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25.拝啓前世の家族へ②

ついに今日で夏休みは終わり。

明日からはまた学園生活が始まるわ。

お兄様とレオは高等部を卒業したあと隣の敷地にある大学へと進学したし、リアナは同じ建物にある中等部に通っているから、あまり寂しさは感じないわね。

それにしても、また学生生活が始まるとは…。

大学まで卒業して大人になって社会人も主婦も経験したというのに…。

まぁ、学生生活を楽しみましょう!


ということで、お手紙第二段といきましょう。



◇◇◇◇◇◇◇


拝啓


前世の家族へ


お久しぶりです。


前回の手紙のあと、唐揚やクレープ、それに初めて犬用のご飯も作ったんです!

前世でも作ったことなかったですよね。


それに、前お伝えした行商人の奥さんがしているお店に行ってきたんですけど、奥さんの名前がスミレさんといって、出身も海の向こうの島国らしいんです。


それで、そのお店なんですけどすごいんです!

お米やお餅、もちろん味噌や豆腐、それに出汁も売っていたんです!

思わず買っちゃいました!


それで買ってきてすぐ親子丼を作ったんですよ!

すごくおいしかったです。


それと、前回お伝えした婚約者なんですが、あれからお出掛けしたりたくさんお話することが出来ました。

おかげで苦手意識もなくなってきました!


それでですね、今日で夏休みが終わりなんです…。

私夏休みに入ってから記憶が戻ったので、主婦としての記憶を持ったまま学園に行くのは初めてなんです。

なので緊張してしまって…。

みなさんに変に思われたりしないでしょうか?


不安ですが、明日から頑張りますね!

応援していて下さい!!


では、今日の手紙はここまでにしますね。


また何かあれば手紙にしようと思います。


それでは、おやすみなさい。


敬具


アリス=バレンシア


◇◇◇◇◇◇◇



出来ました!

こんな感じでしょうか?

いつか渡せる日が来るといいですね。

それまでは大切に置いておきましょう。


さて、明日から学園生活が始まります。

早く寝ないと、と思ってはいるんですが緊張して寝れません!

困りました…。


『アリス、大丈夫~?』


「あ、サロモン。

実は緊張してなかなか眠れなくて…

前世の記憶が戻ってから初めての学園だから落ち着かなくて」


『大丈夫大丈夫~』


「そんな適当に…」


『もぉ~しょうがないなぁ。

よいしょっと…』


そう言ってサロモンはベッドに上がってアリスの横で丸くなって寝た。


『特別だよ~?

今日は僕が隣に寝てあげるから存分にモフモフを味わって寝てもいいよ~』


「サロモンありがと~!」


そう言ってアリスはサロモンの横で寝るというよりは、サロモンに抱きついて抱き枕のようにして寝ることにした。


『アリス~癒される?』


「えぇ、モフモフは最こ…う………」


言いながらアリスは寝てしまっていた。

余程眠かったのだろう、あっという間だった…。


『え、僕のモフモフパワーすごっ…』

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