表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
恋愛絶縁体  作者: 泉コウ
6/11

第五番=来客=

瑞鬼はどこまで鈍感なんだろう・・・。

 


「失します」



「やぁっときたか・・・」



 深山が去ってから、それ程時間が経っているわけでもないくせに、俺はとてつもなく長い時間、プリントと睨めっこをしている錯覚に陥っていた。



「?そんなに待たせましたか?私・・・」



「いや、そーゆー意味じゃぁねぇんだよ。なんかこう、誰かと話した後一人で居ると妙に時間経つのが遅く感じるときがあるんだよ」



 呆れた様に瑞鬼は返事を返す。



「はあ・・・芥川先生・・・」



「ん?」



「誰かと、話してらしたんですか?」



「・・・・・・」



「先生にも恋人なんか居るんですね」



 瑞鬼の突発的な発言に、芥川は飲んでいたコーヒーをのどに詰まらせる。



「おげっ!げほっ!ごほっ!はっ!?いや、何でそうなる?」



「質問されて、流しもせず答えもしない芥川先生なんて珍しいと思ったので・・・もしかしたらと・・・」



「・・・・・」



「もしそれなら、来ない方が良かったですか?」



 ・・・妙なところで気を使うんだよなこいつは・・・。



「・・・芥川先生?」



「・・・・・・その、おまえさぁ・・・」



「はい」



  こいつには、十分態度で示してるつもり・・・なんだけどなぁ・・・。




「?先生?」



「ま、いっか。お前、コーヒー飲むか?」



「ビーカーで作ったコーヒーなんていりませんよ、それより話を逸らさないで下さい」




 ・・・もっとスキンシップ、エスカレートさせてみようかな・・・。

次回は多分・・・瑞鬼視点・・・?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ