表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そして少年はまた一歩"最強"へ  作者: 槙 悟
4幕  学年別闘技大会予選 1回戦
23/48

22話  第3試合 アシュルvsニール

読みに来てくださりありがとうございます。

1週間が経ち、再び学年別闘技大会予選の日がやってきた。


アシュルはこの1週間、ずっとある武器について練習していた。その武器とは鬼丸だ。その前からずっと練習はしていたのだが上達するのは刀を振る速さなどの基礎の動きばかり。銃とは違って使いこなせれば強いと言うわけではないこの武器にアシュルは苦戦していた。何かが足りない、何が足りないのか、それをひたすら考えるアシュルだがそれでもわからないでこの日を迎えてしまったのである。


「とりあえず今のままでは勝てないから今日はバイソンにしておこう」


そう呟きながら試合前の準備をするのであった。


     第3試合 アシュルvsニール


(ニールって確か盾の恩恵だったか、厄介かもな)


ここの中で呟きながらスタート位置へと歩くアシュル。


審判からの合図がかけられる。


       "始め"


開始と同時にアシュルは盾を構える前の瞬間を狙ってバイソンを発射するもニールがそれよりも早く盾を構えたため防がれた。まだ、弾丸は木弾である。


(やっぱりダメか、、構ってはいられない実弾で行こう)


アシュルはまだ5発残っているシリンダーを右の手に戻し、実弾が入ったシリンダーセットに変更。

ニールの周りを走り、隙を狙いながら実弾を撃つ。

だがニール自身も隙を埋めるように盾でカバーしていく。


しかし、


(まじか、実弾ですはヒビが入らないのかよ。これはちょっとやばいな。バイソンじゃきついか出し惜しみはなしだエレファン頼むぞ)


右手の武器を変えたタイミングでニールに向かって走り始める。


詰めてきたことに初めてニールの動揺が見えたように思えたが盾で顔が見えなくなった。

そんなことはお構いなしとどんどん詰めてエレファンの射程距離に入った。その瞬間ニールの方へスライディングをするアシュル。そして、リコ以外では初のお披露目となるエレファンをニールとの間1メートルもない距離で盾に発射。


"ッッバァーーンッ"


ニールとニールの持った盾はそのまま5メートル後ろに後退させられていた。


(う、嘘だろエレファンで、更にはほとんどゼロ距離からの発射だったのに割れてもいなければ、ヒビすらも入らないのか。なんでだ??どこにそこまで防げるような機能があるんだ、、、、)


少し焦り始めるアシュル。イーグルを使えば盾を貫通するのは容易いのだがニールまで撃ち抜いてしまうのだだから学校の対人戦では使うことができないのである。


(ん?今一瞬盾に隠れてるけど一瞬、肩で呼吸しているニールが見えたな。なんでだ?)


ほんの一瞬だけニールの疲れている姿を見たアシュルは一旦考えるためバイソンに持ち替え、距離をとりながら攻撃し考え始める。


(今まで、ニールはほとんど動いていない。僕が動けないようにしていたから。

だから実際は盾でしか防いでいないはずなんだ。

じゃーなぜニールは疲れている、、ん?もしかして)


何かを閃いたのか、先程まで6発撃っていたバイソンを1発だけ撃ってみた。わざと盾の1番端っこの部分


すると"バキン"と盾が欠けた、だが次の瞬間には"シューウッ"と音がして元に戻っていく。


(そういうことなのか、盾の元々が強いんではなくてニールが恩恵の効果で盾に強度を持たせたり、修復していたのか。それなら持久戦にも連れ込めばいけるのか)


そう思い、またエレファンに持ち替えニールの元に近づいていくアシュル。


(これを何回か繰り返せば、)


とアシュルが思った瞬間今まで黙っていたニーから始めて声が聞こえる。


「僕がその攻撃を2回も受けると思うのかい」


そう言い放ち更なる技を発動する


        "振動"


一言でニールの盾からは目にはめえないが暑いときに地面から出る蜃気楼のようなものが出始め、地面に叩きつけた。


その瞬間アシュルはバランスを崩すことになる。

盾を伝って地面に振動を送るこの技はシンプルだが、相手の隙を作るのはとても適している技だ。

ニールはその隙を見逃さず盾を持ち横で1回転。遠心力を力に変えアシュルを盾で殴る。


辛うじてエレファンでガードするも先程のニールのように5メートルは後ろに吹き飛ぶ。

すぐに立ち上がると少し視界が揺らいでいる。軽い脳震盪とだろう。銃は撃たないと判断したアシュルは仕方なく鬼丸を取り出す。


(使えるか心配だけど、そんなこと言ってられない。

とりあえず脳震盪は治ってきてるし少しすれば視界は戻ると思うけど、あれをあと何発ニールが打てるのだろうか)


そう思いながら距離を取ろうとするが、そんなことは許してくれるはずもなく、ニールが詰めてくる。

ニールの間合いに入ったのだろう先程と同様に横で1回転して攻撃を放ってくるがそれを鬼丸で防ぐ。


"ギチギチ"と音が鳴る両者の武器


ニールが歯を食いしばりながら力を振り絞り


       "振動"


恩恵を発動する。

今度は地面ではなく直接受けてしまったアシュルは先ほどよりも強い脳の揺れに襲われる。


だが、ここでアシュルの身に変化が現れる。

脳が揺れている中で更なる脳の揺れ、アシュルの脳の中では色々な情報が入り込むことにより、パンクしそうになっていた。だから脳は指示を出した。目から見える情報をスローにする指示を。そのことはアシュルには分からないこと。ただ全てがスローに見えるこの状況で、体だけはこの1週間、いや、これまで振ってきた動きができていた。無意識に振るわれる鬼丸。力が入らないだけに盾に対して横から垂直に流れていく。アシュルには鬼丸の刃が1回もぶれることがなく、盾に入っていくところもしっかりと見えていた。


結果、攻撃したはずのニールが逆に盾を上下に切られてしまった。


(あーなんて綺麗な刃なんだ)


一瞬にして行われた脳の処理が追いつき、正常な働きを始めたことでアシュルは心の中で呟いていた。

スローに見えた視界も徐々に普通に戻ったいく。まだ多少目が回っている中で盾を切ったことを確認。武器を無くしたニールに向かって刃を逆向きに変え、峰打ちをする。


ニールは意識を失い倒れる。


審判から「勝者 アシュル」と響きわたる。


アシュルはそれを聞き武器をしまい退場しようとするがそのまま意識を失い倒れるのであった。








「ぅん、んー」


と目を擦りながら起き上がるアシュル


「ここは、、あーそうか終わった後倒れたのか。

ならここは治療室かな」


呟くアシュル。


声に気がついたのかカーテンが開けられリコが入ってくる。


「おつかれ様アシュル」


そう言って黙って置いてある椅子に座るリコ


「うん、ありがとう。でも今回はほんとに運が良かったとしか言えない。あれは負けていたも同然だった」


アシュルは自分に言い聞かせるように言う。


「でも、これで次も戦えるんだからいいじゃん」


リコはそれ以上はなにも言ってこない。

時々リコは10歳、11歳には見えないようなことをする。

これもそうだ、「これから頑張ろう」とも「そんなことないよ」とも言わない。アシュルは改めてリコが友達で良かったと思った。


「そうだね。今回のでなんとなく今までのやり方だとこれから通用しないこともわかった。それに少しだけど鬼丸の使い方も最後のあれでわかった気がするんだ。2回戦に向けてトレーニングすることにするよ。後バイソンたちももう少し手を加えないといけないな。僕は今回ニールと戦えて良かったよ」


アシュルは今回で学んだことを次に活かすだろう。

そして2回戦ではどのような成長を見せるのか楽しみである。




「じゃー午後の試合これからだから見に行こう」


リコの言葉に頷き、治療の先生にお礼を告げてから、2人で部屋を後にするのであった。



       第3試合 アシュルvsニール


         勝者 アシュル

  

22話読んでいただきありがとうございました。


これはもう主人公補正入りましたね、、

でも、なんとか納得行けるように持って行けたのかな?と思ってはいますが様々な反応がされると思っております。


あと、ニール君へ、

ごめんね。頑張ったのに、、ごめんね。


はい!これで許してくれる!

と言うことで、今回の予選は鬼丸くんが鍵を握りそうですね。楽しみです!


この後もう一話出しますのでよろしくお願いいたします。


誤字脱字、感想、ご指摘などお待ちしております。

質問です。私の作品は読んでいてどうでしょうか、自分自身楽しんで書きたいように書いてはいますが、やはり皆さんの意見が気になります。

面白い、普通、面白くない、どれでも構いません。感想聞かせてもらえたら嬉しいです。よろしくお願いします。


レビューや小説フォローの方もやっていただけるととても嬉しいです。よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ