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魔法瓶ってすごいんだなぁ

開店から3日経った。


「おいおい、だれも来ないじゃんか」


田城は嘆いていると、ガランガランと扉が開く音が聞こえた。


───おー、来たぞ。


「いらっしゃいませー」


まぁ、現実の世界よりかはハッキリと聞こえる。


「ねぇ、ここに魔法瓶が売ってあるって聞いたんだけど」


初めての客は、スタイルが良く、耳が長いエルフの女性だ。


「魔法瓶はあちらです」


田城は指をさすと、エルフの女性は魔法瓶を見た。


「本当だわ」


───ん?なにが?


田城はエルフの女性が言ってることが理解出来なかった。


「これってあなたが作ったの?」


───ん?まじでなにが?


「どういうことですか?」

「魔法瓶を作れる人なんて、滅多にいないのよ」


───え?まじ?


「そ、そうなんですか?」

「あなた魔法ってどのくらい使えるの?」

「軽い炎や水が出せるくらいですが」




★ということで、田城のコーナー!★


知らない人A「田城って魔法つかえたの?!」


知らない人B「実は使えてたのよ」


知らない人A「なんだってぇ〜、だから魔法瓶を売ってるのか」


知らない人B「そうそう、魔法瓶はこの世界では、かなり貴重らしくて高額取引になる事があるんだってさ」


知らない人A「なんか凄いのねぇ〜〜、ところで魔法瓶の作り方って、どんなの?」


知らない人B「魔法瓶はね、まず。魔法で生成した水を用意するの。そして、もう1つ用意するのが自然の水。実はこの世界には魔法水しかないの。池も川も自然水ではないんだ。でも田城は現実の世界、いわば地球の水を知ってるから魔法瓶を作れたってこと」


知らない人A「ナルホドネ!」


知らない人B「あ、すみません、邪魔してしまいました。それでは本編どうぞ」




「なるほど」


エルフの女性が魔法瓶について説明してくれたのでだいたいは分かった。


「自然水か.....、ってことは、この世界に転生者がいるってことか」


どうやらこの世界は地球という星を知っているらしい。何らかの関わりがあったのかは不明だか。


「ねぇ、ここで働かせてくれない?」

「え?」


唐突すぎてびっくりする田城。


「とくに人足りてるし」

「いいじゃない、私1人くらい」

「まぁ、ええか」


田城は承諾した。


「私はエルフ族のユーフィリア、よろしくね」


田城は思った。

───魔法瓶ってすごいんだなぁ


こうして、コンビニは店員が1人増えたとさ。

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