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恋愛絶縁体  作者: 泉コウ
3/11

第二番=坂本亮=

 苦情は受付ません(笑)。

確か、あいつは同じクラスの東条・・・だと思う。あそこにいんのは・・・深山じゃん。しかも、二人きり・・・?そういえば、最近女子達が騒いでたな・・・なんか、色々・・・。





  

 「ねぇ知ってる?サッカー部の部長の深山君の噂!」


 「知ってる知ってる!」


 「えー!何それぇ、私しらなーい!」


 「うっそぉ。結構有名だよ、あの噂!」


 「えー!どんな噂!?教えて!」


 「うふふー、それはですねぇ」


 「うんうん」


 「実は、深山君の想い人は」


 「うんうん」


 「ウチのクラスの東条さんだって噂!」


 「エー―――!!」


 「どう?ビックリした?」


 「ビックリも何も、デマじゃないの?そんな噂!」


 「それがねー、どうもデマじゃないらしくて・・・」





 ・・・あの噂、本当だったんだな・・・。


ってことは・・・もしかして、というかもしかしなくても、これって・・・コクハク、してんのかな。だとすると俺は結構まずい場面に遭遇・・・したのか。 あ、ヤバイ、深山、こっち来る・・・。



「・・・!なんだ、誰かと思ったら、亮か」


「・・・・・」


「・・・なんだよ。見てたんだろ。いいよ、別に・・・」


「ごめん」


「・・・いいってば。そのかわり、放課後、俺の話つきあえよ!」


「・・・ああ。」



 去っていく深山。亮は不思議と、その姿に安心感を覚える。



「お前、速くしないと授業、遅刻するぞ!!」


「!ああ!」



 



                     *

 ギリギリセーフ。あと授業開始時刻まで三分のところで、俺は席につく。



キーンコーンカーンコーン



 チャイムが鳴った。隣の・・・東条の席は空席だ。

そういえばあいつ・・・初めての遅刻なんじゃないのか・・・?

 教師の方も、初めての東条の遅刻に目を丸くしている・・・。



「あいつが授業に遅刻するなんてな・・・」



クラスのやつらも騒いでる。





    あの後、何かあったんだろうか・・・?



「・・・授業を始める。テストは授業の後半でやるからな・・・。」





 授業が始まって、十分程経ってから、東条は教室に姿を現した・・・。

 坂本君(亮)や深山君は、実は学校の人をモデルに作ったキャラクターです。坂本君のモデルになったヤツは面白いぐらいに天然で、深山君のモデルは面白いくらいに短足です(笑)。

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