16話 急遽始まる模擬戦
読みにきてくださりありがとうございます。
昼休憩が終わりあとは寮内の施設紹介になった。
教室を出て廊下を歩くクラス、全く暑くないのに歩いて行くごとに大量の汗をかいて行くルリーナ先生。
見かねてアシュルが
「ルリーナ先生、汗がやばいですけど、大丈夫ですか??」
ぎく、!っと音が出るように背筋が伸びるルリーナ先生。
「いやーあのですね、施設案内しようかなって思ったんですけど、大浴場なんて紹介するとこないし、プール、食堂もない。訓練場も仕組みまでは教えられないし、
図書館なんて、本しかないし。よくよく考えたら寮の施設紹介なんていらないなって、、あははは」
「笑い事じゃないですよ?先生。
じゃーもう今日は終わりなんですか?そしたら訓練場とか貸してほしいんですけど」
「いやーそうしたいのも山々なんだけど、(私も楽だし)
だけど、せめて2時間ほどはやってくださいっていわれちゃったこらね」
頬をポリポリしながら言うルリーナ先生。
「それなら、訓練場を使って、模擬戦をしませんか?」
グラニルがルリーナ先生に提案をした。
早速アシュルとやり合いたかったのだろう。
どこまで、1位と言うものに固執している王子だっと文句を言いそうになるアシュル。
我慢しつつ模擬戦を断ろうとした時。
「断るわけないよなアシュル君。だって負けるのは嫌なんだろう?さっき言ってたじゃないか。ここで君が断ったらそれこそ負けを恐れて逃げたってことになるんじゃないか?」
皮肉なことを言ってくるグラニル
だがやはりアシュルも黙っては入れない。見てもいないのに馬鹿にされるのは嫌なのだ。
「しょうがないな。やってやるよ!負けても泣くんじゃないぞ、王子様よ。それでルールはどうするんだ?」
最近自分でも前とは少し性格が変わってきてしまったのではないかと思い始めるアシュル。だか、成長したのだろうと結論付ける。
「ほう、言うじゃないか農民の分際で、力の差というのを思い知らせてやろう。一応これでも授業だ、殺し合ったりしてもダメだ。だから先に一本でも攻撃を食らったら負けということにしよう。それならいいかなルリーナ先生。ルリーナ先生としても時間稼ぎにはなるだろう」
「まぁーそうですけども、ほんとにくれぐれも怪我だけはしないでくださいね。」
クラス一同は黙って2人について行く。
特殊訓練場に入り準備にかかる2人
アシュルところにリコがやってくる。
「あの勘違い野郎に1発かましてね」
それだけ言って2階へと上がって行く。
審判はルリーナ先生がやってくれるとのことで真ん中に立っている。
2人とも準備ができた。グラニルはいつでも飛び出せるように構える。アシュルは右手を光らせいつのまにか相棒、バイソンを構える、
「これがあの時使っていた武器か。まーそれがなんであれ僕には敵わないさ」
ルリーナ先生がついに試合の合図をかける
"始め"
合図と共にアシュルの元へ飛び込もうとするグラニルに1発の木弾を打ち込むアシュル。
キンッとそれをグラニルは感で弾いた。
「へー防ぐとはね」
思わず声が出るアシュル。
「こないだの試合からそうだけどそれは1発ずつしか打てないんだろう。それも先手必勝の技だ。僕にはそんな小癪な技通用しないよ。では次は僕が行かせてもら、」
最後まで言い終わる前にアシュルが笑った。
眉を寄せながらもアシュルの元に接近してくるグラニル。
「なんで1発しか打てないと思ったんだ?ダメ王子」
うぇ、?と変な声を出しながらいつのまにかグラニルは前に倒れ込んでいた。5発の木で出来た何かがお腹に減り込みながら。
他のものからしたら5秒ほどで呆気なく勝負は終わってしまった。
「勝者 アシュル君っていうかグラニル君大丈夫なの??」
勝利宣言をしてからグラニルの元へとかけるルリーナ先生。
「大丈夫ですよ。気を失っているだけですから。とりあえずもう今日は解散でいいですか?ちょうど2時半くらいになりますし」
アシュルはそう提案する。
「そうですね、私は一応医務室でグラニル君を見ないといけないので、今日はここまでとします。明日からは普通に授業となりますので、教材等は忘れないように。
では、解散。ありがとうございました」
そうして、施設案内??模擬戦??王子ボコボコ会?は
終わったのだった。
16話読んでいただきありがとうございます。
ギリギリまた間に合いました。よかった、、
ほんとにルリーナ先生には謝らないといけない。ほとんど案内するとこないのに案内してなんか言ってしまったから、そんなことはいいや。
次からは少しのんびりと、1週間の流れを約1日刻みで載せて行こうかなって考えてます。もしかしたら1日が2話になるかも。
またよろしくお願いします。
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