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委員長は俺の天敵

二作目です

「それでは、テストを返却します」


俺の名前は春風春人(はるかぜはると)高校2年生

俺の通う高校はそこそこの進学校で、それはそれは成績優秀な人間が集まっているわけだが


「春風くん」


「っ」


「隠しても無駄チラッと見えたわよ

あなた、また赤点ギリギリじゃない」


「…勝手に人のテストを覗くな、委員長」


……残念ながら、俺本人の成績は悪い元々、この高校に来たのだって不本意だしな


「授業中もねてばっかり課題だってまともに提出している様子もない」


「それが委員長に何の関係があるんだよ」


「あるわよ!私は委員長!クラスの風紀を守る義務があります!」

「あなたの存在がクラスの平均点を下げてるのこれは由々しき事態だわ」


クラス委員長 綾瀬(あやせ)アリス

彼女のその立ち振る舞いも、実際の彼女の成績も、委員長と言う肩書きを得るに相応しい、THE 風紀の門番。そして、俺の天敵

去年までは違うクラスだったが、今年から同じクラスになって随分目をつけられるようになった


「春風君あなたのテスト用紙を見せなさい」


「な、なんでだよ」


「私はクラス委員長、どんな落ちこぼれであっても見捨てたりしません」


「滅茶苦茶失礼な言い方するね、君」


「ですから、あなたがテストでわからないところを私が教えてあげます

いい提案でしょう?」


「結構だ」


「ちょっと!どこいくの!」


「どこえでも~」


「はぁ……めんどくさいなあ」


「春風君」


「あ、先生」


「あなた今回のテスト41点でしたね」


「いやーあと1点低かったら赤点でしたね危なかったー」


「こちらとしては赤点になってほしかったんですがそうすればみっちり補習つけてあげられたのに」


「……」

それはご勘弁願いたい


「今回のテストは、前回から赤点の基準を10点上げました」


「……」


「あなたは何点を赤点にしたら、補習を受けてくれるんでしょうね?」


「…さあ」


そういう面倒なのはご免だ

なんせ俺は、勉強が大嫌いだから


先生が歩みを再開したのを見て俺も歩み始める


さて、本でも読もうかなまだ家に帰るには早いし


「あら?」


頑張るか~

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