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エルフの里de人体実験してみた




レビン

「見えてきたわよ、あれが、エルフの里よ」


義孝

「里って聞いたから、あまり大きくないと思ってたら…」

「結構デカい里なんだな…」


レビン

「そうね、この里みたいなのが、森の中に、6カ所在ったわ」顔が曇った。


義孝

「在った?」


レビン

「私の里を含め、3カ所は…」と言葉に詰まった。


義孝

「そうか…」「半数の…エルフがに、レビンの里の人もか…」


レビン

「さぁ…この里の長老に会いに行きましょう」


里の長老の家は、里の中心にあった。


レビン

「ここが、長老の家よ」エルフの男達が、槍を持ち入口に立っていた。

「長老は在宅?」と男達に聞く、


エルフの男

「はい、お持ちしております。」と答えた。


レビン

「そう」「義孝、入って」レビンが、呼んだ。


義孝

「あぁ…」レビンと一緒に、長老の家に入る


長老

「王女…また、勝手に出歩いて…」

「一人で、森へは、危ないですぞ」


レビン

「そうね、でも、みなに知らせると、ぞろぞろと付いてくるから、イヤなのよ」


長老

「エルフの森の中心なら、まだしも、外に近い場所では、何が起こるか分かりませぬ」

「…」少し黙り

「ところで、そのモノは、何者ですかな?」レビンに問いた。


レビン

「この人は、義孝、私の友人で、森の調査で来てもらったのよ」


長老

「人の友人…そんな事、初めて聞きましたぞ」


レビン

「誰にも言ってないもの」


長老

「…この者は、本当に、人ですかな?王女」


レビン

「人らしからぬ、力を見せつけられたから?」


長老

「知っておいでですか…」


レビン

「先ほど、里の者に襲われたからね」


長老

「王女様が…ご一緒でしたか…」

「…」「申し訳ありません」

「人の…人らしからぬ力を持った物が、侵入したと、報告がありまして」


レビン

「まぁいいわ」

「この義孝は、森の木の調査と…あと、湖の砦を、落としてくれる約束で来てもらったの」


義孝

「おぃおぃ…そんな話してなかったぞ」


レビン

「そして、私が同行者として、見届け人になるわ」

「でしょ?義孝」


義孝

「マジかよ…」


長老

「人が一人で、砦に行くなら、まだしも、同行して…王女の身に、もしもの事があれば…」


レビン

「あれば、なに?」「もう決まったの!!」

「人だけが、死ぬのは、構わないって言うの?」


長老

「そ…そうでは、」


レビン

「私は、あの悲しい、おとぎ話みたいには、したくないの!!」


長老

「…」考え込む

「義孝殿と言ったか、これまでの非礼と行い…申し訳ありません」

「このエルフの森も、数年…いや…数か月で死に絶えるでしょう」

「もし、あなたの力で…」


義孝

「あぁ、わかった、わかった!!」

「なんか、この森が、気に入ったし、縁も、ありそうだし」

「砦、ぶっ壊して、魔物倒せばいいんだろ?」


レビン

「うん!!」「義孝ー!!」と叫んで、飛びついた。

その場に居た、エルフ達は、見ない振りをしていた。


義孝

「レビン…ちょっ…待て、待て!!」「お座り!!」


レビン

「…」なぜか座った。


義孝

「明日の朝、砦へ出発するか」

「とは言ったものの、俺…一人で大丈夫か?」

「エルフが話した。魔物の説明を、思い出した。」


長老

「湖の魔物は、全身鱗の覆われた人の姿をした者と水龍です。」

「鱗に覆われた物は、陸地でも動き、里を襲いました。」

「水龍は、湖から出ませんが、辺りの水を吸収して…」

「この森の、様になります。」

「攻撃は、大水を操り、三つの里が全滅するほどです。」



義孝

「水龍って、ラスボスキャラだよ?」「はぁ…」

「腹減ったな…」


レビン

「お腹が空いたわね!!」家に飛び込んで来た。

「あの、お鍋食べるんでしょ?」「食べましょ食べましょ」


義孝

「あぁ…あの鍋な…もう無いんだ。二人で食べちゃったから」


レビン

「えぇ~、お腹空かしてきたのに~?」


義孝

「いや…レビン?おまえが、来てなかったら、もう二日は、残ってたんだぞ!!」


レビン

「そんな事、知らないも~ん」


義孝

「このエルフ…」

「まぁいい、魚は、食べられるか?」


レビン

「魚ね…まぁ食べられるけど…好きではないわね」


義孝

「贅沢言いやがって」


レビン

「でも、魚なんて無いわよ?今から捕りに行くの?」


義孝

「行かねーよ!!」「まぁ見てなって」と言いアイテム袋を取り出した。


レビン

「なに?その汚い袋」


義孝

「うるさいなー」アイテム袋に手を入れ、魚を取り出した。


レビン

「えっ?それも、アイテム袋?」「って…それ…」


義孝

「これを、焼いて喰うか?」「…ん?」「あの場所の、魚のままだ…」

「…」見る [黄色い点の魚・食すと雷の魔法が使えるようになる]

「だぁ~?」「俺の魔法…そうか、この魚を食べて、魔法が使えるように」

「色々の魚を食べたから…色々な魔法が使えるようにか…」

「レビン…が、この魚食べても、大丈夫…大丈夫だよな…」


レビン

「さっきから、魚を見つめて、何ブツブツ言ってんのよ」

「お腹が空いたから、魚でいいから、なにか作ってよー」


義孝

「このエルフ…」魚に、塩を付け焼いた。


レビン

「ただの塩焼き?まぁいいわ」


義孝

「このエルフめ…」魚が焼きあがり、半身を皿に置き、レビンに渡した。


レビン

「ぱくっ」一口食べた、「う~んまっ!!」「なに、魚って、こんなに美味しいの?」

「ぱくぱくっ」あっという間、魚を食べた。

「あぁ~美味しかった。」


義孝

「…」見る [エルフ・王女 使える魔法=治癒・雷属性]

「レビンって、魔法は、使えるのか?」


レビン

「なんで?」


義孝

「エルフは、魔法が使えるって言ってたから」


レビン

「そうね…傷を治す程度の魔法だけね」


義孝

「傷を治すだけの魔法か…」


レビン

「それだけよ!!ダメかしら?」ぷんすかぷん、怒って出て行った。


義孝

「とんだ…王女さまだな…」

「レビン…雷属性の魔法が使えるのに気が付てないのか」

「やっぱり、あの場所の魚を食べると…魔法が使えるようになるのか…」





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