テスト結果とその先へ
だいぶ出すの遅れてしまい申し訳ありません
「次のテストで超えたら委員長も俺に勉強を教えるなんてもう言わないでくれるな?」
「そんなことは有り得ませんから大丈夫です」
⋯大した自信だな、全く
そして時は流れテスト結果
「え」
「⋯嘘でしょ」
「おはよう委員長」
「!?」
「なんだよその顔」
「あ、あなた⋯!!」
「?」
なんだよ、という顔で委員長を見る俺
「か、カンニングしましたね!?」
「えぇ⋯」
本当に失礼な人だな
「なんなんですか!?あれ!!」
「⋯⋯」
「何かの間違いですよ!!」
「わ、私が3位で、あ、あなたが⋯!」
「1位」
「どういうことですか!!」
ムキー
「適当に問題といただけ」
「適当なわけないじゃないですか!ふざけないでください!!」
テストは『適当』な問いを答えるものだろうが
「これでわかったろ俺は委員長より、勉強ができる」
「だから委員長に勉強を教えてもらう必要はない」
「そんなの信じられません!!絶対に何かカラクリがあるはずです!!」
むう往生際が悪いな
「⋯こうなったら延長戦です」
「へ?」
「次のテストも勝負です!!今度こそ、その不正を暴いてやります!!」
「はぁ!?」
「次赤点だったら、今回のテストが不正だった事になりますですから、それを見るまで認めません!」
「や、約束が違うぞ!」
よ、余計に面倒なことになってしまった⋯!
「テストは毎月ありますからね来月、覚悟しておいてください!」
「はぁ⋯めんどくさい⋯」
そしてまた翌月ー
「ふふ⋯ついにこの時が来ました」
「⋯⋯」
「今回はテスト中ずっとあなたの動向に目を配ってましたからね不正をする隙は無かったはずです」
⋯それはそれでカンニングな気もするが
「覚悟はできてますよね?これであなたの成績が悪かったら、前回どんな不正をしていたか洗いざらい吐いてもらいます」
「か⋯⋯」
「ら⋯⋯」
⋯覚悟ができていなかったのは君の方だったみたいだな委員長?
「ま、また春風さんが1位⋯!?し、信じられない⋯⋯!」
「⋯さて、これでもうわかったろ」
「これっきり俺に絡むのはやめにー」
「ちょっと、待ちなさい!」
「ぐぇっ」
「な、何すんだよ!」
「どういうことか説明してください」
「説明って言ってもな⋯」
「春風くん」
「あ、先生」
「前回はどうしたのかと思いましたが、今回もですか」
「お、おかしいですよね、先生!?」
「ずっと赤点だった人が急にこんな」
「全部、解くようにしたんですね」
「へ?」
「まあ、はい」
「どういう心変わりがあったかは知りませんが私は嬉しいです」
「え、ちょ⋯」
「次も期待してます空欄がないことを、ね」
なんかいい感じなのでここで停めときます