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1話 悪夢の始まり

初投稿です

 至らない点もあると思いますが温かい目で見てくれると嬉しいです

 俺、堀北家盛は目の前で起きている事象に恐怖していた。

同級生、担任の先生、親友、皆が次々と殺されていく。

 なぜこんなことになったのか俺は考える。


 「家盛! 韓国楽しみだね」

 幼馴染で同じ中学に入った新納杏奈が声をかけてくる。

今、俺らがいるのは私立の寮制の学校だ。

 「あぁ、楽しみだな」

 声をかけられてドキッとする。

 幼馴染とはいえ普段は男子寮と女子寮という別の場所で暮らしている。

 最近話していないから、こんなに快活に話しかけられて驚いた。

 「家盛、なんか韓国楽しみじゃなさそうだよ? 話聞こっか?」

 「仕方ないだろ? スケジュールみたらよく分からない古戦場やら、城やらへんなところばっかり行くみたいだし」

「でもさ、私初めての海外だからさとっても楽しみなんだよね」

 「はいはい、そうですねー」

 話を切り上げて窓の外を見る。

 「ほんと、海と山しか見えねーな」

 家盛と杏奈の地元は鹿児島である。

 「ま、実家も似たようなものか」

 この学校に来るときに使う博多とは活気が違った。

 「えー、何その言い方? 私はこの景色好きだけどなー」

 杏奈の実家は地元じゃ少し有名で土地を多く持っている地主だ。

 そのため杏奈は自然豊かな未開発地で毎日遊んでいたからか自然が大好きだ

 「はいはい、そうですねー」

 小さい頃から口喧嘩では杏奈には勝てない。

それがわかっているからおとなしく引く。

 というか杏奈は頭が俺より全然良い。

 俺が血を吐くような受験勉強をしてようやくこの学校に入れたのに、杏奈のやつはかるーく勉強しただけで俺より良い点数とって入学した。

 それが悔しくて必死になって勉強したが3年間結局杏奈に勝てなかった。

 だから最近少し不貞腐れ気味だ。

 「ま、でもとにかく韓国楽しむ準備しておくのよ!家盛!」

 「はーい、分かりましたよ」


 ◇


          一ヶ月後


 韓国への修学旅行が始まった

 「なぁ、家盛?」

 「どうした翔太郎?」

 こいつは佐伯翔太郎俺の親友だ

 「あれが韓国かな?」

 「ん?あぁ、見えたな仁川国際空港だ」

 「すげー! 俺海外初めて来たよ!」

 お前もか!そう思いながらシートベルトを閉める。

 「家盛? 何してんだ?」

 「着陸するんだからシートベルトつけないといけないぞ」

 「お前は真面目だなー」

 そう言いながらも翔太郎もシートベルトをつける

 ちょうどその時アナウンスがあった

 「この便は、まもなく着陸いたします。 シートベルトをしっかりお閉めください」

 「だとよ、分かったな翔太郎」

 「すげーな家盛ってこうなること予知してたのか」

 「ちげーよ」

 こいつ良い奴なんだが頭が少し悪い

 「で、何処に金○恩いるんだ?」

 訂正するこいつめちゃくちゃ頭悪い


 ◇

 韓国に着いて最初に行ったのが白村江の戦いの古戦場だ

 歴史に興味がない同級生はつまらなそうにしている 

 俺もその1人である。

 「つまらいな」

 隣にいる翔太郎がそう呟く

 「我慢しろよ、こんなのがあと2日続くんだ! こんなところでへばってたら最終日まで持たないぞ」

 「確かに! 俺頑張る」

 やっぱりこいつ頭弱いな、3年間で全く進歩してないんじゃないか?

 「ちょっと、走ってくる」

 翔太郎がそう言って飛び出していく。

 「集合時間守れよー!」

 「分かったー!」

 あいつ帰って来れるかな? まぁ帰って来なかったらそのときはその時だ。

 「ねぇ、家盛?」

 背筋に悪寒が走る。

 「えーと、杏奈さん?」

 「『杏奈さん』じゃないわよ! ここ一月全然喋ってくれなかったじゃない!」

 良かった、俺が何かやらかした訳ではなさそうだ。

 こいつなんかこういう時凄みがあるからな。

 「えーと、そのなんて言うか…話しかけづらかったんだ」

 「嘘!話しかけてくるなオーラ出してたじゃん」

 確かに杏奈とは距離を置いている。

 卒業したら俺は上京する。でも杏奈は卒業したら地元に帰るらしい。

 俺は杏奈が好きだ。でもこれから離れ離れになるから離れても精神的に辛くならないように離れる練習をしている。

 「悪かったよ…」

 「もう、次はないからね!」

 「分かった」

 確かに杏奈とは距離を置きすぎていたかもしれない。少し反省する。

 「おーい! 家盛ー!」

 遠くから翔太郎の声が聞こえる。

 「どうした?! 翔太郎?!」

 遠くから翔太郎が走ってくる

 「家盛! これなんだか分かるか?」

 翔太郎が持って来たのは刀?だった。

 疑問形なのは劣化が激しくそれが刀か自信が持てなかったからだ。

 「こんなの何処で拾って来たんだ?」

 「そこら辺に落ちてたよ?」

 こんなのがそこら辺に落ちてる訳ないだろと思った。だか翔太郎は、生粋のバカだ。何言っても落ちていたしか言わないだろう。

 「なんかこの刀に惹かれるんだよな」

 「あれ? 家盛に刀剣趣味あったっけ?」

 杏奈が声を掛けてくる。

 「いや…ないぞ」

 なんだかこの刀には不思議と惹かれる。

 「はぁ…銃刀法で持って帰れないのが残念だ」

 「なら韓国いる間だけでも持ってたら良いじゃん」

 珍しく妙案を出したのは翔太郎だった

 「お前見直したよ!」

 「なんでだよ! 普段からこれくらいの案だしてるよ」

 そう言って怒る翔太郎を尻目に刀をホテルに持って帰ることに決めた。


 ◇

 韓国旅行2日目は泗川である

 ここではなんか2000人で10万人の敵を倒したとかなんとか担任が言っていた。

 「へー、そんなことがあったのね」

 そう言ってメモを取る杏奈と

 「かっけー、ロマンの塊じゃん」

 対照的な2人がちょっと面白かった。

 「はい、じゃあ集合時間まで自由時間です」

 担任が自由時間を告げる。

 その瞬間生徒たちが一瞬で消えた

 比喩ではなく本当に消えていったのだ。昨日拾った刀が光輝き始めてみんなが吸い込まれていく。

 「なんだ」

 「何が起きている」

 皆んなが大パニックだ。

 かくいう俺もパニックに陥っていた、杏奈や翔太郎も吸い込まれていく。

 最後に俺も吸い込まれてしまった


 ◇

 「おおー!!」

 近くで歓声が聞こえる。

 なんだ?野球のプレーオフか?

 ゆっくりと目を開ける。そこにあったのは同級生や担任の先生が鎧を着た人達に殺されている。

 その光景は何処か嘘っぽく同時にとてつもない恐怖に俺は襲われた。









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