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この作品には 〔ガールズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

婚約破棄を宣言した。当事者じゃないのに! ~妹を溺愛する姉は常に真剣で、王子は愛を貫いて道化となり、妹は姉と離れられない運命が原因で嘘をつく。それら全てを公爵令嬢の侍女が見届ける~

作者:栗野庫舞
 アクソウ公爵家の長女シグナミア=アクソウは妹のフォーティック=アクソウに対し、エスティール第三王子との婚約を破棄すると宣言した。婚約破棄を王子にも伝えるため、姉妹はニゼイサン王国の首都サン・スウリへと、侍女、御者とともに馬車で向かった。

 魔法都市でもある首都サン・スウリの王城に到着したシグナミア達は、イメケンのエルフにしか見えないようなエスティール王子と対面する。エスティールの態度に我慢ならなかったシグナミアは怒りに身を任せ、彼へと平手打ちをしてしまう。王族への反逆罪とみなされ、シグナミアは兵士達に捕らえられる。

 広場では、シグナミアを公開処刑する準備がなされていた。集まる民衆の中に妹フォーティックの姿はない。王子はフォーティックがシグナミアを裏切ったと告げた。それでもシグナミアは、妹の裏切りはないと信じ続けるのだった。

【作者の他の作品】
 ホラチョコ!:映画部の部員達はホラー映画を撮影したが……。
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