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そして少年はまた一歩"最強"へ  作者: 槙 悟
3幕 闘技大会に向けて
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15話 自己紹介イベント

読みに来てくださりありがとうございます。

授業当日  朝6時


アシュルは日課になっている筋トレ後のシャワーのあと今日授業で必要な教材をまとめていた。


と言っても教室もこの寮内にあるためカバンに入れたりなどはしないのだが、初日と言うこともあり張り切っているアシュル。


そして7時ごろには最近の日課であるリコとの朝食のため、隣の部屋に移る。


「おはようリコ。今日からだね」


「おはようアシュル。そうだね、なんかやっとかって感じだね!」


会話しながら朝ごはんを食べる2人。








9時になりはじめての授業が始まった。


担任の先生は5日前に寮を案内をしてくれた先生だった。

名前はルリーナ、女性だ。恩恵は「再生」という珍しい恩恵らしく。人などに使うことはできないが、物や植物などに対してはある一定の条件を満たせば、再生できる恩恵らしい。多分寮内の特殊訓練場で木が再生するのもルリーナ先生の恩恵の効果が付与されたのだろうと思うアシュル。


ルリーナから自己紹介が行われたあと、午前中は前半学園のことについて、後半は全員で自己紹介をすることとなった。午後に関しては、寮内を詳しく案内することで今日は終わりらしい。


説明の後、早速ルリーナは学園のことについて話し始めた。


授業は朝の9時から昼の12時まで、1時間の昼休みが入り、そこから16時まで。


基本的には午前が座学、午後が実技になっていて、

座学においては、歴史、恩恵学1、恩恵学2、戦術学がある。


歴史はそのままの意味でこの王国の歴史について触れていこうという物。

恩恵学1は自分の恩恵についてより詳しく知るための授業で、恩恵学2については恩恵その物に関しての知識を学ぶ授業である。

戦術学に関しては色々なシチュエーションでの戦い方やそれの考えた方を共有したり学んだりする授業である。


午後は実際に体を動かしながら自分に合った戦い方を見つけて更なる高みを目指す授業だという。


ルリーナは説明をした今後の時間割を教えてくれた。


1周を7日間として5日間を授業、2日間は休み。


1日目 午前 恩恵学1 午後  実技

2日目 〃  歴史     〃 〃

3日目 〃  恩恵学2 〃 〃

4日目 〃  戦術学    〃 〃   

5日目 午前、午後   対人戦演習


これで1年はやって行くことことだった。


ちなみにAクラスは5日目の対人戦演習はないらしい。

Bクラスは対人戦演習と戦術学がなく。Cクラスはそれに加えて、恩恵学1がなくなる。Dクラスはそれに加えて、

実技の日にちが2日減るとのことだった。


なくなった時間割に置いては好きに使っていいらしいが恩恵も使っていい範囲が制限され、対人戦も禁止になっているため殆ど何もできないらしい。だが校庭と呼ばれる場所だけは好きに使っていいということなので、できる範囲の中で努力はしてねということらしい。


授業に関する説明を終えたルリーナは5分ほど休憩した後自己紹介の時間とすることを伝えた。自己紹介の内容としては


名前、恩恵、効果、後何かしら一言となった。


アシュル的には恩恵や効果をバラしたくはなかったが、どっちみち恩恵学1や実技などでバレるので、まーいいかと最後の一言について考え始める。


5分がたち自己紹介を始めることになったが、なぜかルリーナが試験順位50位から段々上がって行こうかなんてふざけたことを言ったので、アシュルは最後になってしまった。


ちなみに席順は自由なので隣にはリコが座っている。


50位だったのだろう最初だとは思わなかったみたいでとても緊張している様子でみんなの前にきた女の子から自己紹介が始まった。


「はじめましてエミルと言います。恩恵は「暴風」で最上位の1つ下の位です。効果はそのままで、風にまつわることのほとんどはできます。とりあえずはこの1年間このクラスに残れるように頑張ります。よろしくお願いします」


拍手がおこる。ホッとしたのかゆっくり席に戻るエミル。

トップバッターとしてはとても良い自己紹介であった。


「僕はニール、恩恵は「大盾」これも最上位の1つ下の位になります。効果は盾に関して優れた才を発揮します。

自分の力で守れるようになるため頑張ります」


「俺はトシナ、恩恵「地面」効果は土に関することは殆どできる。あとできるとすれば地面の形状を変えることが可能。範囲は限られるがな。一言はない以上だ」


それ以降も結構早いペースで自己紹介が進められて行く。


残り8人となった時、急に教室の空気が少し重くなった。

何故かと思ったら前に出た人の自己紹介で納得が行った。


「私は侯爵家の次女、エレーナ。恩恵は「結界師」

人が使える中では最も最上位に位置する恩恵。効果は結界系の技においてはなんでもできる。とりあえず私は5位に位置するリコを倒すことを目標に頑張るつもり」


そう、ここからは侯爵家が出てくるから空気が重くなったのである。


「じゃー次は僕だね、僕はミーナだよ。僕って言ってるけど可愛い女の子!侯爵家の3女!恩恵は霊術師で、効果は、霊術とは言うけど別に霊を出せたりすることはできなくてー僕で言うと人形とかに意識を持たせることで武器として扱うことができるって効果だよ。僕的には順位とかあまり気にしてないから、このままでいることが目標だよ。以上」


何故僕と言っているのか、アシュルはわからなかったがそこは気にしないことにした。


「同じく侯爵家、フリージアよ。恩恵は「治癒師」1番は癒すことが得意だけど、それと同じくらい攻撃も得意だから舐めないでもらいたいわ!一言は今度は負けないわ」


そう言ってフリージアもリコを見ながら秒で自己紹介を終わらせた。


次はリコの番だ。


「私はリコ。普通の女の子です。恩恵は「属性剣」効果は剣に属性を付与することができる。一言はとりあえず頑張ります」


短く自己紹介を終わらせて、アシュルの隣に戻ってくる。


「次は俺か。俺はガス。恩恵は「武道家」 効果はんー殴れるかな?一言はとりあえずアシュルってやつが強いらしいからいつか戦ってみたいってだけだ以上」


(え、やだよ、)

心の中でアシュルはつぶやいた。


「長かったですね、、僕はラルクと申します。お見知り置きを。恩恵は賢者といわれていますが、それは他の国での名前であり、キリ王国では「大魔道師」と言います。

ちなみに剣聖も他の国の名前であり、ほんとは「大剣

師」と言うんだよ。他にも呼び方が違うのもあるみたいだけど、めんどくさいからそのままで良いや。そして効果に置いてはみんなの知っている通りだよ。最後に僕もアシュル君とは一戦交えたいと思っているからよろしくね!」


(お前もか、やだよ)


「僕はグラニル。王子だ。恩恵は、「大剣師」って言うみたいだ。効果、というか剣が誰よりも優れているよ。

そして僕は今回は2位ということになっているが負けてるのは恩恵量だけだと思っている。だから今回の学年別の闘技大会などで1位を取ることを宣言するよ」


そう言って席に戻って行った。


最後にアシュルの番が回ってきた。


「僕はアシュル。ホールン村から来ました。農民の息子です。恩恵は「左手」と「右手」という特殊な名前になってます」


アシュルが恩恵の名前を言った瞬間、ずっと静まり返っていたクラスが騒がしくなった。それは物知りなラルクでも、驚いているほどだ。


気にすることなくアシュルは続ける。


「効果は、左手が想像した武器を作ることができる能力、

右手は左手で作られた武器が唯一使うことができる能力です」


効果を聞いたラルクとグラニルの2人はいち早くこの恩恵の弱点を見抜いたのか、その程度かと言うように鼻で笑った。


それすらも気にすることなくアシュルは話を続ける。


「えー、一言か。僕は順位とかはどうでもよくって。この恩恵について知ることができたらいいです。ですが、自分自身負けることは嫌いなので、もし挑んでくるならそれは誰であろうと負ける気はありません。よろしくお願いします」


そう言い放ちリコの隣に戻るアシュル




ここで昼の音がなり、ようやく午前中の授業、

自己紹介というプチイベントは終了するのだった。

15話読んでいただきありがとうございます。


ちょっとグダってしまったかなって思っていますが、多分大丈夫だと思います。と言うか大丈夫でありますように!


今回はクラスメイト全員分の名前、恩恵などは書かなかったですけど、いつか書ければと思っております。


今日は後1話出せたら良いかなっと思っております。


誤字脱字、感想などのコメントお待ちしております。

そして、レビューや小説のフォロー、応援などもしてもらえたらとても励みになります。

よろしくお願いします。


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