断捨離 2016年10月
断捨離 2016年10月号
わが家でいちばん古いものは?
もちろん私、生後68年!というわけでもなくて、私より年上のものも少々。何といっても最年長とおぼしきものは、母が学生時代に祖父に古道具屋で買ってもらったという両袖机。大正3年生まれの母より年上の可能性もあるので、齢100才以上かもしれません。こどものころはよくこの机でかくれんぼしたものでした。両袖に引き出しが4つずつ、大きいのが上に1つあって、今でも文具や手芸関連の収納に重宝しています。
その次は、亡夫嘉彪の赤ちゃんの時の肖像デッサン。たぶんデザイナーだった義父が描いたもので、76年くらい前のもの。そういえばアルバムの中の写真にはもっと古いものもあるかな。
さてその次・・・となるとかなり迷いますけれど、中学生のころに買ってもらったヘアブラシもけっこうご年配。同じく中学生のころのアルミのおなべは、大きいので大学の合宿にリュックにかぶせるようにつけて山に行ったおぼえが。どちらも現役です。
結婚当初に買った家具と若干の衣類や本を除くと、あとは行徳に来てからのもので、打ち出し鍋、お風呂場の腰掛等。風呂場のせっけん入れと腰掛は最初のふろおけの色に合わせて買ったもので、3回の引っ越しを経た今の家では4度目の現役ですが、相変わらず色はしっくりしませんねえ。
使えないもの、使わないものを切り捨てて行くのは当然のこと、生活の知恵、断捨離!と割り切ろうとしても、なかなか現実にはふんぎりがつかない。どこかでえいやっ、ですね。でもここで書いたご年配のモノたちとは、まだしばらくお付き合いすることでしょう。アルミなべは穴があいたらさっさと捨てますけど。
「えっ、6年も使っておられるんですか?」大手ふとんメーカーの○○さんの若い営業さん。お布団って、6年使うのは異例なの?2回ほど打ち直し、丸洗いも1,2回やって6年どころか○十年使った掛布団、猫のふじこがさんざん粗相をしたので、やっぱり捨てようかな。それにしても○○さんのお布団はもう金輪際買わないぞ!ささいなことでも言葉づかいには気をつけないと。
目下、12月23・24日に行徳で行われる鳥類標識大会に向けて、お土産用のせんたくバサミマスコット量産に踏み切ったところ。材料として黒いTシャツを何枚かつぶして切断中です。これって断(捨)離?
外の雨が小止みになりました。猫のワクチン接種と買い物に出るころにはなんとか止むかも。一挙に秋が進んで、もうすぐ彼岸花、そして金木犀。季節の変わり目、みなさまどうぞお大切に。




