18話 セフィルス校長
読みに来てくださりありがとうございます。
「もうほんとにやめてくれよ、会ってそうそう撃ってくるの。怖くて眠れなくなるだろう」
なんてことを言いながら先程はしっかり瞬時に対応されて弾丸を掴まれているのだがと思うアシュル。
今は、おとなしくソファーに座っている。
そしてセフィルスが話し始めた。
「さて、本題に入ろうかな。とりあえずアシュルのことを聞く前に俺のことを教えといてやろう。
俺の名前は知ってると思うけどセフィルスだ。そして学園の数人しか知らないがこれでも元王国騎士団 団長だ。
説明しとくと、王国騎士団はこのキリ王国の中で本物と認められたものしか入れない王国の中で1番強い組織だ。
そしてその中でも団長というのはその組織のトップ。そしてそれは3人しかなることができない。それの元ではあるが団長だったぞ!とりあえずここまでわかったか?」
「すごいのは分かりましたけど、なんでやめたんですか?どう見てもまだ現役ですよね?元とか言ってるけど」
「えーめんどくさかったから逃げてきた。まー総団長にはバレてるけども。今は国同士も何もなく平和だから、まーいいだろうってことで許してもらってる。たしかに元とか言ってるけど、一応現役団長でもあるな俺は。だが、今は校長だ。それゆえ、元団長ということだわかったか?」
「はいはいわかりました。あなたはどこにいても自分勝手に生きてるってことですね」
「自分勝手とか心外だなーー。まーいいや、次に俺の恩恵はこの国での呼び方だと「流動師」という名前だが、難しいから「時間」の恩恵と言われている。効果は流れを動かすことができる能力。だけど俺が使うのはほとんど時間の流れに関してだけだから、時間ということにしている。
ほんとはもっと色々できるみたいなんだが、流れというのは全てのことに対して関連してるんだ。だから流石の俺でもここまで鍛えたって、時間までが精一杯だったよ。
ここまでで質問あるか?」
「んー2個あります。最近気になってたんですけど、恩恵の呼び方これが違う理由ってなんですか?」
「あーそれか、それはな各国が戦争をする前の呼び方なんだよ。そして、一度はこの世界を支配した東大陸の帝国がその呼び方を続けたことが原因なんだよな。だけどその支配が終わり、各大陸ごとに国ができた時に、その国独自の呼び方を考えだしたんだ。それでこの国は何か職と関連した名前にしたってことよ。見ての通り前の呼び方の方が呼びやすいけどな。」
「なるほど、ありがとうございます。次は、時間までで精一杯って言いますけど、時間さえ支配できればそんな困らなくないですか?」
「そんな甘くはないんだよ。この国だけでも俺よりも強い奴は知ってる限り2人いる。それにほかの国には俺みたいなの普通にいるからな?」
「そ、そうなんですね、僕の方はもう質問はないです」
「わかった、それで今回なんでお前を呼んだかというと。
その恩恵のことと、武器のことについてだな。とりあえずお前の恩恵のこと詳しく教えてくれ。そして今お前が使っている武器についてもここに出して教えてほしい。別に壊したりしないし襲ったりもしない」
「分かりました。先に恩恵から。僕のプレートに書かれている恩恵の名前は「左手」「右手」と表記してあります。
効果はまず左手。1つ、想像した武器を作ることができる。だが、想像したものの大きさによって恩恵量が消費される。2つ、左手で作られた武器は「右手」の恩恵を持つものでしか使えない。3つ、1度でも作ったことがある武器に関しては対象の武器に必要な恩恵量の1.5倍を消費することでコピーできる。4つ、恩恵量10消費することで右手のストックに直接送ることができる。左手は以上です。
次は右手。1つ、「左手」によって作られた武器を唯一使うことができる。2つ、「左手」で作られたもの以外は一切使えない。3つ、「左手」で作られた武器を10000個までストックできる。
以上が僕の恩恵の効果です。
次に武器に関してです。そして武器に関してはこの本を参考にしました。これはバイソ、じゃなくてリボルバー
これがエレ、じゃなくてソードオフショットガン
イーグルじゃなくてスナイパーライフル。
最後がこれでこれは鬼丸です、、じゃなくて刀の太刀というものです。これが僕の相棒、ゴホン、、武器になります」
「なんか愛着があるんだな。伝わってきたよ、、
そっかそんな名前だったかお前の恩恵は、それによりによってその本を参考にしたのか、、お前からしたら運が良かったということだな。とりあえず今回恩恵やその武器のことを聞いたわけは、学園としてではなく団長としての仕事だったんだ。お前の恩恵は未知のものであり。
お前の使っている武器は昔のある人物が使っていた武器と同じ種類なんだ。だから総団長の方から直々に命令が降った。それに俺自身もお前に興味があったからな。ってことでわざわざお前を呼んだんだ。まーでも聞く限りお前の努力次第で全然変わっていくと思うし、恐るに足りないと言っておくつもりだから気にせず学園生活を送ってくれ。とりあえず今回はこれで話は以上だが、最後になんか質問あるか?さっきも聞いたけど、俺とこんなに話せるチャンスは今日くらいだぞ?ないなら終わりにするが」
「なら、最後にこの武器の本について教えてください」
「本についてか、機密事項だけどまーいいか。
まずお前の持っている本についてはこれは別に取り上げたりしないから大丈夫だ。でも市販で売っててその武器まで書いてあるのはもうそれだけだと思う。なんせお前みたいな奴が生まれたら溜まったもんじゃないからな。これ以上はっていうことでその武器関連は載せないことになったんだ。だが、各国一冊だけは全ての武器が書いてある本を持つように決められている。だが、その一冊でさえ、ある人物は旧帝国の皇帝なんだけど、その皇帝が使っていた武器の一部しか載ってないと言われているんだ。そして帝国にはその全てが載っている本があると噂されているが、帝国は今の今までそんな本はないで押し通しいる。こんなところでいいか?これ以上は色々口を滑らせそうだ」
「分かりました。ありがとうございます」
「おうおう!ならもう寮に戻っていいぞ」
そう言われ、席を立ち校長室を後にするアシュル。
自分が使っているような武器はまだまだあるのか、そう思いながら自分の部屋へと戻っていくアシュルは、その後リコと夜ご飯を食べ、すぐ寝るのだった。
18話読んでいただきありがとうございます。
自分的には皇帝のこともう少し書きたいんですが、まだ我慢しました。えらい!!
今日中に上げるとか言って全然あげられず申し訳ございません。これから年末忙しくなってくる関係で、平日、土日どちらも1日1話投稿になるかも知れませんが長い目で見てくれたら嬉しいです。
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