【6】
薬師のページを開くと、あれよあれよと頭の中に初級の知識が詰め込まれた。
〔これで初級講座全課程終了いたします。薬師ギルド修了証を発行いたします。中級を覚えますか?〕
本が話しかけて来ました(((((((・・;)
必要になったらお願いします。
〔薬師ギルド初級講座修了証を発行致します。〕
本から光が出て私のブレスレットに入って行った。
ドラゼナ世界スゴイな
〔ステータスを開き確認して下さい〕
「はい。ステータス」
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【ステータス】
《》内は普通見えません。
名前:モーリエ・ネコヤナギ《・※※※※》
年齢:21歳《死ぬまで21才の姿、不老不死だからなぁ、死ぬかな?》
性別:女性《に見えるけど中性・自分の恋愛や性には全く興味がない優れもの?恋愛出来るようにしたかったが元来の性格迄は直せなかったbyゼナルドラ》
種族:魔族《この世にただひとりの聖なる天魔族、ゼナルドラの使徒》
言語:《ドラゼナ世界全ての言語の読み書き》この大陸の共通語の読み書き
職業:薬師-初級過程全修了者-初級Aランク、商人-行商-馬車使用中
魔法:全属性《∞》-火,水 開花《全属性開花》
加護:《ゼナルドラ全能神》火と水の聖霊、商売の神(小)《大》
家族:ハイジ・ネコヤナギ モーリエの家族
性別:♂
種族:聖霊(猫)族《ゼナルドラ神から使わされたこの世にただ1匹の神聖なる猫。他の聖霊猫族と見た目は変わらない》
魔法:全属性《∞》-光,闇 開花《全属性開∞》
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暫くソファーにボケ~っと座っていました。
一体全体何なんでしょう。多分こちらに来て1時間も経っていないと思いますが、精神的には3日ぐらい徹夜した感覚です。
3日徹夜出来るか知らないけど…
不老不死って?死ぬかなぁってな、何?
…………………………(+.+)(-.-)(__)..zzZZ
ペシペシ
………( -_・)?
「起きて~モーリエ~」
「あ、私、眠ってたのか…」
「大丈夫?~夕方だよ~家に行こうか~」
家?あ、そうだった、ゼナルドラが身体が慣れるまで暮らすようにと下さったんだっけね
「こっちだよ~」
ハイジ君は、ベッド脇のドアを開け入って行く。後をついて中に入ると私の車の運転席に座っている。座り心地も何時もの感覚。だって特注品だもの、奮発したのさ……ウフフ…
この空間は私の愛車(ト●タ HARR●ER PREMIUM…知り合いが乗っていていつか私も…と思っていて、半年前購入したもの)となっている。
私はハンドルを握りしめニマニマ、
「僕にはよく分からないけど~この御者台気に入ったんだね~」
「ここは運転席、ハイジ君が座っている所は助手席だよ。私が運転して良いのかしら?馬さん達は?どうなってるのかな。」
「モーリエが運転したいときは~Keyを差し込めばいいよ~魔馬達は異次元の自分たちの部屋で~眠りについているから大丈夫~。それにちゃんと馬車が走っているように見えるから心配無用~」
「じゃ、家までは私が運転するね。では出発」
エンジンをかける。お、カーナビ。家までは一本道。Uターンしてと…いつもの感覚だわ。
ハイジ君は私の肩に乗って「へぇ…おもしろ~い」とキョロキョロとまわりを見渡しています。
森の中を10分ほど走り、この世界の家に到着した。