【7】
この世界の家は2階建ての木造の洋館。
ネコヤナギ夫妻は、ハイジ君の養父母だとのこと。
「生まれたばかりの~僕のこと偶然見つけて家に連れてきてくれたんだ~、彼らは妖精や聖霊に名前をつけてはいけないと知っていたから~聖霊さんと読んで可愛がってくれた~、あ、右奥に車庫があるよ」
車を車庫に入れてエンジンをきって降りる。
馬車だわ、外から見ると、年季がはいっている感じの…
「マグ~、リタ~おいで~」
ハイジ君が名前?を呼ぶと2頭の立派な馬が目の前に現れた。
(;゜∇゜)
「モーリエ~、黒色がマグ、茶色がリタだよ~」
「マグさん、リタさん、モーリエ・ネコヤナギですよろしくお願いします」
-よろしく
-よろしくね
二頭は、そう言うと、消えた。(((((((・・;)
「さ~家の中に入ろうか~」
ハイジ君は、ふよふよ飛んで家に案内してくれた。
なんか、驚いてばかりな気がする。
「え、えー~~!!何これ~~~!!」
この日の最後に自分の姿を鏡で見て気を失いそうになった。
『髪の色は青みがかった銀色、瞳はハイジと同じ、濃いめの青。
少し若くしているから後で確かめてみることだ。商売をするには体力、気力が必要だし、せっかくドラゼナに来たのだから、自由に楽しく暮らして欲しい。』