30話 第10試合 ガスvsマーカス
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第10試合 ガスvsマーカス
マーカス 子爵家の次男 クラス編成試験18位
恩恵 「武器師」 全ての武器に置いて才能を持つ。
マーカスは武器師として史上初、大きく分けて5種類ある武器の内、その全てを使いこなすことができる逸材だった。流石に各武器専門の恩恵持ちには及ばないが、多彩な武器を使用しながら戦うことことで及ばないところをカバーしている。今回の初戦では両手にそれぞれ、少し小さめの盾、槍を持ち、腰に短剣、背中には斧2本を用意していた。
「マーカス珍しいくやる気じゃねーか。楽しめそうだな!」
マーカスとは仲がいいのか軽めな感じで話しかけるガス
「あはは やめてくれそんなこと言うの。ガスとなんかやりたくないよ。容赦ないし、脳筋だし、武器関係なく突っ込んでくるし。はぁー疲れる試合だ」
対するマーカスはとても嫌そうにしていた。隠そうともせず、顔に出していた。だが、言葉とは裏腹に開始位置についてもいないのにフル装備なところ案外やる気があるのかもしれない。
お互いが開始位置に着き、お互いが不敵に笑う。
今か今かと審判の開始合図を待っている状態だ。
審判から開始の合図がかけられた。
"始め"
「行くぞマーカス!
"硬化" 」
「行くぞガス!
頼むぞお前たち」
名前を呼び合い、ガスは恩恵の技、硬化を発動。
硬化は体の部分を硬化することができ、基本的にガスは硬化したい箇所しか硬化しない。今回は両手を硬化していた。
マーカスは今回持ってきた武器に目配せをし、声をかける。
お互いが真正面からやり合うべく突っ込む。
ガスは右手でマーカスを殴りにかかる。
マーカスは体を捻り、左手の盾でガスの攻撃を受け流す形で受け止め。少しバランスを崩すガス。すかさず、右手の槍でガスを攻撃するマーカス。
ガスは槍が当たる部分を硬化することで防御。
すぐさま体制を整え、今度は右手で殴りにかかる。
受け流そうとするが、途中で右手が止まり左手からの攻撃に切り替えられたため、背中にうけてしまうマーカス。斧が背中にあるおかげで酷いダメージにはならなかった。
お互い攻撃を緩めずガードしながらの攻防が続く。
だが、やはりガスの方が総合的に上であり、マーカスの武器自体は当たってはいるけれども、ガスの硬化によりあまりダメージを与えられないでいた。
徐々に互角からガスが優勢になってきた時だった。
一旦マーカスが引いた。ガスが許すはずはないのだが、向かって来るガスに向かって盾を投げた。短剣を捨て、背中に手をかける。マーカスは防御捨て両手で斧を持ち、完全攻撃体制にはいる。
盾を投げられ少しだけ動揺していたガスに向かって、
1本の斧を力一杯投げる。ガスの肩に向かって跳ぶ斧はガスが気づいて一瞬で硬化するよりも早く刺さっていた。
「クッ……」
はじめてガスから苦痛の声が聞こえた。
マーカスは全く構うことなくもう1本の斧で攻撃を図る。
「そんな何度もやられるかよ」
今度はガスが全身を硬化、なのに更なるスピードでマーカスに迫る。
防御をしないと決めたマーカスは上に飛び斜めに1回転することで遠心力をつけ、迫ってきているガスの頭にむけて斧の一撃を落とす。
"バキッ!"
根本から折れる斧。
「脳筋め、全力の攻撃なのに武器が壊れるのかよ」
悪態をつくマーカス。
次の瞬間にはガスの本気のアッパーをくらい気絶していた。
「勝者 ガス」
第10試合 ガスvsマーカス
勝者 ガス
30話読んで頂きありありがとうございます。
脳筋くんはやっぱり脳筋くんですね。なんか自分で書いてて肩に斧とか痛すぎて、笑っちゃいますよ笑笑
なんかやっぱりガスを適当に扱ってしまうところがあって、なんか恨みでもあるんでしょうかね。ないんですが、、
とりあえずいつもならこれでまた明日よろしくお願いしますなのですが、今日は久しぶりにもう一話書きました!読んでくれたら嬉しいです!予選の続きではないです。
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