14.アリスとサロモン、時々神様
ただいま就寝前。
アリスは久々の唐揚げに舞い上がり興奮が覚めず、今現在サロモンのモフモフで気持ちを落ち着かせている最中であった。
「あの頃はわからなかったけど、本当贅沢な食生活だったんだろうなぁ。
私主婦だったからある程度料理が出来て、おいしいご飯が食べられているけど、もし料理とか何もしていなかった頃の記憶が戻ってたらどうなってたんだろう…海外に行ったこともあったけど、たった1週間ぐらいで日本食が恋しくなったもんなぁ…」
『あのねぇ、アリス。
きっと、それも全部含めてアリスの運命だったんだと思うな。
それより、僕のモフモフは癒される?』
「運命かぁ…。
もちろんっ!すーーーっごく癒されるわぁ!!!
ずっとこのまま埋もれていたいぐらい」
『えへへ、よかったぁ』
うちの子が可愛すぎるんですけどー!!!
『ねぇねぇアリス、僕もアリスの料理食べてみたいなぁ』
「わかった!
だけど、サロモンは精霊だけど一応犬だから犬用のほうがいいのかな…?」
『ん~、わかんないから神様に聞いてみる!』
「え、神様…!?」
『もしもーし、神様ー?あれ?聞こえないのかな?おーじーさーん!!聞こえる?僕サロモンだよー!』
「え、え、ちょっとサロモンストーップ!!神様にそんな風に話しかけたらだめだよっ!!!」
『大丈夫だよ~。神様ー!』
「サロモンよ、わしを呼んだか」
『あ、おじさん!じゃなくて神様!
あのね、あのね、僕アリスの作ったご飯が食べたいんだけど、アリスが人間と同じでいいのか犬用がいいのかわかんなくて悩んでるんだって!
だから、神様に聞いてみたの~』
「そ、そんなことで…。
はぁ、サロモン。結論から言うとお主は何を食べても良い。ただ、元々は普通の犬だったのもあるし、犬用の方がお主の身体には合うじゃろう」
『は~い!わかった!
じゃぁまったね~!』
「…………………サロモン、終わった…?」
『うん!どっちでもいいって!でも、えっと、僕は元々犬だったから、犬用のほうが身体には合うって言ってた!
アリスは、神様の声聞こえなかったの?』
「う、うん…。
私にはサロモンが1人で喋ってるように聞こえたわ」
『そぉなんだ~。
ねぇねぇ、アリス!僕のご飯作って!』
「わかったわ。
材料揃えて今度サロモン用を作るね」
『わーい!』
ところで、普通精霊の上司みたいな人って精霊王とかじゃないのかしら?
この世界は、精霊王とかが存在しない?
それとも、途中から精霊になったサロモンが特別枠とかかしら…?
まぁ、どっちにしろ私には会話も出来ないし姿形も見えないし関係ないかしらね。
とりあえず、サロモン用のご飯の材料を揃えないといけないわね。
何がいいかしら?
定番なのはササミとか…?
サロモンには悪いけど、少し考える時間をもらいましょう。
とりあえず…
「サロモン、ひとまず今日は寝ましょうか?」
『はーい、おやすみアリス~』
「おやすみ、サロモン」
まさに困ったときの神頼みですね(^^;




