6話 「コピー」&「ストック」
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翌日の朝 早速アールトーとアシュリーにバイソンを見せることにした。
「なんだこの武器、見たことないな」
バイソンを見て驚きを隠せないアールトー
驚いた顔を嬉しそうに眺めているアシュル
「その武器は、うふふ、アシュルもいいところに目をつけたわね」
「え?お母さんこの武器のこと知ってたの?」
「まぁー少しだけ見ただけよ?」
「そっか、まぁーいいや早速使ってみよう」
そう言って外に出ていくアシュル
外に出たアシュルは2人が見守る中1本の木に狙いを定め
撃ってみた。
"バンッ"っと耳が痛くなるほどの音と共に発射された弾丸は2本横に5メートルくらいの木の上の方に当たっていた。当たった木の上は弾け飛ぶみたいになくなっていた。
「なんだ、今の威力は、すごいな、」
アールトーは今までにみたことがないような威力がアシュルの武器から出されたことに驚きを隠せないでいる。
「たしかに、想像より強かったわね、、」
アシュリーまでもが少し、苦笑いを浮かべている。
「いや、すごい威力だったね、全然思ったところに飛んでくれなかったし、、これから朝はバイソンを扱えるようになるトレーニングも入れなきゃな、」
何故か驚いた様子もなく、これからの朝のトレーニングのことを考えているアシュルをさらに深い苦笑いを浮かべながら2人は見つめていた。
それからは毎日
朝は、お父さんと剣などを使った戦いの後、筋トレを行い、それからバイソンを使って的に弾丸を当てる練習をした。
昼は、弾丸をできるだけ同じ性質のものをいっぱい作っては木箱の中に入れていく作業を開始した。
夜は、引き続き武器に関する本を読む。他にも弾を入れて撃つ武器があるみたいだが、バイソンすらも使えていないため読むだけにした。
そうして繰り返すこと1ヶ月が経ったある人
アシュルは自分の恩恵の効果が増えてるいることに気がつく。
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「左手」・・・・1....想像した武器を形作ることができる。ただし、想像する物の大きさに比例して恩恵量も減る。
2....この左手で作られたものは「右手」の恩恵をもつものしか使えない。
3....一度でも作ったことがある武器においてはその武器に必要な恩恵量の2倍を消費することにより同じ性能のものを作成することができる。
「右手」・・・・1....「左手」の能力によって形作られた物を唯一扱うことができる。使う時に恩恵量は必要としない。
2....左手以外のものはいつ何時であっても一切使えなくる
3....左手で作られたもの1000個まで右手の中にストックすることができる。
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アシュルは効果を見てガッツポーズをした。
「これはすごいことだぞ、今までは6発ずつしか打てなかったが、このストックさえできれば、それも解決する。
それに恩恵は毎日使ってるけど、多く使ったとしても50000を切ることは一回なかったから、長いからコピーって名前にするけど、コピーもいっぱい使えるし、これでトレーニングがはかどる!」
そしてアシュルはバイソンの改造を始めた。
今まではシリンダーに弾を入れていたのを、シリンダーを取り外せるように改造。あらかじめコピーで作っておいた弾をシリンダーに詰めた状態にする。そしてシリンダーに詰まってる状態をまたコピーしてどんどん右手に、ストックしていく。
1ヶ月毎日バイソンを撃ってきたアシュルはもう意識しなくても狙ったところに弾丸を撃つことができる。だからこそ、いかに早くリロードをするかをトレーニングしていたのだ。
そして空になったシリンダーは傾けることで勝手に取れるよう設計し、右手でシリンダーがあるところを触れるだけで新しいシリンダーが装着できるようにした。
そのことで今までは10秒以上かかっていたリロードも、
3秒でできるようになっていた。
そして毎日
朝は、お父さんに手伝ってもらい、的をなげてそれを撃つトレーニング、後筋トレだ
昼は、ひたすらシリンダーに弾丸を詰めた状態でのコピー、(今度からシリンダーセットと呼ぶことにする)それを右手にコピー。それの繰り返し。
夜は、ひたすら武器の知識を入れる。
そうしてアシュルは学園までをトレーニングで過ごすのだった。
6話読んでいただきありがとうございます。
自分的には、やっとここまできたって感じですが、読み手目線で見るとゆっくりに感じますね、、
これから本格的に学園編に突入していく形になります。
暖かく見守っていただけたら嬉しいです。
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