので…」


「あー…、まぁレオって見た目はすごくいいからねぇ」


そう…。

実は、レオはこれぞ王子!という感じの金髪碧眼なイケメンだったりする。

だから、ものすごく目立つ!

そしてすごくモテる…。

…………チクッ。

ん?何か今胸が変だった…?

気のせい?


「うんうん、レオお義兄様は見た目は完璧ですよね。

お姉様が関わってなかったら中身も完璧なんですけどね…」


「駄目だよ、リアナ。

本当のことを言ったらレオが可哀想じゃないか」


「お兄様も酷いですわよ…?」


「ふふっ…」


「アリス、やっと笑ったね」


「お姉様、朝から顔が強ばってましたよ?」


「2人とも…ありがとう。

大丈夫な気がしてきたわ。

学園生活楽しみましょう!」


「そうだね」


「はいっ!」



――in家――


『あぁーあ、アリス行っちゃったぁ…

暇だなぁ…

神様ー僕暇になっちゃったんだけどぉー!

どーしたらいいー?』


「サロモン…。

お主たまには自分でどうにかせんか…」


『だってぇ、考えるの疲れるー!』


「はぁ…。

お主は精霊じゃろ?

普通の犬にはない力がある」


『え、どんな!?』


「ふっ、聞いて驚くなよ?

お主はなぁ、小さな分身サロモンを産み出せるのじゃ!」


『何言ってるの?』


「とりあえず、“プティリト”と言ってみなさい」


『はーい!

“プティリト”!

………うわっ、何か僕そっくりのすっごく小さいのが出てきた!

しかも虹色の羽があるよ!』


「そいつとは会話も出来るし、そいつは単独行動

も出来る。

そいつをアリスの元へ送ると離れていてもアリスと会話が出来るぞ!」


『神様すっごーい!

ねぇねぇ、小さい僕!

今すぐアリスのとこ行ってきてー』


《OK~》


そう言ってそいつはアリスの後を追いかけて行った。

追い付くかな?


『神様すごいね!

僕の小さいの喋ったね!

ありがと神様!

それじゃーねー!』


「おい、サロモン?

おーい!

あいつ、もうこっちの話全く聞く気がないな。

わし悲しい…

はぁ…」

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