44話 2回戦 その1
読みに来てくださりありがとうございます。
……翌日 午前
第5試合 レイチェルvsガス
試合結果 勝者 ガス
試合開始直後はレイチェルの剣速について行くことが
できず、ガスは一方的にやられる展開だった。だが、
辛うじて当たる瞬間に攻撃の当たる箇所を硬化させていたガスは少しのダメージで済んでいた。そのおかげか、時間が経つにつれガスの目が慣れたこと。そしてレイチェルのスタミナが切れてきたことによる攻撃スピードの減速。レイチェルとガスの攻守が変わる理由には充分だった。そこから先はガスが一方的にレイチェルを攻撃する。結果ガスの勝利となった。
―――――――――――――――――――――
……午後
第6試合 ジークvsスタンリー
試合結果 勝者 ジーク
試合開始から15分はどちらも同じような力だったのもあり、試合は均衡していた。だが、15分過ぎたあたりから徐々にジークに試合が傾くようになった。
理由としては、どちらも恩恵的に相手に姿を見せないことが力を発揮する恩恵だったこと。そして、ジークはそれを克服することができたいた。それがこの試合の決め手となった。もちろんスタンリー自体も実力は劣るものではない。だが、流石に対人戦それに最初から姿を見せている時点では暗殺とは言わず戦闘となるのだ。そのような理由からこの試合はジークが勝利を収めることとなった。
―――――――――――――――――――――
……次の日。2回戦が始まってから4日目となった。
第7試合 カルロスvsローガン
試合結果 勝者 ローガン
この試合は最初から試合とならなかった。
カルロスの「独裁者」が絶対的守護の方の効果を発動してしまったから。その場合ローガンがいくら攻撃をしようと敵対とは判定されなくなってしまうのだ。
そのため今回だけ特別に2回戦では許されない「棄権」
が許された。ちなみに5分以上戦わないと降参ができないルールとなっている。今回は始まった瞬間には戦えないことが判明したため「棄権」と言う形になった。
―――――――――――――――――――――
……午後
第8試合 ミーナvsジェシカ
試合結果 勝者 ジェシカ
この試合もかなり一方的な試合になった。ミーナがいくら恩恵を使って人形を操っても意味がなかったのだ。闇属性に「吸収」と言う特別な効果があるのと同じでもちろん光属性にも特別な効果が存在する。
それが「発散」である。「発散」は簡単に言うと正のエネルギー。反対に「吸収」は負のエネルギーとなる。そしてミーナの恩恵「霊術師」は全ての技に負のエネルギーが宿ってしまうため戦いにならなかった。
―――――――――――――――――――――
試合結果
第5試合 勝者 ガス
第6試合 勝者 ジーク
第7試合 勝者 ローガン
第8試合 勝者 ジェシカ
44話読んで頂きありがとうございます。
次の話で2回戦が終わる予定になっています。
それぞれ1回戦の反省を活かして試合をしている様子が伝わっていたら嬉しいです。
特にガス!今回の試合でガスは相手が消耗するまで我慢をすることができました。これは素直に褒めてあげたいですね!
誤字脱字、感想、ご指摘などのコメントお待ちしております。
レビュー、小説のフォロー、応援もしていただけたら嬉しいです。




