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15.婚約者再び

9/22 誤字報告ありがとうございました。


    このページの最後部分

   “先程の会話【を】クリスが”に訂正しました。



「ふぁ~、おはようサロモン」


『アリスおはよう!朝だね!眠いね!』


「サロモンは朝から元気そうね。

さて、私は今から身支度をして食堂に行くけどサロモンはどうする?」


『うぅ~ん…僕ここにいるよ~』


「わかったわ」


と、ちょうど話し終わったタイミングでサラとジュードがやってきたので、急いで身支度を終わらせて食堂に行くことに。


ガチャ。

バタンッ……。


ドアを開けて一歩踏み出して中を見たアリスは一歩元に戻ってドアを閉めた。


「ね、ねぇ2人とも…

私何か見えてはいけない人が見えた気がするんだけど…気のせいかしら?それとも私の目がおかしくなったのかしら?」


「いえ、お嬢様。

気のせいではありません」


「お嬢様、大丈夫です。

お嬢様の目はおかしくありません」


サラに続いてジュードにも否定されてしまった。


アリスが恐る恐るもう1度ドアを開けると目の前に顔があった。


「ひっ…!」


無意識に叫んでしまったアリスは決して悪くないだろう…。


「やぁ、アリス。

おはよう。

朝から声も顔も可愛いね」


「レ、レオ…。

おはようございます。

あの、なぜこんな時間に我が家の食堂にいらっしゃるのでしょうか…?」


「え~?僕の可愛い可愛い婚約者に会うのに時間とか場所とか関係ある?ないでしょ?」


――あるに決まってる!――


家族全員の心は一致していた。


「いや、でも、あの…朝食は普通お家で食べるのでは…?」


「それがさぁ?

僕、信じられないことにまだアリスが作った料理食べたことないんだ。

おかしいと思わない?僕、婚約者だよ?」


誰が喋った!?とまわりをキョロキョロするも、みな一様に首を横に振る。


「あのぉ…レオは、そのことを一体誰にお聞きに…?」


「ん?秘密♪」


ゾワッ…!

何か今背中で嫌な気配がっ!!


「そ、そうですか…。

それでは、あの、レオは朝から私の料理を食べるためにここにいるということでしょうか…?」


「そうだよ!

で、アリスが作ったのはどれ?」


レオがテーブルの上を探すので私も一緒に探してみるが、今日は偶然なのかわざとなのかはわからないが、私が作った料理は一切なかった。


「あの、レオ…ごめんなさい。

今日は私が作ったものは出ていないみたい」


そう伝えた瞬間のレオの顔は、とてもじゃないけど見れたものではなかった。

あれを精気の抜けたような顔って言うのでしょうね。

悪いことをしたわ…。


「レオくん。

せっかく来たんだ。

アリスの料理はないが、一緒に朝食を食べよう」


「はい、お義父様…」


「いや、まだお義父様は早いんじゃないかな…?あ、聞いてないみたいだね…」


「レオ~、元気出しなよ。

また作ってもらえばいいじゃないか!

お前達婚約者同士なんだろ?」


「そ、そうよ!

私はレオの婚約者なんだから、いつでも作ってあげるわよ!だから元気出して?」


「婚約者…いつでも…作る…いちゃいちゃ…つまり結婚…!(ボソボソ)

うん、そうだね!

僕達は婚約者同士だもんね!

僕のために作ってくれるよね!」


最初の方は何を言っているのか全然聞こえなかったわ。

でも、まぁ…お兄様と私の言葉で少しは元気になったのかしら?

それなら良かったわ。


「では、みんな食べようか」


この日は、家族に加えレオもいたので、いつも以上に賑やかな食事になった。


食べ終わると、


「アリス~、僕1度帰るね?

じゃぁ、後で迎えに来るから用意しててね~!」


と急いで帰って行った。


迎えって何!?と思ってみんなを見るとなぜかみんな一斉に目を逸らした。


「みんな、何か知ってるわね!?」


「あのね、お姉様。

怒らないで聞いてね?

その…まだお姉様が来てないときにね、レオ様がお姉様と出掛けたいって言って、お母様がOKしちゃったのよ」


「お母様!?」


「いいじゃないの~。

最近お出掛けしてなかったし、それにレオくん嬉しそうだったじゃない?

たまには一緒にお出掛けしたら?」


「………わかったわよ。

準備してくるわ」


「行ってらっしゃ~い」


「サラ、ジュード、行こう…」


「「はい」」


3人で歩いているとサラが聞いてきた。


「お嬢様はレオ様のことがお好きではないのですか…?」


「え、そんなことはないわよ?」


「それでは、なぜそんなに嫌そうなんですか?」


今度はジュードが聞いてきた。


「嫌そう、かしら…」


「「はい、とても」」


この返答にはさすがに私も苦笑いしか出来なかったわね。


「昔はね、お兄様と歳が同じだったのもあって、もう1人お兄様が出来たみたいですごく懐いていたの。

ただ、私が成長すると、私が何も教えたり伝えたりしていないのにこちらのことを把握していたり、急に現れたりするようになっていって…

最初は何でも知っていてくれることも呼んでもいないのに来てくれることも嬉しかったんだけど、何だか少し恐くて…」


「「あぁ~…。

あの人少しズレてますから…」」


「?」


「大丈夫ですよ、お嬢様。

レオ様はお嬢様が嫌がることは絶対にしないと思いますから。

それよりも、お部屋に戻って準備しましょう!」


「そうね…。

うん、準備しなくてはね!

サラお願いね?」


「かしこまりました」


そう言いながら3人は戻って行った。



「これは、なかなか大変だねぇ、レオ?」


その後ろで先程の会話をクリスが聞いていたことは誰も知らなかった。


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