1、日常会話にて
初心なので、上手くできてるがわかりませんが、変なところや、矛盾点などもあるかもしれませんが、大目に見て頂けば幸いです。
季節的にも春が来ていると感じられるような、暖かい風がカーテンを揺らした。
この部屋に寝ていた少年はベットにいながらも心地よい風を感じた。
「ん?まてよ・・・」気になったのは誰もが思うであろう、彼は寝ていたのだ。
窓を開けっ放しにすることはない。体調を崩してしまうからだ。
あたりを見回す、と部屋のドアが開いている。「またか…」
少年はスッと立ち上がり、部屋を出て階段を下りる。
「おい、母さん」
多少強めに呼んでみる。
「な~に~」
全く状況を読まない返事。場違いというやつだ。
「また俺の部屋入ったのか?」
母の発言を遮るように聞いてみる。
「窓開けといたわよ?」
「知っているさ、だから聞いている」
理由もなくキレる奴などいない。ましてや親に。
「全く…」困り果てる少年。
忘れていたが、少年の名は「坂崎 冬人」。
中学1年にして、そこら中どこにでもいるごく普通の中学生。
冬人は部屋へ戻り、制服に着替え、階段を下り、リビングへ朝食を食べに行く。
坂崎家では、毎日、朝食はリビングで食べることになっている。
マンガのように、パンを咥えて走り出すなどもっての外。
しっかりと食べていくのが、坂崎流である。
冬人は朝を摂取し終えると、部屋へ戻っていく。
スクールバッグを肩に下げ、リビングへまた戻る。
朝食のあとが残るテーブルの片隅に置いてある弁当をバッグへ入れ、
「いってきます。」と一言述べて家を出る。
玄関のドアを開けると、暖かい風が吹き抜ける。
「あ…窓閉めるの忘れた…」と玄関の前で考えた後
「まぁいいか」と歩き始める。冬人の周りには同学年は多いが、あまり会話をしない人たちばかりなので、ほとんどの登校が1人になる。
冬人が歩みを進めていると、後ろから声。めずらしい。
「坂崎ー」と声変わりをした後の声が後ろから聞こえた。
冬人は振り返ると、結構な速さで少年が走ってくる。
「おっす、坂崎!」
「おぅ、海村か」
海村 陸
冬人の友であり、ほとんど1人以外の場合基本は海村と共に登校する。
すると海村が「バカもアホも同じような意味なんだぜ」
冬人は無駄過ぎる……と思いながら
「へぇ…」と進行方向を直視して上の空気味に答える。
「もうチョイリアクションしてくれて…まぁいいや」
いいのか。
歩き続けているといつの間にかものすごい数の少年たちが会する
冬人の通う中学校が見えてきた。設立して、15年ぐらいだったと冬人は記憶している。
冬人と海村はまだ錆びているかいないかの瀬戸際のようなステンレスの門を横目に、すたすたと歩いていく。
「今日もまた、授業か……」
今日は、月曜日である。
次は中学校に入ろうと思います。
できれば早めにかけるといいですが、
次はいつになるかわかりません。では、また