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そして少年はまた一歩"最強"へ  作者: 槙 悟
5章  学年別闘技大会へ向けて
44/48

43話  始まった2回戦

読みにきてくださりありがとうございます。

1回戦が終わってから次の週の月曜日

今日から全ての学年、クラスが2回戦に入るため

授業はなくなり、学年別闘技大会出場をかけた上位10名の選抜に向けて動き始めて行く。


アシュルのクラスは他のクラスよりも人数が少ないため1日2試合というのは変わらない。


早速2回戦が始まろうとしていた。


◇2回戦


第1試合目 ショーンvsラルク



試合結果…… 勝者 ラルク


試合が始まったと同時にショーンは1回戦の時よりもより洗礼された動きで武器を投擲していく。さらには今回は出し惜しみをせず、武器には毒をつけあらゆる方向から攻撃して行った。だが、その武器をラルクは、一度に3種類の属性攻撃を持って全て跳ね返した。

圧倒的物量差による攻撃。やがてショーンの武器は尽き、ラルクからの止めにより試合は終わった。


―――――――――――――――――――――


そして午後になり2試合目になった。


     第2試合 アシュルvsトシナ


「頑張ってね!」「負けるなよ〜アシュル!」


それぞれ、リコとミールからの応援がされる。


「ありがとう」


一言だけ言ったアシュルは真剣な顔で向かって行った。



         「始め」


審判からの声がかけられた。



試合が始まる。

トシナはアシュルが遠距離で攻撃してくると読んでいた。

だから開始と同時に自分の前にある地面を凸にしてアシュルからの攻撃を防ぐ地壁を作る。

そこから凸にした地面とトシナ自身の地面をさらに凸にする作戦を考えていた。そうすることによりアシュルの攻撃を防げると踏んでいたから。

だが、それは失敗に終わる。最初の凸をした時、

すでにアシュルはトシナから20メートル近くまで接近していた。トシナは自分で作った地壁のせいでアシュルを見ることができなかったのだ。

アシュルはそのまま止まることなくトシナが作った地壁を抜け、その瞬間に勢いそのままジャンプした。

そのおかげもあるのかトシナに一瞬気づかれることなく攻撃することができた。

トシナが影によりアシュルが接近していることに気がついた時にはバイソンから放たれた木弾が頭にあたりそのまま意識を失っていた。


「勝者 アシュル」


試合は呆気なく終わった。

だが、アシュルは確実に自分が以前よりも、動きが良くなっていることを実感できたので嬉しそうだ。


「次はラルクか多分鬼丸使うことになるよな。

もう少しだが技を磨かないと。失敗しましたじゃ許されない」


そう呟いてアシュルはリコ、ミールのいる2階に戻っていった。


―――――――――――――――――――――

翌日


   第3試合 トーレvsアイリーン



試合結果 勝者 アイリーン


試合が始まりトーレは、1回戦同様虫を従えることで試合に参加した。虫の種類は同じく3種類。

違うのはアリも今回は地面に潜らず攻めてきたこと。

だが、アイリーンにとっては相手ではなかった。

迫り来るアリとカマキリを華麗なそうちゃん2号の技により切り倒していく。そして気がつけばトーレにはダンゴムシしか残っておらず、アイリーンからの攻撃を受けたダンゴムシは自らを守るべく丸まってしまったのだ。守られるものがなくなったトーレは仕方なく

降参を選択。アイリーンの勝利となった。


――――――――――――――――――――

午後になった。


次の試合はリコの試合となる。


「エレーナかリコ気をつけてね。なんか自己紹介の時打倒リコとか言ってたし」


アシュルは心配そうに言う。


「そうだね、充分に警戒していくわ」


そう言いつつもどこか余裕そうなリコは軽い足取りで2階から1階へ降りていくのだった。



第4試合  エレーナvsリコ


「棄権しなくていいのかしらリコ」


エレーナから余裕の一言

それに対してリコも


「私がなぜあなた如きに棄権しなくてはならないわけ?」


エレーナは額に青筋を浮かべながら


「後悔させてやるわ」


そう言い開始位置に向かうのであった。





試合が始まった。エレーナからの結界を使った攻撃がリコを襲う。何重にも重ねた結界をリコにはっていくのだ。そして全て人を殺せてしまうほどに圧力をかけて。2階にいる生徒がやりすぎだと思うほどにエレーナはリコに結界を張っていく。だが、その様子を見守るアシュル、それにミールは焦りの表情を見せない。

だってリコには属性攻撃は効かないから。

そう、エレーナが使っている結界は一応光属性攻撃の一種に入るのだ。アシュルとミールはそれをわかっていた。

案の定、結界の中から無傷のリコが出てきた。

それだけではない。あの結界の中から出てきたリコからは言葉では表すことができないオーラが宿っていた。エレーナは自然と自分が後ずさっていることに気がつく。その隙をリコが逃すはずもなく、一瞬でエレーナの目の前に現れる。スピードはアシュルさえも目で追うのがやっと。エレーナの目の前に現れたリコは勢いそのままに剣の腹でエレーナを攻撃。それによりエレーナは吹き飛ばされ、意識を失った。


結界、第4試合はリコの勝利となった。


―――――――――――――――――――――


試合結果

第1試合 勝者ラルク

第2試合 勝者アシュル

第3試合 勝者アイリーン

第4試合 勝者リコ

43話読んで頂きありがとうございます。


今回は一度に4試合書かせていただきました。

予選の段階ということもあり。少し急がせてもらうつもりです。

よろしくお願いします。


とにかく、リコが強いですね。

もしかしたらアシュルvsリコというのも見れるか日が来るかもしれませんね!楽しみです!


今日はこの1話のみの更新のつもりです。

申し訳ないありません、、、


誤字脱字、感想、ご指摘などのコメントお待ちしております。

レビュー、小説のフォロー、応援などもしてもらえたら嬉しいです。

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