18.レオとアリスのデート②
「よし!
それじゃぁ、アリス。
お店の中を見て回ろうか?」
「えぇ!」
そのあと、2人は楽しくお喋りをしながらお店を見てまわり、アリスは家族には色違いのペンを、サラとジュードには大小2つセットの蝶の形のブローチを購入した。
ジュードには少し可愛すぎる気はしたが、双子ならではな感じがして、これ以外考えられなかったのである。
「アリス、みんなのお土産を買ったの?」
「お父様達には色違いのペン、サラとジュードにはブローチを買ったの。
レオは誰かに買ったの?」
「ん?今からだよ。
もう少しだからお店の中で待ってて?」
と言って、レオは店員の所へ向かった。
その隙に、私は急いでもう1つ選んで別の店員の所へ向かった。
「アリス終わったよ。
そろそろお昼だけど…お腹は空いた?」
「少しだけ。
実は、私お店に入る前から気になっていたものがあるんだけど、それでもいいかしら…?」
「いいよ。どれかな?」
そう言いながら2人は外に出ていく。
アリスは、入る前に気になっていたお店を見付けて
「あそこよ!
クレープのお店みたいなの。
行きましょう?」
そうして、アリスはデザート系のクレープを。
レオはおかず系のクレープを買ってベンチに座って食べた。
もう初めの頃の気まずさはなくなっていたので、食べ終わってもお喋りが尽きることはなかった。
ふと気が付くと、食べ終わってだいぶ時間がたっていた。
そろそろ帰らないと…となったタイミングで、レオが小さな袋を渡してきた。
よく見ると先程の小物店の物だ。
「アリス、これもらってくれるかな…?」
「私に…?
開けてもいい?」
「うん、開けてみて?
気に入ってくれるといいんだけど…」
「うわぁ…きれい…」
中を開けるときれいな髪飾りが入っていた。
「貸して?つけてあげる。
うん!すごく似合うよ!
銀色の小さなビーズが星みたいに見えて、それをアリスのきれいな黒い髪に付けると、まるで夜空に浮かぶ星空のようだよ」
「ありがとう…!
すごく嬉しい!!
……あの、実は私もレオに買ったんだけど、もらってくれる?」
「えっ…、僕にも買ってくれたの?
うそ、嬉しい。
ありがとう!
やば、顔がニヤける…(ボソッ)」
「えぇ、レオに似合うと思って」
「カフスボタンだ!
これ、透明な石の中に金色の線で模様が描かれてておしゃれだね。
ありがとう、大切にするね!」
「喜んでもらえてよかった」
2人は顔を見合わせて微笑んだ。
「それじゃぁ、遅くなる前に帰ろっか。
アリス、また僕とデートしてくれる?」
「えぇ、約束するわ」
「ありがとう」
家まで送ってくれたレオと別れて、みんなにお土産を配った。
ジュード以外は純粋に喜んでくれたけど、ジュードだけは喜びつつも複雑そうだった。
そこで、渡す前に考えていた褒めまくり作戦を実行。
お母様やリアナ、サラを巻き込んでジュードにかっこいい!すごく似合う!と褒めて褒めて褒めまくることにした。
案の定、ジュードは絆された。
………単純。
でも、そこがジュードのいい所よね?
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