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見た目は馬車で旅します(マイカーは万能です)  作者: 希青
マイカーは万能です
4/15

【4】

さて、

馬車になった私の車。馬車だけど馬はいない。ま、後で考える。

横にあるドアを開け、私の肩にとまっているハイジ君と中に入るとあら不思議、玄関になっていました。


な、なんじゃこれ!Σ( ̄□ ̄;)

暫く呆然。


ハイジ君が肉球…ペシペシ

「固まるな~モーリエ」

いけない、いけない、ここはドラゼナ。


横には下駄箱と小さなクローゼット…お、スリッパまである。靴を脱いで上がります。廊下の右側は…と、トイレ。その隣はバスルームと洗面所だ。これを開けると鏡かな?三面鏡になっているのかと手を伸ばそうとすると

「これは何~?」

ハイジ君が浴槽を見ている。

「お風呂。この中にお湯を入れてはいるのよ。後で一緒に入ろうね~」

「ふ~ん」

ハイジ君はあまり興味無さそうだね。

「向こうも見よう、モーリエ」

バスルームをでて奥のドアを開けてみると12畳間ほどの広さの部屋になっていた。

こ、これは私の好きなビクトリア調の家具だわ(*≧∀≦*)猫足よ~これなのよね~バラ柄のクッション


ハイジ君はふよふよと部屋の中を飛んで探検中。


大きなクローゼット、飾り棚、ベッドの脇に机と椅子、ちいさなソファーに合わせたテーブル。その上に茶色い表紙の本があった。ゼナルドラ様が読むようにとおっしゃったものね。後で読もう。

それと食事用のテーブルと椅子そして、使い勝手良さそうなオープンキッチン。キッチンに直行。ポット、冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、etc.etc.

食材に調味料しっかりありますね。

ありがとうございますゼナルドラ様(T_T)



あら、プリンやロールケーキ、ショートケーキ類が冷蔵庫に入っている。

紅茶でもいれましょうかね。色々あって喉が乾いたわ。

食器棚を開けると、各種茶器が揃っていてどれにするか迷う。

マイセ●やヘレ●ド、ジ●リ、ロイヤ●コペンハーゲン……etc.

ま、無難にウ●ッジウッドにしましょう。コロンビアセージグリーンのティーカップとプレート。あら、お揃いで、ハイジ君用の小さな食器もある。

お、私がいつも飲んでいるブラックティ。これを飲もう。

「でも、何で馬車の中がこんな風になってるのかな?」

私の独り言にハイジ君が

「空間魔法だよ。よかったね、毎日ベッドでゆっくり眠れるよ~あ、僕のベッドもあるぅ~」

机の横にある棚の上にかごがあり、中にはふわふわのクッションやらタオル等がつまっていた。

空間魔法ね。また訳のわからない単語が。

「ハイジ君、お茶でも飲もうか。ロールケーキがあるけど食べられる?」

「食べられるよ~」

そう言いながら目の前にやって来た。

ティーカップとフォークはハイジ君用で、ロールケーキは乗らないので、私と同じ大きさのケーキ皿。


「初めて食べたけど、ロールケーキ美味しいね~」

どうやってフォークを持っているのか不思議だけれど、ハイジ君はそう言いながらロールケーキを美味しそうに口に運んでいる。

「この世界にはロールケーキはないの?」

「ないよ~。この世界はモーリエがいた世界より文明が遅れているし、科学は無いに等しいね~。でも、魔法があるよ~。人々は生活魔法は例外なく使えるんだ~魔道具もあるし~」

魔法……生活魔法………

「私にも使える?」

「後で使い方教えてあげるね~」

おぉ!ハイジ君ありがとうございます。感謝(///∇///)



「さて、私はゼナルドラ様から頂いた本をソファーで読みますね。ハイジ君はどうします?」

「僕は、ロールケーキたべたらその辺でお昼寝するよ~」


私は、ティーカップを持ってソファーに移った。



読んで頂き感謝(///∇///)

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