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恋愛絶縁体  作者: 泉コウ
8/11

第七番=プリント=

いつまで化学準備室の話は続くのだろう・・・。

「・・・先生」



「ん〜?」



「いや、だから・・・」



「そういえばさあ。」


 

「・・・はい」



 呆れながらも、瑞鬼はきちんと、俺に返事を返してくれる。 



「俺、何でお前の事化学準備室ココに呼んだんだっけ?」



瑞鬼が盛大な溜息をつく。・・・俺、変な事言った?



「先生は・・・」



「うん?」



「・・・・・・」



「・・・・・・」




 長い沈黙を破ったのは、俺でも瑞鬼でもなく・・・・・・。




「失礼しまーす」




 ・・・確かこいつは、瑞鬼と同じクラスの・・・。




「ノックくらいしろよ、坂本」




「あ、すいませ・・・・・・」



「ん?どうした、坂本」



「・・・・・・」



「・・・坂本君、プリント、集めて持ってきたんでしょう?はやく先生に渡せば?」



「・・・あ、ああ」



 坂本は、瑞鬼が目の前に居ることにたいして、妙に焦っている様に見える。

ほんの少し震えた手で、俺にプリントを手渡した。




「っじゃ、じゃぁ、失礼しました!」




 そう言って坂本は、足早に準備室を去っていった。




「・・・瑞鬼、お前。坂本アイツに何かしたのか?」




  俺のその質問に、瑞鬼は少々顔を歪める。



「いえ、別に」




「・・・・・・」




 何かあった感・・・丸出しじゃねぇか。




「・・・あのさ、お前って・・・その」




「はい?」




「彼氏、居たっけ?」














 

この物語の終わりが見えない・・・。

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