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異世界転移して転生した  作者: やまとたける
プロローグ
1/1

1.巻き込まれて転生した

それはいつも通り学校に行って、


いつも通り学校で寝て…


そんないつも通りに過ごしていた時に起こった






「「ありがとうございました」」


学校の帰りのホームルームの挨拶を終えても、まだ寝足りないのかまぶたを擦っている男

山守龍一やまもりりゅういち

この物語の主人公だ


顔が良くて、身長が高い、しかも成績もそこそこと、かなりのハイスペックでモテているのだが、恋人はできたことがない


原因は


「りゅー!いつまでも寝ぼけてないで早く準備しな!置いてくよ!」


龍一に声をかける女性、龍一の幼馴染、姫野早那ひめのさな


美人でスタイルもよいが、性格がいわゆるツンデレというやつで、桜は俺のことが好きなんじゃないか?と龍一が抱くいた心を片っ端から折っていき、龍一は好意を素直に受け取れない体質になってしまったのだ

まぁツンデレになった原因は龍一にあるので自業自得といえばそうなのだが…


そんな2人はいつも通り、いつもの帰り道で談笑しながら歩いていたが、その日はいつもと違うことが起こった


理緒の足元が突然光出し、理緒は光に包まれた


「理緒!」


龍一は叫びながら理緒の体に触れた…











目が覚めるとそこは何も無い、どこまでも白い世界だった

(どこだここは…?)

龍一は声を発しようとして、声が出てないことに気づいた

自分の体がいつも通りに動かなかったことに、パニックになりかけたところで、体の中に猛烈に何かが入ってくる感覚と、頭が割れるような激痛に襲われ、意識が手放した




そして目を覚ますとそこはどこまでも続く草原で、目の前には美しい女の人がいた

「お前は誰だ?」

声が出るようになったこと、身体があることに気付かないほど、圧倒的な存在感のある女性に、問いかけていた

「私は、あなたの幼馴染が勇者召喚されるはずだった世界の女神です。」

龍一は目の前にいるのが女神だということ、幼馴染が勇者召喚されていたことを理解したと同時に、自分の異様なまでの冷静さと、この言葉の違和感に気づいた

「勇者召喚される”はずだった”ってどういうことだ?」

その言葉を聞いた女神はあの光の原因や、はずだったの言葉の意味など、話してくれた



まとめるとこうだ


この女神の世界に魔王が誕生し、人類は滅亡の危機に瀕していた。そこで古来より伝わる勇者召喚の魔法を行った。ここまでは普通の異世界転移なのだが、本来巻き込まれることなどない勇者召喚に龍一が巻き込まれた異常イレギュラーが発生し、術式が暴走してしまった、とのことだ。暴走の内容は、召喚される勇者は、召喚した魔道士の魔力で魂、身体がつくられるのだが、龍一の場合は、術式が暴走し、その世界の全ての魔力で魂”だけ”が作られてしまったのだ。そのせいでその世界の生物はすべて死んでしまった。しかし、理緒の魂はこの女神が異変に気づいた時にすぐに保護したそうで、無事なようだ

ちなみに先ほどの激痛は魂に吸収された経験や、スキルを吸収した時にその情報量に頭が耐えきれなかったのだろう、とのことだ。


そしてここからが本題なのですが…そう前置きをして女神は話し始めた


「この世界の大地、海などは、担当の神が保護して生きてるいるのですが、私の担当の生物はすべて魔力となり龍一様の魂を作るために使われてしまったのです。そこで相談なのですが、龍一様の魂の力をお貸しして頂けないでしょうか?危ないことではありませんし、ちゃんと対価をお支払い致します。」


「対価?」


「はい、理緒様を元の世界に送還します。しかし龍一様は…」


不穏な雰囲気を感じ取った俺は質問した


「俺は戻れないのか?」


「龍一様の魂ははこの世界の生物全てを吸収してしまったのです。言うなれば、龍一様はこの世界の生物全てと同じなのです。人間5人分程でしたら送還できるのですが…すみません。しかし龍一様はお詫びとしてこの世界の輪廻転生に回させて頂きます」


心底申し訳なさそうな女神にそう言われ、断る理由もないし、了承してもいいのだが、先に疑問に思うことを質問してみた


「大地と海は担当の女神が保護できたのに何で生物は保護できなかったんだ?」


「お恥ずかしい話ですが、少しごろご、ンンッ!休息していた時に起こったものですから…」


この女神、駄女神臭がするぞ。それにさっきごろごろしてたって、言おうとしてたよね!龍一は、訝しげな視線を女神に向けていると


「しょうがないじゃないですか!そりゃ最初は下界の様子をちゃんと見てましたよ!でも何万年も見てるだけじゃつまらないじゃないですか!」


「人類のピンチになにやってんだよ!」


思わず相手が女神だということも忘れ、龍一はツッコミをいれていた


「だって生物には魔族も含まれますもん、1つ種族が滅びようとほかの生物がいれば別にいいんです!でも人類は文明が発達するの早くて娯楽には十分だったので勇者召喚はスルーしてたんですけど…それに生物が全ていなくなったりしたら創造神に怒られてしまいますし…」


駄女神(確定)ですね


「まぁそれはともかく!力を貸してかれるんですか?」


まぁ元々質問が終わったら了承する気だったし、そう思いながら龍一は、首を縦に振った


「それでは貰いますね!」


そう女神が言った瞬間、体から何かが抜ける感覚がした。これが魔力ってやつか、などと思ってると


「すごい量…これは前よりいいのができそうです!それでは輪廻転生の輪に入れますね。転生先は人族で、いいですか?」


「ああ」


「身分は決められないのでランダムです。また、転生には大体8000年から12000年ぐらいかかりますので文明はそれなりに発展してると思います。それでは輪廻の輪に入れますので目を閉じてください。」


そして龍一は不安と期待を抱きながら目を閉じた…


皆さんどうも読んでいただきありがとうございます!完全素人の作品なので暖かい目で見守ってください

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