20.プレゼントを用意しよう
私は今、珍しくお兄様と一緒に調理場にいる。
――遡ること数十分前――
この日、昼食を食べ終えて自室で休んでいると珍しくお兄様がやって来た。
「アリス今いい~?」
「はい、どうかしましたか?」
「いやぁ、この前レオとデートに行っただろ?
で、お前からは何も聞いてないけど、お前の顔は楽しかったと物語っていた。
合ってるか?」
「……はい。
楽しかったです」
「そこでだ!
レオの希望でもあったし、アリスの手作り料理をプレゼントするのはどうだ?
別に難しく考える必要はないぞ?
ほら、楽しかったからそのお礼ってことでどうだ?」
「でも、お互いプレゼントはしましたよ…?」
「え、そうなの!?
ん~、じゃぁわざわざいらないかな?
いや、でもなぁ…
アリス、レオのこと嫌いか?」
「いいえ!
前は少し恐かったですけど、この前お出掛けしたときは昔に戻ったみたいで嬉しかったですし、その…かっこよかったです」
「そっか、よかった。
なぁ?俺も何か食べたいし、俺の分を作るついでにってことでも駄目か…?」
「わかりました…。
お兄様がそこまで言うなら…
ちなみに何か食べたいものとかありますか?」
「そうだなぁ…。
いつもみたいに食事系もいいけど、たまにはお菓子とかどうかな?
プレゼントにも良さそうだし」
「わかりました。
何が作れるかは調理場に行ってみたいとわからないですけど…」
「それじゃぁ、今から行こう!」
「えっ?
お兄様も行くんですか?」
「行っちゃ駄目なの?」
「いえ、そういうわけではないんですが…
お兄様が行くなんて珍しいなって」
「僕が言い出したことだし、最後まで見届けないとね!
って言うのは嘘で、本当は一緒に行ったら少しは食べたり出来るかなー?なんて思っちゃったんだよね」
「ふふ、お兄様ったら。
それじゃぁ、一緒に行きましょう?
出来立てを味見することが出来ますよ!」
「やった!
さすがアリス!僕の妹は最高だな」
「褒めても全部はあげませんよ?」
「ちぇっ、わかってるよ」
お兄様って、なんと言うか私より歳上のはずだけど可愛い所があるのよね…。
やっぱりアレかしら。
私が前世を思い出したことで精神年齢が高くなってしまったことが関係してたりする…?
いいような悪いような。
「それじゃぁ、お兄様行きましょう!」
「そうだね、行こうか!」
――これが、数十分前の出来事である――
こうして、私達2人は調理場に訪れたのである。
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