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恋愛絶縁体  作者: 泉コウ
5/11

第四番=芥川竜矢=

芥川先生再登場!ちなみに彼の名前はリュウヤ読みます。

 コンコン


・・・来たか・・・。



「入っていいぞ。東条」



「・・・あの、オレ、東条じゃないんですけど・・・」




「!ん?ああ、悪い。で、どうかしたのか、深山」



  口調は悪魔でも、さわやかー、じゃなきゃな。




「イヤ、プリント集めて持って来いってオレに言ったの、先生っすよ」



「・・・・・・そういやぁ、そうだなぁ・・・・」



「これっす」



 ・・・・ぁんだよ、この出来の悪さは。あいつら一体、授業中何聞いてんだ・・・・・・。



「・・・・・・」



「・・・先生」



「・・・」



「・・・芥川先生!」



「うを!な、何だ?」



「その、来るんですか、東条。化学準備室ここに・・・」



「あれ、おれそんなこと言った?」



「・・・さっきオレの事、間違えて『東条』って・・・・・・」



「!ああー、そうそう、授業内容でどうしても解らないところがあるから、放課後教えてくれないかって」



「・・・そうっすか」



「ああ、そうだ。さて、お前、そろそろグラウンドに戻らないと、顧問に怒られるぞ」



「はい、じゃぁ、これで。失礼します」



「おう・・・・・・行ったか・・・」




 ったく、ビックリさせんじゃねぇよ・・・にしてもアイツ、俺に現場見られたこと、気付いて無かったのか。何てカワイソウなやつ。俺に見られたばっかりに、明日には大恥じをかいて・・・なぁんてことは無ぇが。まぁ、告られてたのが瑞鬼・・・だったしな。俺も悪戯して戯れることなんかしねぇ。下手すりゃぁ、瑞鬼アイツを泣かせることになる。んなことしたら、俺が雪兎ユキトに殺されちまう。何より、俺が俺を許せない。瑞鬼が泣くなんて、俺は・・・・・・




 コンコン



「失礼します・・・芥川先生・・・?」



「ん?ああ、東条か。いいぞ、入れ・・・」





 まぁ、コイツが泣くなんて、滅多なことがなけりゃぁ、無さそうだがな・・・・・・。



次回はちょっとギャグが入るかな・・・・・・。

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