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星の折り鶴と、大地に色づくクランベリー

作者: 逢乃 雫
掲載日:2026/08/30

風が駆ける


空の青へと広がりゆく



絹のような


羽雲を見つめながら



翠の羽を


オリヅルランが広げる



雁来月(かりくづき)


大地に咲きゆく



アンスリウムは


景色に紅く色づいて



季節に染まる


クランベリーとともに



夕なずむ風の


彼方の空は、フラミンゴ色




星の光は


宙の折り鶴のように



南に広がる


地平線を染めゆく



太陽はまるで


夕紅のフェルマータ



やがて宵闇に


煌めく遠花火のような



星空に羽ばたく


つる座は光る翼を広げて




言の葉は


心の折り紙のように



心の白紙から


様々なかたちとなって



夢や願いを


言の葉にこめながら



星座が織りなす


折り鶴のように



星の鳥が


季節を越えて


(そら)をわたりゆくとき



アルナイルの光は


そっと、瞳に舞い降りて




一枚の白紙に


一つの白い画面に



何を見つめて


何を想い浮かべて



白夏(すさなつ)の空は


問いかけるように


遥かに、広がるけれど



言の葉は


心の折り紙のように



一枚の白紙から


一つの白い画面から



何をこめて


何を織りなして


その先に


何を紡ぎ出すかは


きっと、自分次第だから



言の葉という


その羽を


大切にしながら



自分の空へ


めいっぱい広げて


そして、越えていけるように




星が駆ける


宙の青へと白く煌めく



折り鶴のような


星座を見つめながら



葉という羽を


オリヅルランが広げるとき



言の葉という


羽を心に、広げながら



雁来月の大地に


クランベリーは紅く



心から心へ


羽ばたくような


星の光は、宙の折り鶴のように


















8月下旬から地平線近くに浮かぶ、つる座は、羽を広げた鶴の形で、アルナイル(アラビア語で「明るいもの」)の星が輝きます。かつて「フラミンゴ(紅鶴)座」とも呼ばれました。


アンスリウムは、葉がハート形で、「火鶴花」とも呼ばれ、「情熱」「やさしさ」の花言葉があります。白夏すさなつは秋口近くの時期、雁来月かりくづきは8月で、これから秋に雁や鶴が日本へ渡って来ます。


オリヅルランは、折り鶴のような葉で、春から秋に咲く花には「集う祝福」の花言葉があります。9月頃から紅い実をつけるクランベリー(「クラン」は「鶴」)の花言葉は「心を癒やす」です。


季節の星や花をモチーフに詩を描かせていただきました。お読みいただき、ありがとうございます。


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― 新着の感想 ―
>夕紅のフェルマータ 確かに!(≧∀≦) あの形は太陽みたいです! そんな言葉に感動してしまった… つる座にオリヅルラン… 折り鶴かぁ。宇宙に向かうロケットに構造物をしまうため、折り紙の技術が使われて…
 鶴の一声のように影響力のある言葉としても浮かべるそれは、鶴もまた想いを空高くへ届けようと上を向き叫び啼くかのようにも思えて来ますが、星の羽に言の葉を重ねて浮かべる鶴にオリヅルを詠われる逢乃 雫様の感…
星や花を通して、季節の風景が目の前に現れたような 感覚になりました。 読ませて頂き 有難うございます。
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