まさに身辺雑記 2013年6月
まさに身辺雑記 2013年6月
20年ぶりのダイサギ営巣、9年ぶりのコチドリ抱卵と、このところはらはらどきどきの朗報が続いています。ダイサギは樹上だし、アオサギやカワウが順調に子育てしているコロニー内なので、ヒナが見られる可能性大。でもコチドリは丸浜川の導流堤上で、裸の地面。タヌキは通る、カラスは飛ぶ(どころか、観察舎の屋上にとまってきょろきょろ)、青大将は泳ぐ・・・きっちり抱卵を始めたのは5月8日で、本日5月17日は10日目。あと15~16日を何とか持ちこたえれば、ヒナふ化にこぎつけるはず。奇跡に近いことだけど、皆の切なる願望です。
さて、みごとな新緑の季節。玄関前の3本の棕櫚の木が花粉→花→もうすぐ丸い実、と、ぱらぱら、ぱらぱら。いつもは穏やかで目立たない分、この時期に限っては自己主張のはげしいこと。掃き集めておくと、どんどん芽が出ます。いっそポット苗に仕立てようかしらん。
3年ほど前からとてもごひいきにしている園芸植物があります。新浜通りのバス停近く、つやつやした緑の肉厚の耳型葉の間からのぞく真っ赤な小花。マツバギクの花を思いきり小ぶりにした感じで、まるでかわいい野苺のよう。同じ種類で斑入り葉・花の色が少しピンクがかったものをユニディで買いました。でもどうしても元のもののほうがきれい。個人のお宅ならお願いしてみるのだけど、アパートの道端。この類は葉挿しのほうがよく発根すると伺って、とうとう葉を一枚泥棒しました。下の方で日当たりも悪く、目立たないところを選んで。うまく根付くかなあ。ところが昨日のこと。行徳駅前公園に通じる道沿いの小さな公園(というよりマンションの庭)で、同じような色つやのかたまりを見つけ、引き返してみたら同じ種類。それもなんと1.5m四方くらいにべったりとひろがっています。もしかして、これもヒメツルソバやランタナのように、がんがん元気に増えるたぐいのしろものでしょうか。葉泥棒の罪がちょっと軽くなったような安心と、侵入種を増やすかも、という心配と。惚れた弱みはおそろしい・・・
同じ通りにある和菓子屋さんの「しげつ」は苺大福がおいしいお店。季節はとっくに終わっているけれど、何気なくのぞいたら、なんと「みそラーメン団子1本80円」の貼り紙。えーっ、なにそれ?あまり美味しそうな感じはしないのだけど、気になって、気になって。
4月24日に義兄蓮尾邦弘(79歳)を見送りました。ずっと私塾で教えており、「星の王子様」を読む会を主宰していて、各位に慕われていたようです。義母恒子が79歳で亡くなるまで、義兄が世話をしていました。10年ほど前に脳出血で倒れ、退院後もしばらく独居を続けていましたが、3年前に行徳に来てもらいました。嚥下がうまくできず、好きなものが食べたいのに飲み込めないのがつらいところでした。毎日1時間、ケアセンターから介護に来ていただき、入浴の世話もやっていただいて、私はほとんど介護らしいこともせず、仕事も続けていました。介護に来られた方のお子さんや我が家の孫などの相談にのってもらい、的確な助言をもらったこともあります。いつも眉間にしわを寄せて顔をしかめ、考えこんでいた表情が、誤嚥による肺炎で亡くなった時、とても安らかでおだやかな顔になった時は感動しました。
義兄が亡くなった分時間ができたのに、あいにくの腰痛で整体に通っています。筋肉を鍛えなさいとのことで、ウォーキング開始5日目。立ち上がりや起き上がり、前傾姿勢でのデスクワークや家事が(庭の草取りも!)きついのですが、歩くのはまったく問題なし。早く全快して遊びに行かなくっちゃ(その前に庭の草木を何とかしないと)。




