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パリスの弓矢  作者: happy
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第一部 終幕

「”英雄殺し”播磨純一氏 獄中死 自殺か」


”あの事件”から6年が経ち、あらゆる人間を巻き込んだ一連の騒動は播磨純一の獄中死により一つの区切りがついた。


彼の元彼女でありヒュドラの主要人物であった”夕凪有香”は、Youtuber氷室の告発により組織から更迭。

彼への復讐心が満たされず、薄っぺらな権力を失った彼女の空虚な心に耐えかねた彼女は告発から半年後に秘かに自殺した。皮肉にもかつて愛し、憎んだ相手と同じ運命を共有することとなった。


純一の死後”ヒュドラ”の権威と求心力は失われ、事実上自然解体された。


光、影翔は一連の告発以降目立った活動はしていない。


そして純一の息子・出雲玲央は純一の死とほぼ時を同じくして小学校を卒業した。


3月31日 玲央は”大事な人”の墓前に祖父母と立っていた。


明日から中学生となり普通ならば青春の序章となる節目だ。


だが玲央はそんな甘酸っぱい時を過ごすつもりは毛頭なかった。


玲央は”大事な人”が納骨されたお墓に手を当てて、心の中で”ある決意”をする。


”あの事件”から一区切り、それは終わりであると同時に始まりでもあった。


10年の時を経て、新たに事件の嵐は巻き起こる。


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