【2】
『さて、これから君はここで生きるため己の種族を決めなければならない。この世界は、今までいた地球とは違い…なんたらかんたら……であるから生活水準は低い。あ、聞いてないか。』
種族?
…うーんうーん
(/≧◇≦\)わかりません。
61才のオバサンには、わかりません。今まで、経理一筋、趣味は水彩画やスケッチ、お料理と旅行、食べ歩き。
ソンナモン分かるかいι(`ロ´)ノ
すーはーすーはー………
なんか、ゼナルドラ様笑ってます?
「ゼナルドラ様におまかせって云うのは?あり?」
『フム、では、種族は私が決めるとしようか。後は職業はどうする?働かざる者…食うべからず。仕事は自分で決めたほうが良かろう?』
もちろんです。働きます。22歳から3度転職しましたが定年までしっかり働きました。これからいくつまで働けるか分かりませんが、身体が動くうちは働きます。
職業かぁ…この世界で、経理はないよね~。後は料理、お店開いたらどうかな……知らない世界、地球の9倍、うーん、私は、61才、せっかくだから歩けなくなるまで最期を迎えられる町でも、村でもいいから探してみよう( 〃▽〃)
「旅する商人にして下さい。食いっぱぐれないように、そこそこの………ダメでしょうか…」
『フム、商人か、よろしい。その車を馬車にしてやろう。馬車で商売も寝起きも出来るようにな』
「おぉ!ありがとうございます(≧▽≦)ゼナルドラ様」
『ステータスと声に出してみなさい』
「ステータス」