生きてる船、ケルベロス号
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「ソレナラウミデウカイスルトイイ」
「そうだな! ありがとう! ではサヨナラ!」
「チョットマテ! ウタゲヒラク! オマエラモデテケ!」
「そりゃいいね~!」
「キディ!ん~もうっ!」
「おやおや~まるで、浮気された、奥様みたいじゃないか(笑)」
「サヘル~!」
「おう恐や恐や♪」
「あはははは!」
その夜、アマゾネス同士が戦い舞う、独特の躍りと、食事が用意され一息つく……。
「アルフレッドモオドッテミナイカ?」
「え! いいよいいよ! 真剣なんだもん恐いよ!」
「ジャアオタガイシンケンニシンケンデショウブスルカ?」
「こんな折角、宴を開いてもらって、人を殺すなんて、馬鹿げてる!」
「ダイジョウブマケルノハオマエ! アイテハワタシガシヨウ!」
アルフレッドの頭の中で、カチーンと来るものがあった。
「そこまで言うなら、やってやるさ!」
アルフレッドは、アマゾネスから、アマゾネスの剣を借りた。勝負は一瞬でついた! アマゾネスのリーダーの、喉元に剣が密着してる! リーダーは両手を挙げて、剣を棄てた!
「ナンテコトダ……マケタ」
その瞬間から、アマゾネスの女の子達は、アルフレッドに、求愛し始めた!
『スキ! スキスキ! アナタノコドモホシイ!』
などと言いながら、どんどん飛び付く……。
「誰か助けて!」
「知らない!」
チェルシーの逆鱗に触れた。
『あはは』
男どもは引きつった笑いをする。こうして夜が明け、一行は海から、ジャングルを避けて通る。ケルベロスは犬かきで、皆を三つの頭に、分けて乗っけている。なぜなら、背中までは沈んでいるからだ。
そんなとき、きるるがとんでもない魔族を連れてきた!
「お前らは海に溺れて死んじゃえ!」
現れたのは、トンボの魔族【フライング】の大群だ! その羽は刃のように、獲物を切り裂く、その上、スピードが速く、胴体が剣並に細い! しかし、サヘルが海をドーン! と、吹き上げさせ一掃した。
「覚えてろよ~(泣)!」
きるるは泣きながら去った。
「なんだったんだ?」
「いや、でも、いまのはサヘルに、感謝しないとな! よく見えなかったが、何かしらの大群だろ?ケルベロスの、頭一つに集中攻撃されてたら、やばかったかもしれない!」
「俺もたまには役に立つさ」
数時間後、また、きるるがやってきた。
「けるべろす! 裏切り者のお前を先に、片付けてやる!」
「後ろだ!」
ゴルチェがわずかながら魔力を感じた!
「見えないぞ?」
「ん?なにかチクチクします」
ケルベロスが言った。
「トビウオだ! トビウオの魔族だ!」
しかし、ケルベロスの毛が、トビウオの刃から、身を守った。
「魚料理が食べれるぞ(笑)」
「いやよ! 喋る魚なんて」
まぁ陸地にあがれば、何の心配事もない。雑魚魔族であった。
暫くして、陸地が急カーブしていて、それに沿って泳ごうとしたら。
「あれ急に水位が低くなったな」
「海だもの。水位が低い事だってあるでしょっ」
「そうか」
「じゃあ、このままでいいか!」
しかし、行けども陸地が見えてきて、困惑する一同。
「もしかして、ここ……川じゃないか?」
『!』
「そうよ!アルフレッドの言う通りよ!」
なんと、一行は川を遡っていた!
「なんてこった!」
でも、どうにもならないので、川を引き返した。
「ま、これからは気をつけようぜ!」
アルフレッドがこぶする。そして、ジャングルを迂回して二日、灼熱地帯に入った。
「ここから先は、魔族が強いので気をつけてくだせぇ」
ケルベロスは物知りだ。
早速敵が現れた! デーモン、やけに筋肉がついた、いかついデーモンだ! 前のと違い、言葉遣いも荒い。
「てめぇらか、次々、魔族を倒してるのは?」
「そうだ! だからなんだ!?」
「許さねぇ!」
ダダっ! 向こうから仕掛けてきた! しかし、皆は落ち着いてる。
(ああ、こいつはかませ犬だ)
この前は苦戦したが、今回はアルフレッド、一人で立ち向かう!
軽く剣をふるってみた。しかし、両腕で防がれた。
「俺様に剣は通じねぇ!」
「どうかな?」
アルフレッドは全力で斬った! すると、デーモンは真っ二つになった!
「くそう……」
「こいつまだ生きているわ」
「じゃあ、ケルベロスの餌にしよう」
パクパク。
「あまり美味しくねぇです」
デーモンは決して弱くはなかった。それでもアルフレッド達の、敵ではなかった!
「この先、こんな奴ばかりか?」
「驚いた……皆さん強くなりましたね」
「セントバインの騎兵隊が、訓練してくれたからかな」
後ろに目があるわけでもないのに、【強さを計れる程】強くなっていた。
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