表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

線と失態と出会い

パラレルワールドは存在する。

この世には平行世界があって、1線ずれると少し違った世界がある。ずれればずれるほどより違う世界になる。その平行世界にいくための列車が何らかのバグで、ある一定の場所に生成される。


20XX年、此処よりX本離れた線では核戦争が激化し、一箇所に集められた世界中の7人の赤ん坊(アメリカ、中国、フランス、イタリア、ロシア、日本、イギリス)(5歳)のみが地下シェルターに取り残された。その当時軍事力を持った国とその同盟国しか避難が間に合わなかったのだ。

その赤ん坊らはAIから愛をもらいながら育ってきたのだ。もちろんシェルターだから、食料や水、生活必需品はあるが無限ではない。必ず全て尽きる日が来る。


5年後 ある程度それぞれが自我を持ち始めた頃、もう自分のことはできるようになってきていた。今までは「メドウスウィート」という期間で1人ずつ隔離され生まれた国での言語を学習してきたが、10歳になってようやく全ての国の子供たちが合流できるようになったのだ。

隔離された「メドウスウィート」という期間は略して「メドウ」と呼んでいる。


7人の子供にはそれぞれ片耳にイヤホンがつけてあり、様々な言語を同時翻訳してくれる。

だから子供達はそれぞれ違う自国の言語を喋るが全く問題なくコミュニケーションを取ることができる。

シェルター内にある本や書類を読み漁って幼いながらも残酷で非人道的な出来事を理解した。いままではよくわからなかったあのランプの数の意味も。食料もあと数年でなくなることを悟った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ