23.スミレのお店
さぁ、今日は待ちに待ったポールさんの奥さんがいるお店に行く日です!
本当は教えてもらってすぐ行きたかったんだけど、何だかんだとすることがあって、なかなか行けなかったのよねぇ。
でも、やっと行けるわ!
今日は何も予定が入っていないし早速ジュードを連れて行きましょう!
「ふっふふっふふーん♪」
「お嬢様楽しそうですね」
「それはもう!
今日という日をどれだけ待ち望んだことか」
「そんなに楽しみにしてたんですか?」
「えぇ!
だって、きっと私が欲しいものがたくさんあるわよ!
そしたら、おいしいものがたくさん作れるわよ?」
「それは、間違いなく楽しみですね!」
「でしょ!?
きっと、ジュードが気に入るようなものがたくさん作れるわ!」
「それは、期待大ですね!
それにしても、ぎりぎり夏休み中に行けてよかったですね」
「そうね。
明後日からはまた学園が始まってしまうわね。
そしたら料理はしばらくお預けかしら…」
「お嬢様!
お願いしますっ!
家にいる間になるべくたくさん作ってください~!」
「えぇ、頑張るわ!」
「あ、お嬢様着いたみたいですよ。
行きましょう」
「えぇ」
ここが、お店なのね。
見た目からして和風テイストな建物だわ!
入る前からワクワクしてる…!
「ジュード、早く入りましょう!」
「いらっしゃいませ~!」
「こんにちは。
あの、私…」
「あ、もしかしてアリス様ですか?」
「はい!
ポールさんの奥様ですか?」
「やっぱり。
アリス様のことはポールから聞いております。
私は、ポールの妻のスミレと言います」
あら?何か名前が…
そう思ったのが顔に出ていたのか
「私は海を渡った所にある小さな島国の出身で、アーシェル王国出身ではないんです」
「そうだったのですね。
もしかして、ポールさんが持ってきて下さった商品は全てスミレさんの出身国のものですか?」
「はい、そうです。
お口に合うものはございましたか?」
「えぇ!それはもう!
もっと、色々なものが欲しくて本日はここまで足を運ばせて頂きました!
早速見てもよろしいでしょうか?」
「はい、ぜひご覧になって下さい」
「ありがとうございます!」
うわぁ…!
すごいわ!
私が欲しかったものがたくさんある!
念願のお米があるわ~!!!
あ、お餅もある!
豆腐に味噌に、これは何かしら?
「スミレさん、この黄色っぽい液体は何ですか?」
「これは、出汁と言って、ここにある昆布や鰹節を使って作ったものなんですよ。
この出汁で色々な料理が作れるんですよ?」
なんと!出汁が売ってあるなんて!
私、前世では出汁は作ったりしなかったからどうしようかと思ったんだけど、まさか出汁が売ってあるなんて!
思わぬ収穫だわ!
「スミレさん、これとこれとこれ下さい!
あ、あとこれも!」
「まぁ、こんなにたくさん?
ありがとうございます」
「こちらこそ、ありがとうございます!
また来ますね!」
「はい、お待ちしております」
「よし、ジュード!
早速帰って調理開始よ!!」
「はい、了解です!」
そうして荷物を馬車に積んだあと帰ったのだが、荷物も増えて重くなったはずなのに、なぜか行きよりだいぶ早く帰路に着いたのだった。
こんなに早く着くなんて…。
ジュードったら、一体御者に何を言ったのかしら…。
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