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アベルの青い涙  作者: 天野 七海
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十五話 ピラティス

 大鷹の背に揺られ、どの位経ったであろうか?

 アベル達は今、砂漠地帯の上空を通過している所だ。 と、言いたい所だが、湖を出発して直ぐに砂漠地帯に入ったものの……。 行けども行けども景色は変わらず、下を覗けば真っ白な砂が広がるばかり。 その他には何も見当たらない。

 何の変わり無い景色など、退屈なはず。だが、アベルには以外とそうでも無かった。

 白い砂の上にクッキリと映る黒い影。 その影法師は、迫ったり、離れたりして、まるで追いかけっこをしている様だ。

 それは、見ているだけで楽しい気分になれた。

 そして、もう一つ。

 砂漠を歩いて移動するのはこの世の地獄。とさえ思えたものだが、大鷹の背は乗り心地が良くて快適だ。

 柔らかな羽毛に埋もれていると、思わず眠ってしまいそうになる。

 


「みんな〜〜 もうすぐよ!! 」


 ニコールが叫んだ。

 どうやらコンパクトの示す場所に近付いたみたいだ。


 アベルは目を細めた。 前方に、何やら建物らしい物が……。


  あっ! あれかな?!


 やがて、はっきり見る事が出来た。


  何故、こんな所に??


 アベルは不信に思った。

 何故なら、その建物は石を削って造られた建造物だったからだ。

 その巨石は正確に切り取られており、重なり合った長方形の岩が、建物の外観を作り上げていた。 しかも、建物はかなりの大きさだ。

 一体誰が? どうやって岩を運んできたのだろう? それに、この建物は何の目的の為に建てられたのだろうか? 周りは白い砂だけ。 とても、この様な場所に巨石など有るはずも無く、広大な砂漠にポツリと建つその建物は、ただ不可解な印象を与えるばかりだ。


 鷹の群は着陸すると、皆は背から降りた。

 建物の方向を指差すニコール。


「あの建物の中に有るみたいだわ 」


 仲間達は誘われる様に建物の中へと入って行った。


 高く積み上げられた巨石。 一部は損傷が激しく、崩れ落ちている。

 よく見ると、岩の表面に傷の様な凹みが沢山有る。 これは何だろう??


 そう考えながらもアベルは更に奥へと進んで行った。


 太陽の光が届かなくなったその場所は、不気味なほど暗くて、妙に肌寒く感じられた。


「 何だか気持ちが悪い所ね 」


 トニーが周りを見回してオドオドしている。

 ニコールはコンパクトを広げ、そこから溢れる灯りを頼りに、恐る恐る前に進んで行った。


「ねぇ、あの先に扉があるわ 」


 ニコールが言った。

 その視線の先に薄っすらと見えたのは、岩に割れ目が入った様な扉の入り口だった。


「見て! 」


 コンパクトを皆に見せるニコール。

 その画面の中には小さな光が、それは何かを表しているみたいに点滅していた。


「なんだい? この点は? 」


 アベルが光を指した。


「 わからない。 こんな事は初めてよ 」


「目的地が近いと知らせているのでは? 」


「いいえ、違うわ。 ラミダスの村を検索した時は、こんなの出なかったわよ 」


「何だかわからないけど、ここには宝剣の他に恐ろしい怪物が居るんだ。 もしかしたら……。そのどちらかに反応してるんじゃ…… 」


 アベルの言葉に黙り込む仲間達。


「 そんな道具、当てにならん! 怪物?! そんな物が居るのなら、俺が弓で仕留めてやる」


「ラミダス! それはダメだ。 ピラティスは殺してはいけないんだ。 生きたまま元の姿に戻さないと宝剣は手に入らない。と、仙人様が言っていたんだ 」


「アベル、何を心配しているんだ? 大丈夫。 俺に任せてくれ 」


 ラミダスはそう言うと、扉の割れ目に指を入れた。 全身の重力を使って開けようと試みるが、全く動く気配は無い。

 アベル、トニー、スチュアードも加わった。だが状況は変わらず、扉の変化は無かった。



 《ウ〜〜…… 》


 唸る様な声?!

 皆は聞こえた方向へ振り向いた。


 暗闇に浮かぶ二つの赤い光。



「出たわね!! 」


 皆は標的であろう光を睨んだ。

 ニコールは銃を握りしめ、アベルは剣を鞘から抜き取った。 ラミダスとスチュアードも構えているようだ。


 次の瞬間、光が飛び掛かった。


「うぁ!!」


 《ドン!!》


 スチュアードが振り飛ばされ、壁にぶつかった。


 仲間達は身を守るようにその場を離れた。 そして、光の正体を目で捉えた。


 神獣、ピラティス……。

 その風貌に、アベルは思わず身震いがした。

 それは、虎にも似た怪物……。 その口は大きく、歯茎からは鋭利な牙が見え隠れしている。 きっと、人間など簡単に噛み砕いて飲み込まれてしまうだろう。

 それに、刃物の様に研ぎ澄まされた長い爪。その餌食となれば、不幸な死を遂げる事に間違い無い。


 《ウゥ…… 》


 ピラティスの口元から唾液が滴り落ちた。


 《グワッ……!!》


 地の底をも揺るがす鳴き声。

 アベル達を侵入者と見据えたピラティスは、脇目も振らずに猛進してきた。

 風の如く飛び出す爪。 アベルは必死に身をかわして避けた。


 光の矢が飛んだ。

 一本…二本…三本……。

 ラミダスは何度も弓を放った。 だが、いくら命中しようとも致命傷には至らず、かえって攻撃を炎上させるだけだ。


「くそっ!! 」


 悔しそうに顔を顰めるラミダス。


 トニーが怪物の足に捕まった。

 アベルも負けじと片方の足に捕まり、 二人はよじ登った。


 怖いのだろう。 ニコールは銃を握り締めたまま固まった様に動かない。


 あっ……!! ピラティスが進路を変えた。

 まずい! そっちはニコールとマリアの居る方向じゃないか!!


 アベルは焦った。


 もう…。こうなったら仕方がない。


  アベルはピラティスの首元まで登りつめると、その首筋に剣を押し付けた。


「やめてーーーー!! 」


 マリアは大声で叫ぶと、目の前に飛び出して来た。

 ピラティスが足を上げた。


「うわっっ!! 」


 マリアが踏みつぶされる!!

 アベルは思わず目を閉じた。


 《ドン……!》


 地面に着いた鈍い足音……。


 じゃあ…マリアは……。


 アベルの脳裏に最悪の事態が思い浮かんだ。

 あんなに大きな生き物に潰されたら、小さな体のマリアは一溜まりも無いだろう……。

 でも…アレ……?? どうしたのだろう?


 何故か、 急にピラティスの動きが止まった。アベルは恐る恐るゆっくりと目を開いた。

 

 あっ……! マリアが居る。



 ピラティスが、全身の力が抜けたようにグッタリと座り込むと、トニーは、慌てて背から滑り降りてマリアを思いっきり抱きしめた。


「よかった〜〜 」


  「ごめんね……。心配かけて 」


「いいのよ。マリアが無事なら 」


 涙を浮かべ、何度も頬ずりするトニー。


 やがて……ピラティスの瞳が青色に変わった。 そして……子猫の様な素振りで甘え始めたではないか。


「お利口さん 」


 マリアはニッコリ微笑むと、ピラティスの頭を撫ぜた。


 アベルはスチュアードの方へ駆け付けた。

 痛々しい仕草で腰を上げるスチュアード。


「大丈夫かい?」


「大丈夫。大した事はない 」


 スチュアードが苦笑いを浮かべた。

 アベルは、そんなスチュアードの腕を肩に回した。


「スチュアード、霊泉を頼むよ 」


「あぁ……。 分かってる 」


 ピラティスの前まで来ると、スチュアードはポケットから小瓶を取り出した。そして、大きな額に一滴。


 すると……。


「なっ、何??」


 突然、砂吹雪が舞い上がった。 それは次第に勢いを増していき、やがて視界からピラティスが消えた。


 しばらくすると……。砂吹雪は弱まり、……止んだ。


 そこに現れたのは神獣ピラティスでは無く、床に横たわる一人の少年だった。


 アベルがゆっくりと近づいた。


 緑色の長い髪に、白い肌。

 眠っているのだろうか? それとも死んでいるのか? 少年は目をつぶったままじっとしている。

 アベルは少年の顔に耳を近づけた。

 息がある。 死んではいないようだ。


 あっ、目が開いた!!


 少年はゆっくりと立ち上がりアベルを見つめた。 その、深く透き通った緑色の瞳。 アベルは思わず吸い込まれてしまいそうな気分に駆られた。


「君が……ピラティスかい? 」


 少年は黙ったまま、アベルの胸元で光る首飾りを見つけた。


「こ、これは! 我が君様!!」


 何事なのか? 慌てふためいた様子で跪く少年。


「 何の真似だい?? 」


 アベルはピラティスに寄り添い、その体を起こそうとした。


「ずっとお待ちしておりました。我が君様。 あなた様がここにおいでになられるのを、どれだけ待ちわびたことでしょうか? ……さぁ……私がご案内致します 」


 ピラティスはそう言うと、何やら口元でブツブツと呪文の様な言葉を口走っている。 その言葉は今まで聞いた事の無い、何処と無く不思議な言葉だった。


「うわぁ〜〜!! 」


 すると、急に辺りが明るくなったではないか。 それも昼間の様に眩い明るさだ。

 アベルは眩しくて目を細めた。

 やがて視界も慣れて周りを見回した時、初めて建物の内を確認する事が出来た。 そこには模様の様な?絵の様な? 外壁に記されていたのと同じ物が、一面にぎっしりと書かれていたのだ。


「ピラティス、この、壁に書かれた物は何だい? 」


「はい、我が君様。 これは、神が自ら書かれた古代文字であります 」


「へ〜、そうなんだ〜〜。 あっ! 分かったぞ、これは、地図に書かれた文字と同じだ 」


「はい、そうでございます。 神は宝剣を守る為に、私と、この魔除けである文字をここに残されました。では皆様、どうぞこちらへ……」


 ピラティスが手招きをした。 その後へと続くアベル達。

 そして、あの大きな扉の前まできた。 するとピラティスは立ち止まり、又もや呪文の様な言葉を唱え始めた。


 《ギー……》


 鈍い音が響く……。

 扉の割れ目が広がり始めたではないか!

 怪力の持ち主であるトニーを含め、男四人がかりでもビクともしなかった石塀。 その扉が今、開き始めたのだ。


「……!! 」


「どうなってるの? 」


 不思議そうに首を傾げる仲間達。

 目に飛び込んで来たのは、大きな砂山。 しかもそこは部屋の中などでは無く、山の向こうには果てしなく広がる砂漠が……。


「ここは建物の外なのかい? 」


 アベルはピラティスに問い掛けた。


「いいえ、違います。 ここは神が創り出した神聖な場所、天の国に通じる異次元の世界です。もしも宝剣を地球上に隠していたのなら、既に見付かっていた事でしょう 」


「えっ……?! 異次元?? 」


「異次元って、じゃあ、ここは地球ではないの? 」


「はい。……我が君様、あそこをご覧下さい 」


 白く聳える砂山の頂上に、微かに光る何かが……。


「あの、光かい?」


「はい、そうです。 あれこそがアレグリアの宝剣でございます 」


「そうか 」


 アベルは一言残すと、皆を後にして砂山を登り始めた。

 そして、一歩ずつ足を踏み入れてみるが……。 足は砂に埋もれ始め、思うように前に進めない。


 仲間達はその様子をじっと見守っているだけだ。


 登り始めた時、砂は足のくるぶし辺りまでだったのだが、砂山の中腹に差し掛かった頃には膝の辺りまでに……。


 くそっ……! 体が思う様に動かないじゃないか……。


 アベルは焦り、いら立った。


 やっとの思いで頂上付近まで来ると、砂は腰の辺りまでに……。

 アベルは寝そべる様な格好で、両腕で砂を掻き分けて進んだ。


 はぁ……。


 ようやく剣の在りかに辿り着いた。

 アベルは砂から体を引きずり出すと、目の前に突き刺さる一本の剣に近寄った。

 しかし、その剣は青銅色に錆び付き、ボロボロに刃こぼれしているではないか。


 こんなにボロい剣が、本当に宝剣なのか?


 アベルは他に剣が有るかと思い、周りを見回してみた。 しかし、他には何も見当たらない。


 アベルは、ひとまず剣を抜いてみる事にした。


 ……ん!? どうしてだ??


 砂に突き刺さっているのにも関わらず、宝剣はピクリともしないではないか。

 アベルは全身の体重を使って引き抜こうと挑んでみるが、それでも駄目だ。


 ……あぁ、どうなってるんだ?


 何がなんだか訳が分からず、アベルは思い悩んでしゃがみ込んでしまった。

 その時、剣の持ち手に埋め込まれた石が光った。 そして……。何と、首飾りの石も輝き始めたではないか。

 それだけでは無い、それも信じられない事に、宝剣は新品同様に蘇ったのだ。


「うわぁ〜〜 」


 刃が光り輝いた。 アベルは驚いて剣を覗き込んだ。すると、そこには自分の顔が鏡の様に映っていたのだ。 気を取り直したアベルは剣を握りしめた。


「うわぁ!」


 すると、宝剣は自分の意思であるかの様に意図も簡単にアベルの両手に収まったではないか。 きっと、ピラティス同様。 宝剣も主人を待ち望んでいたのだろう。


「やったぞーーーーー!! 」


 アベルは嬉しくて叫んだ。 そして、宝剣を高く掲げた。

 仲間達はその様子を確認すると、手を叩いたり、声を出したりして喜んだ。

 アベルは興奮しながら砂山を駆け降りた。 その足取りは驚くほど軽く、先ほどの事が嘘のようだ。


「皆んな、やったぞ! 宝剣を手に入れた!! 」


「ねぇ〜〜。 見せて、見せて〜〜 」


「トニー、私が先よ! 」


「俺にも見せてくれ 」


 宝剣の周りに群がる仲間達。


「我が君様、おめでとうございます。 まだ他に、神からの預かり物があります 」


 ピラティスは、アベル達を砂山の向こうへと案内した。

 そして、ある場所でピラティスは立ち止まると、また呪文を唱え始めたのだ。

 すると……?! 目の前の砂が盛り上がり始め、中から箱が現れた。

 ピラティスは箱を開け、何かを取り出した。


「我が君様、これは天界の存在する ’アレセイアの鏡’ で作られた矢です 」


 アベルは両手で受け取った。


「モロゾフは、こうしている今でも天界を我が物にしようと力を蓄えています。 例え宝剣でモロゾフを葬ったとしても、地上に負の力が存在し続ける限りモロゾフに代わる誰かが現れる事になるでしょう。 そうならない為にも、この矢を使って負の力を浄化させるしか方法はありません。 ……アレセイアの鏡は粉々に砕け散ってしまいました。残念な事に、矢先に使えたのはこの一本だけ。 決して失敗は許されないのです 」


 アベルは矢の先端を見つめた。 確かにそれは金属では無く、神秘的な輝きを放ったガラスみたいな物で作られている。 アベルはそれを、ラミダスの目の前にそっと差し出した。


「ラミダス、これは君の物だ。 僕は君の腕を信じている。 やってくれるね? 」


「あぁ…… 」


 ラミダスはアベルから矢を受け取ると、ただじっと、瞬きする事を忘れる程に見つめていた。

 きっと、事の重大さを感じ取っているのだろう……。


「我が君様、 どうか、私もお供させて下さい……!! 」


 天使であるピラティスが、何とアベルの目の前でひれ伏せたのだ。 突然の行動に慌てふためくアベルだが……。


「ピラティス……。 君の気持ちは嬉しい。 でも、連れて行く訳にはいかない…… 」


 アベルはピラティスの肩を支えて起こそうとした。


「どうしてです? 我が君様! 」


 ピラティスは立ち上がると、不満そうにアベルの顔を覗き込んだ。


「だって、君は僕が来るのをずっとここで待っていたのだろう? なら、君の帰りを待ちわびている人が居るはずだ。 違うかい?? 」


「はい……。 母が私の帰りを待っています 」


「ならば尚更連れて行けない。 ……ピラティス、君は役目を果たしたんだ。 早く国にお帰り 」


 アベルの言葉を聞いた途端、ピラティスの瞳から涙がこぼれ落ちた。 そして……。 背中から真っ白な翼が現れたのだ。

 ピラティスは左右に羽を広げ、皆の前で深くお辞儀をした。

 純白の翼、それは眩く、雪の様に繊細に煌めいた。


 その後、ピラティスは大きく翼を動かして浮上した。

 そして、別れを惜しむかの様に何度もアベル達の上空を優雅に舞い踊ったのだ。


 すると……。 空から何かが降ってきた。

 キラキラと光るダイアモンドに似た光……。

 それは、ピラティスの流す涙の雫。 そして、柔らかい綿の様な羽毛だった。

 その、余りの光景の美しさに皆は言葉を失ったまま、じっと見惚れているだけだった。


「……ピラティス、国に帰れて良かったわね 」


 トニーが独り言の様に呟いた。


「もう! アベルったら人が良すぎるわ。 ピラティスも天使で魔法が使えたのよ。 一緒に連れて行けばよかったのに…… 」


 ニコールがアベルを横目で見た。


「マリア、優しいアベルが好き!! 」


「そうだな。 もしも俺なら、アベルと同じ事を言ったと思う 」


「はい。 私もそうです 」


「もぉ〜〜。 皆んなして 」


 皆の意見に不機嫌そうな顔を浮かべるニコールだったが……。 その後空を見上げると、優しく微笑んだ。


「まぁー。 もう帰っちゃったんだから、何を言っても仕方が無いわね。 ……それにしても、綺麗ね〜〜 」


 仲間達はずっと空を見上げ、ピラティスの姿が見えなくなるまで見送った。

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