秋はまだかなあ 2011年10月
秋はまだかなあ 2011年10月
9月ももう10日をすぎました。それなのに、いやあ、暑い!6月からしっかり30℃をこえて、夜も室内が30℃をこえる熱帯夜続きで、保護区の海の水温は8月にはたしか最高32℃をこえました。「海水温」が、ですよ!げんなり、ぐったり。それが8月19日の降雨と気温降下で一挙に25℃以下。このまま秋になりそうな勢いだったのに、再度真夏日の戻り。
降雨・北風・気温降下。むろん青潮発生です。ただ、幸いに魚の死体が大量に漂着という事態にはなりませんでした。千鳥橋上でなまぐさい臭気に驚いたり、水門を閉めたりあけたり、放水路がきれいなサンゴ礁のエメラルドグリーンに変色していたり、という状況ではあったのですが。三番瀬の貝類や魚類についての被害の連絡や報道はこれといってありません。千鳥水門の溶存酸素量の記録はゼロを示してはいなかったので(0.1というぎりぎりの数値は何度も記録されていた)、しのいでくれた生きものが多かったのでしょうかね。
まあ、一回大規模に海底に滞留した無酸素水(低酸素水)が湧昇(表層に上がってくること)してしまえば、そのあとの被害は少ないはず。本格的な秋の到来も、青潮を怖がらずに済むかもしれません。
暑さのせいか、夜だけ出すはずの猫どもの誰かしらが、朝になっても戻ってこないことがしばしば。涼しくなった時期にはさっさと帰ってきていたので、秋を待たなくては事態改善は期待できないのかも。
この夏はツマグロヒョウモンが昨年に比べると思い切り少ない感じ。冬が寒かったために越冬できなかったのでしょうか。スミレ類はわりあい無事に葉を残していました。一方、セスジスズメの目玉模様いっぱいのきれいな幼虫がちらほら目について、サンパチエンス(近縁のインパチエンスの和名はアフリカホウセンカ。食草に含まれる!)を食い荒らしています。
夏休みいっぱい、大型マゴども4人がいついて、へろへろ。学校が始まっても生活の半分をわが家ですごしています。平日は学校があるので楽ですけど。にぎやかでけっこう、とうらやましがられるのかな。ひとりの時間がほしい!とは言っても、韓流時代劇にはまって、録画画面の字幕を必死に読んでいるのですから、じゅうぶん遊んでいるわけだなあ。
冬鳥のコガモとスズガモが記録されました。気候の変わり目、お大切に。




