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星の裏側、泥の正義

【詳細】

世界人口の約6割が固有能力を持つ世界。その固有能力を使い、能力を弄ぶ無断能力使用者と戦うヒーローたち。そんなヒーローに憧れた主人公、柳瀬宗太郎は無能力として13年間生きてきた。でも見知らぬ老人が自分には最強の能力があると伝えられ...


【基本知識】

・エンハンスド 

エネルギーを溜めて戦う力。管理局の審査(能力の優秀さ+話し合い)をパスし、さらに厳しい訓練を乗り越えたエリートのみが習得を許可される「特権」。一般人には存在すら秘匿されている。


・固有能力 人類の約5割が持つランダムな超能力。


【注意事項】

この作品は様々な作品からインスピレーションを受けて書いています。それを踏まえてご一読ください。

1. 修行完了の夜

山頂の修行場。1年にわたる地獄のような稽古を終え、14歳になった柳瀬 宗太郎は、完成した「エンハンスド」と「魔術」の力に包まれていた。

かつての気弱な少年は、最強の力を手にし、ヒーローへの第一歩を切ろうとしていた。


• 宗太郎: 「……やりました、師匠! これでボク、たくさんの人を救えるヒーローになれますか?」

• スター: 「ああ、おめでとう宗太郎。……今日でお別れだ。君に教えることは、もう何もない」

焚き火を囲み、穏やかに笑い合う二人。宗太郎にとって、スターは人生のすべてを救ってくれた「神様」そのものだった。

しかし、スターが取り出した一枚の古い写真が、空気を凍らせる。

そこに映っていたのは、数年前、世界を震撼させた「ヒーロー大虐殺事件」の現場。返り血を浴び、無数の死体の山の上に立つ……今の師匠と全く同じ顔をした男だった。

• 宗太郎: 「……え? なに、これ……。ガセ……ですよね? 冗談はやめてくださいよ、師匠……」

• スター: 「冗談じゃないよ。私はかつて『スターインフォメーション』と呼ばれていた。……そして、この手で無能なヒーローたちを間引いた『最悪の犯罪者』だ」

静かに語られる、血塗られた真実。宗太郎の頭の中が真っ白になる。

スターは立ち上がり、燃え盛る焚き火を見つめながら、狂気に満ちた理想を口にする。

• スター: 「管理局が支配する今の世界は腐っている。無能な『4割』に媚を売り、選ばれた強者を『ヒーロー社会』という鎖で縛り付ける……。そんなものは平和じゃない。……宗太郎、私と共に来い。エンハンスドを持つ真の強者だけが支配し、進化し続ける『新世界』を創るんだ」

スターは宗太郎の肩に手を置く。その瞬間、自分の力をコピーされていくのを感じた。

宗太郎は震える手で、師匠の手を振り払った。

• 宗太郎: 「……嫌だ……。ボクは、あんたみたいに強くなりたかった。でもそれは……あの日のボクみたいに、泥の中で泣いてる誰かの手を、握り返すためだったんだ!!」

• スター: 「……残念だよ、宗太郎。君なら理解してくれると思ったのだが」

スターの瞳が「情報の紋章」に染まる。

宗太郎は、教わったばかりの「エンハンスド」+魔力を全開にする。その時、ヒーローになるとここに誓った。

• 宗太郎: 「あんたの教えは……全部、ボクの正義のために使わせてもらう!!」

ドォォォォン!という衝撃音と共に、宗太郎の一撃が放たれる。

それは地形を削り、空を割るほどの「理外」の一撃。しかし、スターはその攻撃を、自身の「インフォメーション」でコピーした下位互換の魔力防御で突進し、宗太郎に触れた。

土煙の中、スターは平然とした顔で宗太郎の体に触れていた。

•スター: 「……素晴らしい。触れる私の中の"魔術"は進化していく……行け、宗太郎。ヒーローの学校へ入り、その偽物の正義を貫いてみるがいい」

• 宗太郎: 「……っ!」

• スター: 「君を触れるたび強化されるこの力で君を私にするのだ……次の戦いを楽しみにしているよ、愛弟子」

スターの姿が、夜の霧に溶けるように消えていく。

一人残された宗太郎は、雨の中に膝をつき、叫んだ。

「ボクが……あんたを止める……。絶対に、許さない……っ!!」


主人公 : 柳瀬宗太郎

固有能力 : 魔術

魔術を扱える。厳密に言うと魔力を扱えて、魔力は使用者が思うことを大体は再現できる。魔力を自然元素に変えて操ることもできれば、魔力を物にすれば操ることもできるし、そのものの性質に自分を変えることもできる。人の体を魔力で支配すれば、その人を操ることも自分の体の一部にして、その人の身体能力や固有能力を自分の物にできる。

という壮大すぎる能力はエンハンスドを使わなければ、一瞬で負荷に耐えられず、死んでしまう力だ。


師匠 : スターインフォメーション、スター

固有能力 :インフォメーション、不完全な魔術

人の情報をコピーする。エンハンスドで固有能力が強化されると人の固有能力や性質をコピーする(具現化)ことができる。だか、実物には勝てない、完全なる下位互換となる。

まだ魔術の3%ほどしかコピーしていないが、使える。


登場人物はこれからもっと登場します。乞うご期待。


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