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2.私の家族②

血の繋がった家族のほうが後になってしまいました(。>д<)

「ところで、お母様達はいる?」


「「あっ…!お嬢様が起きたこと伝えてきます!」」


ガチャ!

バタバタ…!


すごい、さすが双子。

完全にシンクロしてたわ。


私の記憶が正しければ確かすべって階段から落ちたんだっけ…?と言っても下のほうから数えたほうが早いぐらいの所からだったけれど…

どれぐらい気を失ってたのかしら?まぁ、きっと長くて数時間ってところよね。

それにしても、そこまで怪我もしてないみたいでよかった。

少し足が痛いけど、それぐらいかしら?


バタバタ…!

ガチャ…!


この感じデジャブ…?


「アリスっ!」

「アリスちゃんっ!」

「アリス~!」

「お姉さまっ!」

「わんっ!」


わぉっ…

サラみたいに突撃してくるわけじゃなくてよかったけど、見目麗しい家族が揃ってると圧がすごい…


家族全員、輝くような濡れ羽色の髪色に、引き込まれるような紫色の瞳、

そして、反対に真っ白な毛色の大きな犬。

これが、我が家の家族の特徴である。


「お父様、お母様、お兄様、リアナ、サロモン、おはようございます。」


「アリスちゃん、大丈夫!?どこも痛かったりしんどかったりしない!?あ、お腹すいたわよね?すぐにっ…」


「お母様、落ち着いてください。

私は大丈夫ですわ。あ、でもお腹はすいたので何か食べたいです…。

数時間しか気を失ってないと思うのですが、すごくお腹が空いてて…」


「アリス、お前は数時間どころか2日間眠っていたのだよ。

とりあえず、まずは食事を用意させよう」


まさか、そんなに眠っていたとは思わず驚いてしまった。

だから、サラも、みんなもあんな反応だったのね。



*******



軽く食事を終えて、一段落ついたあとはまた皆で話し合いとなった。


「アリス、お前は気を失う前に何があったか覚えているか?」


お父様に聞かれた私は少しだけ考えて答えた。


「えぇ。

確か、階段を降りようとしてあと少しというところですべり落ちました」


「そうだ。

お前も、もう16なのだし少しは落ち着いたらどうだ?」


「でも、お父様。

元気なのは良いことだと思うわ」



実はアリス。

前世の記憶は気を失ったことで得たものと思い込んでいるが、実は違う。

幼い頃から、まわりとはどこか違う行動・言動をすることがあった。

所謂、無自覚系転生者である。

そのせいで、まわりよりほんの少しお転婆に育ってしまったのである。


そして、令嬢として過ごしてきた記憶もあるのだが、主婦としての記憶を完全に思い出した今、家事をしなくてはという思いに駆られているのである。


「お父様、私家事をしてみたいですわ」


「お前は………仮にも公爵令嬢だぞ?それに、メイドの仕事を奪ってどうする?」


「あ、そうですよね…。皆の仕事を奪っては駄目よね。

それなら、調理場の端を使って何かを作るのは駄目かしら?邪魔しないように気を付けるから…お願い、お父様っ!」


「…………」


「あなた、これでアリスが落ち着くならいいじゃありませんか」


「わかった…。

ただし、サラかジュードを連れていくように!」


「ありがとう、お父様っ!」

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