19話 新たな闘技大会
読みに来てくださりありがとうございます。
「じゃー第何回か忘れたけど学園会議を始めるかの」
学園の先生一同が集まっているこの部屋で最初に声を出したのはセフィルス。
「珍しいですな校長、全員集まる会議とは」
白髪が目立つ、この中では1番歳が上であろう人物が校長にそう問いかける。
たしかにこの会議自体は余程大事なことではないと開かれない。そのほかは殆ど校長が勝手に決めるからである。
「そうだな、連絡事項がいくつかあるが一気に行ってしまおうと思ったのじゃ」
セフィルスはめんどくさかっただけなのである。
「順に話していくぞまず1つ目だが、今年の闘技大会から今まで最高学年のスカウトしかなかったが、全学年を対象にスカウトすることに決まった。スカウトができる団体は、王国騎士団、騎士団、守護団とされた。他のところからは例年通りの最高学年だけと言う形だ。
そしてもし最高学年以外がスカウトされた場合はスカウト場所で働くことが学園で学ぶ代わりとなることも決まった。とりあえず1つ目はこんなところだ」
簡単に説明したセフィルスだが他の先生たちは驚きを隠せていない。
「あの、、説明よろしいでしょうか」
手を上げて許可を促すのはアシュルの担任だあるルリーナ先生だった。
「おういいぞ」
答えるセフィルス
「その内容からだと断るということが入っていない気がしますが、スカウトされた生徒は強制ということになるのですか?」
「あーそうか、いや強制ではないぞ。断ることはできる。だからもし生徒に伝えるなら断ることもできると言っていてくれ」
お礼を言って座るルリーナ先生。
「質問ないみたいだから次にいくぞ、次はまた闘技大会の話なんだが、ルールが変わる。これはさっきのスカウトの件にも関係してくるんだがより優秀なやつを見るためのルールとなる。
まず前までのルールだが、闘技大会も学年別闘技大会も全員参加だっただろ。あれは効率も悪いしとにかくだるい。
だから今年からは、学年別闘技大会を1回に変更、大会に出れるのはそれぞれのクラスで勝ち上がった上位10名の総勢40名で行うことにする。クラスの上位10名はもう今週の金曜日から授業を学年別闘技大会の選抜としてやってもらうつもりだ。人数の多いクラスは特別に自習の時間も使って選抜してもらうことになるだろうから担任はよろしく頼む。
そして、全学年闘技大会はさらに学年別から選ばれた上位10名の総勢50名を出すことに決まった。さらには全学年闘技大会という名前だがここでも学年別に別れてやってもらい、最後に各学年で1位をとった5人にトーナメントで順位を競ってもらうこととなる。例年よりかは日数が少なくなるが、その分より力を入れるつもりだから気は引き締めてやってもらうように頼む。
次の連絡事項だが、闘技大会の数、月の変更により今年から試験自体をなくすこととなった。クラスの入れ替えチャンスが少なくなってしまうが、申し訳ない。これは決定事項だ。
そしてこれが最後、再来年の学期末に各国の学園で代表者を選抜し、国対抗の闘技大会を開くことが決まった。詳しい話はまた細かく決まった時会議を開き報告することにする。これで今回の会議は終わりだ、今日の授業で各自クラスに報告するように」
そうして先生一同の会議は終わった。
「はい、これが今後のスケジュールとなります。
今週の金曜日からトーナメントを作るつもりなので心の準備をしていてくださーい」
アシュル達は午前中の授業のタイミングでセフィルス校長からの話を聞かされた。
アシュル達からしたらクラス入れ替えの数が減ったので、
嬉しいことだが、少しばかりは同情してしまっていた。
金曜日になった。
今日は来週から始まる学年別闘技大会のクラス代表を決める予選の組み合わせを決める日だ。
決め方はまさかのくじ引き、、アシュルから順位順ということになった。
アシュルの順番は5番 3戦目。
リコは15番、8戦目だった。
他のみんなは試合当日まで内緒ということだろう一体誰が当たるのか。対人戦が案外好きなアシュルは楽しみでしょうがないのであった。
来週から金曜日に1日、4試合を行っていくということなのでアシュルは早速初戦がある。
最近は少し気が抜けていると思っているアシュルは、来週までにしっかりとトレーニングすることを心に決め、
初戦に挑むのであった。
19話読んでいただきありがとうございます。
先にお伝えです。今日は短いですがこの1話だけとさせていただきます。理由としましては、ここ2日間ほど、私の中では少し内容が薄い、ぐだりを見せているように感じたからです。次は闘技大会予選となります。しっかり明日に2話出せるようにしたいと思いますので、よろしくお願いします。(内容として、予選が終わるまでは1話で2試合分を書くつもりです。そして初めましてのクラスメイトも出せたらなと思っています。話の題名もわかりやすく名前を書くつもりなので、主要人物のところのみ読みたい人はそこだけ読んでいただけたら嬉しいです)
ということで、19話ですがもうセフィルスのわがままは私のわがままという感じになってますね!ごめんねセフィルス。こんな扱いですが、私的にはお気に入りのキャラの1人でもあります。なので、皆さんも好きになってくれたら嬉しいです。
誤字脱字、感想、ご指摘などのコメントお待ちしております。
レビュー、小説フォロー、ハートもしてもらえたらとても励みなります。よろしくお願いします。




