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「ねえ、早く決めてくれないかしら。急かすわけじゃないけど、このままじゃ日が暮れてしまうわ。何かパーティーに入るにあたって条件があるなら、言ってちょうだい。なるべく善処するから」


あまりに迷う私に、それに気づいた1組目の人間の女性冒険者が少し苛ついたように言った。


条件か・・・、特にない。


その事を人間の女性冒険者に伝えると、ガックリと肩を落とした。


「神官さんよ、俺の所に入ってくれたら、何かと優遇してやるぜ。たとえば夜営の時、見張りはしなくてもいいし、報酬の時の分け前はあんたが多めに受け取ってもいい」


2組目の人間の男性冒険者の破格の待遇に、このやりとりを見聞きしていたギャラリーがおおー!という声を上げた。


「騙されてはいけませんよ。こんな三流冒険者の言うことを本気にしてはいけません」


3組目のエルフの兄さんが吐き捨てるように言うと、人間の男性冒険者が凄い顔をして睨んだ。


「さっきからなんなんだよ、てめえは!もう許せねぇ!外に出ろ!外によぉ!」


「ええ、いいですよ」



2人は冒険者ギルドから出て行った。



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