認定NPOに向けて 2012年4月
認定NPOに向けて 2012年4月
1年のうちで一番苦手な3月に入ってしまいました。年度末なんです。各種レポートの大きいのがどっと(今年は基本的にはカワウ調査のうち2本だけなんだけど、提出期限が28日のカワウ報告書の総まとめが入る)、すきまを見て確定申告(わけのわからない電子申告ですが)、幹事をしている高校のクラス会、可能であればお墓参りが3箇所。幸い会議は1件だけですが、いよいよ認定NPOへむけての国税局の査察・・・現役のころに比べたら少ない上、週休3~4日の非常勤らくらく勤務なのですけどね。確定申告だけでも済ませておきたかったのだけど、2月10日ごろからひきこんだ風邪をいいことに、さぼりにサボって。結局自分が悪いんです。3月のせいではありません。
毎年3月は下半身不随のハクビシン、おしんお嬢様の体調不良の月でもあります。毛がわりの時期ということもあり、3、4年前は血を吐いてもうダメかと思ったことも。今年もいつも下にしている側の毛が抜けて、べろっと痛々しく赤むけに。あわてて洗濯ネットになんとか詰めこんで、かかりつけの愛動物病院へ。何度も詰められているためネットをかわすのが上手になってしまって、今年は達夫さんに尻尾をつかんでもらってようやく。でもネットの上からバスタオルでくるむと、ほとんど暴れなくなりました。いつもならすごい剣幕で「ガア!」と攻撃してくるのに、今回はひたすら逃げるだけ。動物病院でもバスタオルでおさえて、赤むけの部分をネットから出して、直接薬を塗ったりばんそうこうを貼っていただくことができました。さすがに7年もいると性格が多少は丸くなるようです。お薬は嫌いではないお嬢様。牛乳にまぜたシロップを毎回きれいになめて、1週間で赤むけはだいたい治ったようです。アレルギーではないかとのお話。
寒いので梅や河津桜の開花は思いきり遅れ。沈丁花もまだのよう。お天気もぐずついて冷え込みが続き、私はウグイスのさえずりもまだ聞いていません。それでもヒキガエルがようやく出てきたとのこと。保護区の中では町田さんグループが必死に池への水ひきを続けて、「アカガエルの産卵に間に合った!」と喜んでおられました。
昨日は「行徳内陸性湿地再整備検討協議会の下部組織、行徳WG」のウラギク湿地の現場視察。新浜鴨場でアイガモ飼育施設の改良を行うことに伴い、これまで丸浜川の欠真間三角に出している排水を同協議会の提案でウラギク湿地に流すという計画が提示され、どこにどのように出してもらうのが最善か、現地を見るということに。大量の水が相当の勢いで流れるため、ウラギク湿地の泥干潟が劣化しないよう、水がたまってある程度の深さがあるところに流出口を設けたいということで、どこがよいか見るためです。予想していたように、震災でできた大きな亀裂の部分が使えそうだということがわかりました。なんでも潜水して小魚をとるカイツブリが入っていたそうで、思いのほか広くて深いところも。震災後、やはりぜんたいに地盤が下がっているように見受けられました。さいごに行徳高校方面の緑の国近くから導流堤の工事現場を見て、すぐ際の深み部分に浦安の液状化で処理に困っている砂が入れられるとよいのに、という話で終了。
本日は大震災からちょうど1年目。家も家族も親戚も無事だった私など例外的なくらい、大きな傷跡はまだまだ。せめてしっかりお金を貯めて募金だけでも忘れないようにしなくては。それではみなさまお元気で。




