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そして少年はまた一歩"最強"へ  作者: 槙 悟
4幕  学年別闘技大会予選 1回戦
22/48

21話  第2試合 ミールvsラルク

読みに来てくださりありがとうございます、


ラーナとショーンの激戦の後、昼休みを挟み

これから第2試合が始まろうとしていた。


      第2試合 ミールvsラルク


ミール 伯爵家の次女 クラス編成試験14位 恩恵は

「ミラー」 この国では「鏡鑑師」と呼ばれている。

主にこの恩恵は仕事の方に適した恩恵と言われるのだが、ミールは他の人とは違いミラーを使って跳ね返す特殊な効果を授かったのだ。それにより才能を開花。

非戦闘職でありながら、ここまでの順位を叩け出したのである。


(よりにもよってミールさんでした。僕もこれは運が悪いことですな。ですか、こんなところで負けるなんて許されない。2回勝てばあのアシュルと戦うことができるのだから)


内心で呟きながら最初の位置に歩いていくラルク。

アシュルとはどうしても戦いたいらしく燃えていた。


(なんで、あんなにやる気なの??ラルクくんめっちゃやる気なんだけど、、ほら今"ニヤッ"てしてるもん。

でも、負けたくはないな。頑張らないと)


ミールはミールでラルクに怯えながらも覚悟を決め、位置につく。


審判から開始の合図がかけられる。


        "始め"


「じゃーお手並み拝見と行こうか」


ラルクはそう言い先程の試合でラーナがやっていたような属性を細長く圧縮し回転を加えた武器を作る。


この技は槍と呼ばれる初級の攻撃だが、武器を作る際にかけた圧縮力や回転力などによって攻撃力をいじることができるのでとても使い勝手のいい技となっている。 


先程のラーナと違い1秒に満たない速さで槍を作り出すことができている。それも火と水の2つの属性を1本ずつ。


ミールもラルクからの攻撃を予測していたため、開始の合図と共にミラーを作り出す用意をしていた。それが功を奏したのかラルクの初撃にも対応することができた。


「へぇーしっかり跳ね返してくるじゃん」


1秒にも満たない攻撃を難なく跳ね返されたと思っているラルクは2本ずつ槍を作り放っていく。

ミールはそれをどうにか跳ね返しながら、ラルクの攻撃を相殺していく。だが逆に言えば、ミールの攻撃はそれだけ、ただ相殺しているだけならいずれ恩恵量がなくなる。


ミールは2本ずつしかラルクが打ってこないことから1度にはなてるのが2本と判断し、勝負に出る。


(私は、入学してから跳ね返すだけだとやっていけないから、一死に練習したんだ。ラルク君にだって負けてたまるか)


内なる心を燃やし、恩恵の効果を発動。


      "ミラータクト"


呟くミール。今まで出してきたミラーよりも小さめのミラーが出現、ミールの手には1本の棒が握られていた。

ミールは先程から出しているミラーで跳ね返したラルクの技をラルクには返さず誰もいない方向に流す。


(なぜ、方向を逸らした?)


ラルクがそう思った時には遅かった。


"バンッ"と別の方向に跳ね返したはずの攻撃が自分の近くに被弾し、少し後ろに吹き飛ぶラルク。


「何が起きた、そうか彼女の力か」


ラルクはまたもや一瞬で状況判断。ミールの持つ棒と棒を振ることによって細かい動きをするミニミラー。それを逸らした技に反射させることによってこちらに攻撃してきたことを理解する。


(厄介になったな。今回は2本しか出せない定で勝とうと思ったんだが2本だと頑張っても全部跳ね返させる。

いや、いいのかそれで。恩恵量はこっちが上。跳ね返しは相手の攻撃で消費した恩恵をそのまま消費する技。多分あのミニミラーも少ない量ではあるけど反射するはず。それなら相手がなくなるまで撃ってやろう。あとは避ければいい、避けられない奴は相殺だ)


ミールの倒し方を決めたラルク。あえていつもより恩恵量を消費して槍を放つ。


ミールはそれを先程と同じよう跳ね返し、さらに跳ね返すことにより多彩な角度からラルクを攻撃。

槍が飛んできたら跳ね返し攻撃、

また槍が飛んできたら跳ね返し攻撃していく。


「はぁ、はぁ、なんでこんなに撃ってるのにラルク君は平気そうなの?それにいろんな角度から返してるのに当たらないし。やばいなミラーにも少しずつヒビが入ってきてる。限界の証拠だ」


心の声が小声で漏れてしまうほど疲れてきているミール。


そしてついに、集中力が切れかけ、ミニミラーの跳ね返しが甘くなり始めた。ついには壊れるものまで出てきている。


そこをラルクは見逃さない。

先程よりも一段階威力を高めた攻撃を放つ。

そうすることによって、今まで最初に跳ね返してきたミラーが破壊される。すぐに立て直そうとするミールだが、

ラルクはそれを許さない。次は威力よりも速度を上げた槍で攻撃。ミールは避けることが出来ず壁に吹き飛ばされる。起きあがろうとするが起き上がることができなかった。


「勝者 ラルク」


審判がそう告げるのであった。


      第2試合 ミールvsラルク


        勝者 ラルク




1日目が終わり。解散となる。

明日はついにアシュルの試合。


「絶対に油断はしない。全力で試合に臨もう」


部屋に戻る際、アシュルはつぶやいた。

21話読んでいただきありがとうございます。


2話連続投稿、なんか憧れてたことができた気がします。嬉しい!!


今回の話ですが、ミールほんとにごめんね。って心の中で言いながら書きました。謝るなら人変えろって思いますよね。でもここでの犠牲はミールが適任なのです。なんか悪役になった気分笑

それは置いといて、ついにアシュルの初戦になります。今までは瞬殺だったアシュル君は次も瞬殺できるのか?期待ですね。ですがそろそろアシュル君やられてくれないと、タイトルの回収難しくなるからやめてくれって思ったりしてたり、してなかったり、、

ふざけすぎました。すいません。

更新は明日になります。間に合うよう頑張ります。間に合わなかったらすいません。


誤字脱字、感想、ご指摘などコメントほんとに待っています。最近は皆さんがどのように思ってこの作品を読んでくれているのかとても気になっております。いろんな感想でもそれが私を成長させてくれると思っていますのでどうか一言でもしていただけると嬉しいです。

そしてついでにと言ってはなんですが、レビュー、小説の!小説のフォロー、ハートなどしてくれたら嬉しいです。喜びます!


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