愛情表現が苦手な騎士団長は離縁したくないらしい

国の窮地を救い救国の騎士となった俺は、褒賞として一人の公爵令嬢を娶ることになった。
結婚に興味が無く、人を褒賞とすることに憤りを感じた俺だが令嬢の名を聞いて、受け入れることにした。
その令嬢は、偶然にも俺の憧れの人だったからだ。
でも、愛のない結婚、俺が女性に慣れていないこともあり、なかなか距離を縮められず。
俺と俺の幼馴染みの令嬢との仲を勘違いされ、どんどん拗れていく関係。
それでも、必死に令嬢との仲を縮めたくて、慣れないながらに奮闘する。
やっとの事で想いが通じて、本当の夫婦になった。
だが、ある時、王が俺の妻を見初めたことで、妻と引き離されることになる。
このまま諦める訳にはいかず、王弟や王妃を巻き込み愛する彼女を奪還すると誓う。
王を謀り、王弟を新たな王とする為に奔走し、妻を取り返す。
妻を取り返して幸せに暮らした騎士団長のお話。