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出世より夢と愛を選んだ男(と、思われて…)。


「俺――いえ、私が近衛にですか!?」

 シャルクは上司に話があると呼ばれて、そしてその話の内容に内心で拳を握りしめた。

「うむ。君を近衛師団に引き抜きたいと内々のお話しが来ている」

 シャルクは騎士ではあるが、第三師団に配属されていた。主に王城周りの警護が仕事であり、第三から下のものたちは城下のさらに下辺や周辺の任務だから、悪くはない地位ではあった。

 だが、それでも。


 近衛騎士。


 それは王族に侍り、彼らを護る、騎士の中の騎士である。

 第三師団のシャルクにとってまだまだ……いや、あと少しで手に届くかも、とは思ってはいた。

 最近、城下へお忍びででかける王族の方々の警護の一人としてよく指名されるし、つい先日は直接王太子殿下にもお声をかけていただいた。

 それは「ご苦労」と、ただのねぎらいではあったが、第三師団の騎士で王太子殿下にお声をかけていただいたのはシャルクだけだった。


 ――目をかけていただけている。


 シャルクは急に明るくなった未来に今度は本当に拳を握りしめる。その様子に上司はうんうんと頷いた。彼も目をかけていた部下の出世を目出度いと。彼が今後も活躍してくれたら、彼がいた古巣として、この第三師団も多少は恩恵にあずかれる。それは彼だけじゃなく、今までの先輩たちによってもそうだったから。

 今、第二師団で王弟殿下の右腕とまで言われている騎士も元は第三師団のものだ。彼がいるおかげで第二師団とは上手く連携が取れている。この上シャルクが近衛師団に配属されたなら、騎士団はより良いホウレンソウがはかれるかも。

 それは国の為になる。

 近衛師団は第一師団の中にあり、王族の身辺警護を主にしている。騎士の中の騎士と、誉れだ。

 シャルクは騎士団で行われる剣術大会でもいつも上位に食い込んでいるし、決して実力が足りないわけでもない。

 ただ、生まれ持った爵位――それが男爵家の三男坊と、足りないのはその身分くらいで見映えだって悪くないと、本人含め自他共に。

 それがここに来て、日の目を見ることになったのだ。


「そのまま春の人事異動まで頑張ってくれな」

「はい!」

 それはそのまま修練して実力を落とさないようにという注意であった。

 そのまま。

 そのまま。


 何も問題を起こすな、と。






「俺が、近衛……」

 どうしてもにやけが止まらない。

 目指した星に手が届いたのだ。

 騎士として生きるならこれ以上はない。

 最上だ。

 シャルクは何度となく拳を握りしめた。

 まだ内々の話しだから他言はしないようにと言われたから誰にも話せないが、あと三ヶ月もすれば人事異動で近衛師団に入れる。

「ま、まぁ、俺の実力ならいずれ第一師団には入れただろうけどな」

 騎士団は身分も大事だが、それよりも剣の腕こそが何よりも必要にされる。剣術大会でも、上位に入る自分は、あと数年もあれば第二師団には上がれただろう。

 第二師団は王弟殿下のお旗本。

 この師団は本当に実力主義だという。


 そこでふと、気が付いた。

 気が付いてしまった。


 自分のもう一つあった未来に。


 実はシャルクには婚約者がいる。

 子爵家の娘で、今年学園を卒業するはずだった。

 はず、というのも……シャルクはあまりこの婚約者を好いてはいなかったのだ。だからあまり関わっていない。関わりたくもない。

 父親同士が結んだ縁――確か祖父同士が友人で、父親同士も交流があった程度――だが、年が五歳も離れていては子守りな気分だし、話題に悩むし。第一、学園に通う年もずれていたため、本当に接点もない。

 お茶には何度もさそわれても、演劇などの席を用意したから付き合って欲しいと頼まれたが、やはり子守りな気がして理由をつけては断っていた。

 それでも一応、誕生日には花や、カードを贈ってはいた。



 会えないのは騎士として身を立てるに一番大事な時期だからと言い訳すれば、やがて親もあちらも納得した。

 剣術大会で上位に入るためには婚約者に会う時間も惜しいのだと、自分自身に言い訳した。そしてそれを家族にも、相手方にも。将来の為ならばとやがて誘いは減ってきた。


 三男坊で跡を継げる爵位もなく、早くから自立しなければならない自分は、騎士として生きる道を選んだ。

 そこに知り合いの子爵家の娘を宛がわれたのだ。親が気を使ってくれたのは解るのだが……。

 といっても子爵家にも跡継ぎ息子がいて、その家を継げるわけでもない。

 ただ子爵家は裕福らしい。

 もし結婚したら持参金はたんまりと、家もいくつかもっていて、今は貸し出しているもののなかから、と……。

 自分の将来を心配してくれたのはありがたいが、今となっては余計なお世話だった。


 近衛だぞ。


 子爵家程度の持参金などたかがしれている。家だって、王城近くにそのうち買えるだろう。近衛師団の方々はそうしたところに住んでいるというし。


 それに……自分に相応しい妻は別にいる。


 何だかんだシャルクも年頃。

 子供な婚約者にはできないことも、何度も、それなりに――恋人と。

 子守りのかわりのお茶会や演劇は、その恋人と済ましていた。

 そして恋人は同じく騎士だ。

 第三師団ではなく第五師団だが、交流会で知り合った数少ない女性の騎士だ。


 近衛になるなら、妻は同じ騎士出身の方が良くはないか?


 確か今の近衛師団長の奥方も、同じく元騎士だったはず。


 そうだ。元騎士だったならば、夫の仕事のこともより理解があるだろうし、その大変さにも労りの言葉がより親身になってくれるはずた。


 それになにより、恋人は婚約者より大人で体つきも良い。何度もベッドで朝を向かえているが、それだってこちらを満足させてくれる。

 そんな最低なことを先の理由で覆い隠し、シャルクは実家に向かう。


 婚約破棄はさすがに可哀想だから、解消かな。子供なのが理由は、うん、可哀想だ。ダメだろ。そもそもうち側から頼んだ縁だったろうし。

 ここは自分が下手になってやってもいいな。今よりいっそうのこと、剣術に身を入れたくなった、にしよう。近衛になったら間違いじゃないしな。

 そう思ったら、やはり騎士の妻は騎士が良いと至った、というので行こう。そう考えたら恋人ができたということで。順番はこの際だ。

 うん、恋人を本当に愛しているから大事にしたいと言えば、婚約者だって女の子なら身を引いてくれるだろう。女の子はそういう物語が好きなんだろう?


 確か誘われた演劇のいくつかの流行はそうだったはず。一緒に行ったのは恋人とだったけど。



 そういう話しを親にすれば、親も理解してくれたのか、相手側に婚約の解消の話し合いの場を作ってくれた。

 こちらからご縁願いながら申し訳ありません、と。


 しかし。

 相手も、話をすれば「剣の道を望まれているのは、前々より承知しておりました」と、あっさり頷かれた。

 そう、誘いの断りはいつも鍛錬で忙しくて、が主な理由だったから。

 久しぶりに会った婚約者は、艶やかな栗色の髪に淡い青色の瞳の、しかしながらなんとも理知的な雰囲気の美少女に生長していて、ちょっとだけ惜しいかな、とは思いもしたが。

 だが、その身体つき。華奢で折れてしまいそうで、恋人の鍛えられつつも豊かでくびれた……まぁ、凹凸ある曲線の方がやはり良い。


 道が違えるならば仕方なし。

 双方円満に婚約は解消された。

 相手側からは、それほど剣術に生きたい夢を閉ざすのは申し訳ないと以前から思われていたそうで。

 決まりとしてのわずかの違約金で許された。

 逆にこちらも申し訳なくなってしまった。

 もっと早く解消をすれば良かったと思いつつ、婚約者にはそのわずか一ヶ月後には新たな婚約が整ったと家族から聞いて、シャルクは「すべて上手くいった」と、ほっとしたのだった。









 ――すべて上手くいかなかった。


「……え?」

 何を言われたのかと、頭が真っ白になった。

「辺境に、移動……?」

 三ヶ月後の人事異動。

 シャルクは近衛にではなく、辺境守備隊への移動になっていた。

「ど、どうして!? 俺、いや私は近衛に――」

 驚くシャルクに詰め寄られた上司は不思議そうに首を傾げた。

「え? だって君から辞退したんだろ?」

「え?」

「え? だって、婚約破棄、あ、解消だっけ? したんでしょ?」


 した。

 だが、それがどうして?


「君の婚約者、あ、元婚約者さんが王太子妃さま付きの侍女になるには、身分が足りなかったから、君を近衛に持ち上げる特例を出すところだったんだけど……いやぁ、やっぱり君もそんなずるは嫌だったんだね」

 えらい、と上司は頷いている。心底からシャルクがそう望んだと。


 子爵令嬢では王太子妃に侍るには少しばかり身分が足りない。

 だが近衛騎士の妻であれば、夫婦ともに王家に仕える体裁が整う。


 この国においてだが、いざというときの捕り物に際して、身分を持ち出されての触りが無いように、近衛騎士には伯爵相当の身分同等とされていた。


 そう――シャルクは近衛騎士に今ひとつ物足りなさがあったのだが、妻になる存在が王太子妃付になれば、互いに価値が上がる。


 むしろシャルクが引っ張りあげてもらう形の、予定だった出世。


「元婚約者さんの新しい婚約者さんは――ややこしいね、これ? うん、侯爵家のご子息らしくて、身分問題もあっという間に解決したそうじゃない。それを見通すなんて、君を見直したよ」

 そういう情報も仕入れて察してただなんて、と見直された。

「侯爵家……」

「そう、ずっと同じ生徒会役員だったんだって。彼女に婚約者がいるからと秘めていたらしいけど、君が辞退したからすぐに立候補したんだとか」

 その侯爵家子息はシャルクも知っている、王太子の側近だ。

 そちらも子爵家と侯爵家という身分問題があったけど、むしろ王太子と王太子妃に気に入られ、望まれているほどの才女を迎えるのだから、侯爵家側も大喜びだそうだよ、と。

「……才女」


 婚約者は――いや、元婚約者は、とてつもなく優秀だった。

 学年一位の座をずっとキープ。

 入学直後から学園で生徒会にすら抜擢された。シャルクが在籍中、お声すらかかなかった学園の最高地位。

 しかし、その当時生徒会には王太子も所在していた……彼女との距離が近いと噂になるほど。

 彼女が下位貴族であることもやっかまれていたのだろう。

 上位貴族からの虐めも起きていた。


 だが。

 噂の真偽を確かめにきた王太子の婚約者の公爵令嬢――現王太子妃より、噂はただの噂、皆の誤解であったと。

 子爵令嬢は学園外に年上の婚約者がいるとしてわきまえた振る舞い。そしてただの生徒会役員として、常にその正しい姿勢を崩さなかった。

 模範的であるとも。


 そしてその上位貴族にも負けない優秀さに、礼儀正しさ。微に入り細にいる入る気の使い方。打てば響くすばらしき返事に、問いかけにはこちら側にも大満足な解答。


 いつしか王太子より、王太子妃の方が彼女を気に入っていた。

 同じ女として、機微にすぐに気が付く優秀な侍女を求めていた彼女が、卒業後には王宮に勤めてもらいたいと在学中から予約するほど。


 良き家庭教師に幼い頃よりマナーから始まりあらゆる基礎を学んでいたという彼女。それは教師が元上位貴族であった故。裕福な子爵家はかような方すら招けたのだ。

 だからか、彼女のすべては上位貴族に劣らず勝り。


 才女、それはまさしく。


 侍女が気に入らないのならば、いずれ産まれる王子王女の、次は彼女に教師になってもらいたい……とすら、ことあるごとに話題にこぼされて。



 そして子爵令嬢はこの度、学園を見事、最優秀者として卒業した。


 卒業パーティーは先に卒業していた一つ年上の、生徒会役員中は先輩として付き合っていた侯爵家子息がエスコートを。

 卒業祝いを述べに、いつもならば王族のどなたかが来るところを――シャルクの年には王の叔父だった――侯爵家子息と同じく一年前に卒業していた王太子と王太子妃が揃って子爵令嬢を祝い迎えにくるような、という……何とも華やかなパーティーになったそうだ。


 本当なら、婚約解消さえしなければ、エスコートをシャルクがして、王太子方にお言葉を頂戴できたはずで……。

 卒業式。エスコートがあることを、婚約解消の三ヶ月前まですっかり気にしてもいなかったのに。

 ドレスも装飾品も、卒業祝いの贈り物も、なにも。

 いや、そもそも。これまで学園での催し物にシャルクは一度も参加しなかった。

 鍛錬が優先の一言で。

 婚約者ならば、学園をすでに卒業していても、何かしら関わることもあったはずなのに。同じ騎士団の同僚が、婚約者のためにダンスパーティーに行くからと、有給を申請していたことが……。


 ああ、婚約解消が最高の贈り物になったんだ。


 婚約者にわずかでも向きあっていたら、噂も彼女が虐められていたのも――そしてその後、王太子妃の後ろ盾を得たのも知っただろう。


 それ故の、好待遇が約束された未来を……。



「しかも剣をより生かしたいと言っていたそうじゃない。だったら辺境守備隊が喜んで招いてくれるって!」

 それは階級も上がり、一応出世ではあるのだが。

 辺境はこの王都よりも戦闘が多い。定期的な魔獣の討伐、ならず者や他国との衝突。


 ――出世は命がけの褒美……。


 それは、そんなことは……剣の鍛錬は、言い訳で……命をかけるほど熱中していたわけじゃない。


「それに君の恋人の騎士、彼女さんも辺境守備を希望してるから! いやぁ、えらいよね! 彼女さんはもともとそっちの地方の生まれなんだって? 親もそろそろ年で心配だから近くへの配置替えはありがたいって。親孝行だよねぇ……」

 だから上司はシャルクも辺境行き――田舎を喜んでいると思ったのだ。

 恋人の家族の為にもなる。

 階級があがったのは、ある意味ご祝儀だ。





 そしてそれから数ケ月後。

 王都では一組の結婚式が行われていた。


 王太子の幼なじみにして側近の侯爵家の子息と、王太子妃に何かしら近くにいて欲しいと望まれた才女と呼ばれる子爵令嬢の。

 彼女は望みに応え、夫となる新郎の休暇の後に、共に王宮に上がるという。

 王太子妃の侍女兼、秘書として。


 そしてもう一組。

 こちらは荷馬車にそれぞれの荷物を載せ、辺境へと旅立つ新婚夫婦。

 荷馬車は辺境では使い道が多いから、引く馬ごと王都の騎士団から辺境の守備隊への贈り物でもある。

 この若い夫婦をよろしくとの餞別兼ねて。


 新郎はより剣の道を鍛えたいということを、日頃から、元婚約者の家にも言うほどの男だ。辺境では望み通りの生き方が出来るだろう。

 新婦はそんな彼に、是非とも騎士として騎士の妻になってくれと請われた、同じく騎士団員。

 辺境守備隊はそんな素晴らしい若い夫婦を喜んで待っていた。


 教会の鐘が鳴る。

 結婚式を迎えたふたりの門出を祝うものだったが、それは辺境へ向かうもう一組をも祝福するようで。


 荷馬車の御者台に、手綱もつ新郎の腕に寄り添う新婦は嬉しいとその音色を聞いた。結婚式は辺境に着いて、落ちついてからだ。自分もさっきちらりと通り過ぎながら見た花嫁の少女のような、真っ白なのが着たいと笑顔で新郎に話しかけながら。

 手綱を持って、自ら辺境へと向かう新郎は……――。



 荷馬車は行く。

 かぽかぽ。

 かぽかぽ。

 ひひん。


 


 何もしなければ出世して別方向に幸せになれた、かもしれない男のお話。


 それなりに腕は立つが、やっぱりそれなりではあるので、辺境守備隊でさらに頑張ることに。実際、近衛騎士になったらもっと大変だった。皆は、彼の望み通りなんだからと祝福。善意。本人はもはや何も言えないし、言ったら自分が大変な目に遭うと理解したから黙ってる。黙ってるしかない。華々しい王都には二度と行けなかった。


 お嫁さんは田舎の辺境に婿入りしてくれるだなんてと、喜んでるし詳しくは知らない。シャルクが言ってなかったから、婚約者がいたことも知らなかった。知ってたら付き合ってなかったから、婚約解消したと聞いてちょっと混乱した。男爵家の義両親たちに円満解決だったから安心して貰って欲しいと頼まれた。ので貰った。

 若いうちに王都で田舎に無いものを勉強しようと来ていた逞しい素敵女性。貴族でもないけど、いずれは辺境守備隊に希望だったからそっちの偉い人経由で騎士団に紹介状ありで入ってた。


 王太子は気さくで、実はシャルクだけじゃなくあちこちできちんと労うタイプ。たまたまその日がシャルクで、子爵令嬢の婚約者だとも知らなかった。(そんなだから子爵令嬢と噂になって迷惑かけちゃうんですよと王太子妃に叱られて、ちょっと威厳を学び直し中)


 ――ただ、子爵家は長年、娘を、妹を、ないがしろにされていたのには気が付いていたので、ちょっとだけ手は回した。

 ……が、恋人さんは婚約者がいたことを知らなかった、子爵令嬢と同じ頑張り屋さんタイプだったので、許した。婚前交渉にもやっとしても、あれこれ調べて行くうちに恋人さんの田舎地方ならありだったので文化の違いならしょうがねぇ、と。年の差もあったしな、おかげで娘に手を出されなかったし、と。

 最終的にこんにゃろに嫁がせなくて済んだし、娘が幸せになったから、ほどほどに。


 子爵令嬢は真面目な頑張り屋さん。

 頑張った分だけ、ちゃんと評価してくれるひとは、ちゃんといた。

 (婚約者の子爵令嬢サイドのお話も掲載始めました)

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 近衛師団長の奥様が女性騎士ということは、「同僚と付き合う=責任を取って結婚する」なのでしょう。 このまま子爵令嬢と結婚したら仲間から袋叩きで、ドが十ぐらい付く辺境行きかな。 [一言] …
[良い点] 元婚約者を除き、それぞれの頑張りと努力が実った結果ですね。 頑張りを見てくれている人はいるということ。 王太子妃様、人材(人財)獲得おめでとうございます。 [気になる点] 元婚約者、思考が…
[良い点] ほんのりざまぁですね…w でも上手いこと勘違いされてるし、実力的にも"ちょっと足りない"ぐらいが一番成長できそうだし、嫁さんも良い子っぽいし、なんやかんや幸せになれそう!いい具合…! […
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